ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4930992
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

水剣山

2022年11月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:27
距離
5.9km
登り
761m
下り
746m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:17
休憩
0:39
合計
4:56
距離 5.9km 登り 770m 下り 763m
8:12
150
スタート地点
10:42
11:21
107
13:08
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大谷登山口駐車場
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道
その他周辺情報 伊沢の里(温泉・食堂)
駐車場を後に林道を行く。
2022年11月19日 08:12撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 8:12
駐車場を後に林道を行く。
尾根に向かう途中、ジグザグに岩屑の道を登っていくとこんな洞があった。人一人入れそう。
2022年11月19日 08:38撮影 by  iPhone XR, Apple
1
11/19 8:38
尾根に向かう途中、ジグザグに岩屑の道を登っていくとこんな洞があった。人一人入れそう。
周囲はヒノキ植林と雑木林が入り混じる。
2022年11月19日 08:48撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 8:48
周囲はヒノキ植林と雑木林が入り混じる。
正面に長水山を見る。
2022年11月19日 09:03撮影 by  iPhone XR, Apple
1
11/19 9:03
正面に長水山を見る。
2022年11月19日 09:03撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:03
2022年11月19日 09:03撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:03
2022年11月19日 09:04撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:04
大岩からの眺望を満喫する。kinuasaの背の向こうに長水山が見えている。
2022年11月19日 09:06撮影 by  iPhone XR, Apple
1
11/19 9:06
大岩からの眺望を満喫する。kinuasaの背の向こうに長水山が見えている。
四脚を違った長さに誂えた鉄塔。
2022年11月19日 09:10撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:10
四脚を違った長さに誂えた鉄塔。
七本カシ、と看板のつけられた木。確かに一つの根から七本の幹が伸び出ている。
2022年11月19日 09:18撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:18
七本カシ、と看板のつけられた木。確かに一つの根から七本の幹が伸び出ている。
雷が落ちたのか。
2022年11月19日 09:44撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:44
雷が落ちたのか。
水剣槍からの眺望
2022年11月19日 09:52撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:52
水剣槍からの眺望
2022年11月19日 09:55撮影 by  iPhone XR, Apple
1
11/19 9:55
水剣山の山頂を臨む。
2022年11月19日 09:58撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 9:58
水剣山の山頂を臨む。
樹林と露地とを抜けて進む。周囲にはモミノキ、ツガ、カヤなどの大木が目立つようになる。
2022年11月19日 10:09撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 10:09
樹林と露地とを抜けて進む。周囲にはモミノキ、ツガ、カヤなどの大木が目立つようになる。
下りに使う西尾根だろう。
2022年11月19日 10:10撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 10:10
下りに使う西尾根だろう。
岩の目立つ稜線。
2022年11月19日 10:13撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 10:13
岩の目立つ稜線。
北東ピーク。
2022年11月19日 10:39撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 10:39
北東ピーク。
三角点から南の眺望。
2022年11月19日 10:43撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 10:43
三角点から南の眺望。
宍粟50名山の標柱のある蔦沢三角点。
2022年11月19日 10:43撮影 by  iPhone XR, Apple
1
11/19 10:43
宍粟50名山の標柱のある蔦沢三角点。
北西ピーク。
2022年11月19日 11:13撮影 by  iPhone XR, Apple
11/19 11:13
北西ピーク。
屏風岩。
2022年11月19日 11:52撮影 by  iPhone XR, Apple
1
11/19 11:52
屏風岩。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

はからずも「宍粟50名山」も余すところ4座となった。こうなるとはやいところ完登を果たそうとする心理が働くものだ。その4座の中で、一番気になる存在は水剣山である。この山の名を初めて見たのは、実は清酒のラベル。播州一献で知られる地元山崎の酒蔵、山陽盃酒造が、ご当地ブランドで作った酒の名前に「水剣山」があった。もう一つ、「長水山」という酒もあり、この山も宍粟50名山である。長水城という秀吉に攻められて落城した山城があった山。この二つが、宍粟で特にポピュラーな山なんだなと、宍粟初心者だった頃、記憶に刻んだのだった。その後、深山と黒尾山(ともに宍粟50名山)をハシゴして登った時、深山山頂で出会った二人連れの登山者から、水剣山は登ったか? 大変やったで! と聞かされて、ますます興味が湧いた。しかし、宍粟50名山のウェブサイトに、森林作業のため入山を自粛してほしいと、ずーっと書かれていたため、今の今まで手付かずで残ってしまったのだった。しかも宍粟の山は鳥取、岡山との県境の山々を除いて夏場はヤマビルが多いので、登る時期が限られる。実際、この水剣山もヤマビル被害については横綱級なのである。asakinuは宍粟の母栖山でヤマビルに食いつかれ、kinuasaは鈴鹿の山でやられているので、この点は慎重にならざるを得ない。web検索の結果、今月第一週に地元の小学校の校長先生が登った時の記録にヤマビルの言及があることを見つけた。この時期、ヤマビルはいないはずなので登ってみた、とあり、実際、「無傷」で下山を果たしておられた。というわけで、今日、満を持しての水剣山登行となった。
宍粟の山と言ってもたいてい北の果てまで入り込むので、水剣山登山口の大谷の近いこと近いこと、中国道山崎ICを降りてあっという間に登り口に到達した。
駐車場の先、最初はセメント舗装の林道を進む。まず左に西尾根ルート登山口を分け、わずか先で右に東尾根ルートの入口表示がある。岩屑の多い植林の急斜面を強引に登っている。ところどころに化成品の階段が土砂に埋もれながら存在しているので、どうやら巡視路として維持されてきた道らしい。2度ほどブル道を横切り、交錯する獣道をかわして登っていくと尾根に乗る。ここからは尾根を絡みながら進む。「火の用心」看板を見て、巡視路であると確信する。尾根筋からはところどころで東の展望が開け、特徴ある形をした長水山を見下ろして進む。尾根の西側は終始、手入れのあまりよくないヒノキの植林が続いている。東側は雑木林で、常緑広葉樹にクヌギ、アベマキ、コナラなどの落葉樹が混ずる。途中に大岩のせり出しがあって、ここからの眺望は特に良い。その先直ぐに高圧線鉄塔が立っている。鉄塔の四脚の長さを全て違えて斜面に据え付けた鉄塔というのは珍しい。平らに整地するのが困難だったということであろう。傾斜が緩んだ尾根をさらに進むと今度は反射板の立つ見晴らしの良い場所に出る。その一角に「水剣槍」の山名板を見る。槍という割には尖っていない感じだ。水剣槍までは冷たい風が吹き抜けていたが、ここから先は一転、風の当たらない尾根に変わる。この辺りでは次第にミズナラの落葉が目立つようになってくる。一旦下りとなり、最低鞍部に達すると、水剣山の3ピークに向けての急登となる。登り切ったところでわずかに右に進むと北東ピークだが、展望のないパッとしないところである。すぐに分岐に戻り、蔦沢三角点に向かう。
三等三角点の埋設されたこのピークに宍粟50名山の水剣山標柱が建っている。南側に広々と眺望が開け、陽がさんさんと射して気分のいいところだが、西日本にありがちな白い霞によって鮮明さは損なわれてしまっている。この山頂で昼食をとっていると、女性の単独行者が同じルートで登ってきて、西尾根へと下って行った。我々はまず北西ピークを往復する。北西ピークへは、北の尾根から登った記録や西の明延からの尾根を登った記録もあるが、確かにいずれも使えそうな尾根だ。踵を返し三角点に戻って、西尾根ルートへと向かう。途中、屏風岩と呼ばれる大岩からの眺望を楽しむ。ただ、屏風というには迫力に欠く岩である。この先のピークを登り返せば、あとは下り一辺倒となる。やがて大きくジグザグに切られた道を下るようになるが、急斜面上のトラバースは滑落注意である。ホオノキの大きな葉が多数、道を覆っている。下りきって沢を渡渉し林道の登り口に出た。渡渉のついでに汲んで帰った沢水で作った焼酎のお湯割りは、意外にまろやかな味わいとなり、心地よく疲れた体に染み渡るのだった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:156人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 近畿 [日帰り]
水剣山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら