【妙義】西大星西稜-西大星-赤岩-北烏帽子沢左岸稜

- GPS
- 09:20
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 1,717m
- 下り
- 1,727m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
入山川の渡渉:地理院地図に記載の橋は現存しない。飛び石での渡渉が数か所で可能だが、石が滑りやすいので失敗リスクが高い。 西大星西稜[北烏帽子沢右岸稜]:等高線が混んでいる割には登りやすい。ロープを使った箇所は2か所。 北烏帽子沢左岸稜[烏帽子岩北北西稜]:700m辺りまでは岩峰が多く下りにくい。5回程度懸垂下降。実際には巻けるところも多いと思う。 |
| その他周辺情報 | 【地名】(2025.11.4追記) ○「西大星」があるのに「東大星」はないのか 国会図書館デジタルコレクションで文献を確認すると、以下の通りであった。 ・「上野国郡村誌 10 (碓氷郡)」(群馬県,1984)(明治時代に編纂されたものの再発行)では、西大星山は高さ250丈の山、東大星山は高さ200丈の山で、別の山として書かれている。 ・「東京附近山の旅 : 日程と費用」(朋文堂,1934)の概念図では、東大星は西大星のすぐ東に書かれている。 ・「山・谷・高原 (登山地図帳)」(山と溪谷社,1958)では、東大星と西大星は「見る方面によって区別された名称であって、同じ峰頭を指している」とある。 以上を考慮すると、確実なことは分からないが、現在「西大星北稜P5」と呼ばれている岩峰(約972m)が東大星だったのかもしれない。 |
写真
装備
| 備考 | 50mロープ1本と50m細引きを持参。一応両方使った。 |
|---|
感想
【計画の経緯】
昨年、北稜から西大星を目指したが、途中で遊びすぎて不達となった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3747383.html
今年こそは頂上まで行こうと思っていたが、頂上に至る数あるルートの中でも、西稜は記録が見つからないことに気づき、狙ってみることにした。
下降も記録の見当たらない尾根を下って北烏帽子沢を周回する計画とした。
【山行】
○西大星まで
地理院地図記載の橋があるかと思って探したが、見つからない。仕方がないので渡渉を試みるも、適所がなく、結構下ったところで漸く見つけ、つるつるの岩を何とか無事に渡ったが、dsuzukiは片足を濡らしていた。
尾根に取りつくと早速急登だが、難所はなく、どんどん進んでいく。露岩が少し現われても大したことは無くて、早くも山頂が近づいてくる。順調で嬉しいやら、簡単すぎて残念やら。
漸くちょっとした岩場が出てきて、一応ロープを出してtamoshimaリード。脆くて不安だが簡単で、あっけない。山頂は目前というところでまた岩が出てきて、出だしが立っているし簡単に巻けそうなので巻こうかと思ったが、dsuzukiの希望で直登。おかげで良いルートで前衛峰の頂上に立てた。
前衛峰を歩いて下って少し登ると、もう本峰。昨年至らなかったピークにこんなに簡単に立てるとは。しばし堪能してから懸垂下降で下り、赤岩方面へ。
○稜線
赤岩のピークも、その格好良い岩の見た目から、一度は登ってみたいと思っていたが、いざ目指してみると、凡庸な登りである。難所もなくピークに立ててしまい、どうやら、登る山ではなく眺める山のようである。
登山道へ直接下る途中で、2回懸垂下降。この懸垂下降が赤岩で一番映える部分かもしれないが、星穴岳の懸垂下降にはスケールも内容も及ばず、人気がないのもうなずける。程よい立木がありありがたい。
烏帽子岩を登っている時間はないので、烏帽子岩は巻いて下りの尾根へ。
○北烏帽子沢左岸稜下降
北烏帽子沢左岸稜は、露岩が多いことが遠望から分かっていたので警戒していたが、案の定下りにくい。これといった凄い岩峰はないのでなんだが見栄えがしない割に、スムーズには下れないのでなんだか微妙である。結局4回くらい懸垂下降をして、漸く平穏な尾根となる。
平穏な尾根となれば速いもので、どんどん下ってまた入山川に至るが、またしても渡渉しなければならない。行きが面倒だったので帰りは違う場所を選んだが、これが失敗でtamoshimaは両足水没。dsuzukiも片足水没して、残念な感じで車に戻った。
【総評】
・西大星西稜は、割と楽に西大星山頂に至れる尾根として利用価値があると思うが、全体的な面白さでは北稜の方に軍配が上がると思う。
・赤岩は、見た目の立派さの割に登っても面白くはない。
・北烏帽子沢左岸稜は、妙義らしい悪さを持つ尾根。登りであれば直登できるところもあり、多少は楽しめるかもしれない。
・いずれにせよ、入山川の渡渉がネック。長靴があれば問題ない。
【感想】
意外とあっけなかったが、前から気になっていた西大星に、未知の尾根から登れて良かった。内容は薄めだったものの、未知尾根を繋げる周回ができて満足。
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