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Yamareco

記録ID: 478279
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

静寂な眺望 霞沢岳(大正池〜徳本峠)

2014年07月12日(土) 〜 2014年07月14日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
30.5km
登り
2,011m
下り
1,992m

コースタイム

12日
6:40大正池−8:13河童橋−9:15明神池−11:12水場−11:48徳本峠

13日
4:33徳本峠− 5:11ジャンクションピーク−5:40池−6:56K1ピーク−7:19K2ピーク−
7:36霞沢岳(30分休憩)−10:05ジャンクションピーク−10:45徳本峠

14日
6:42徳本峠−8:08明神−9:15上高地

天候 12日: 快晴 

13日: 曇りのち雨・・・

14日: 雨・・・
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】
 00:40八王子駅−04:32松本駅
  (JR快速ムーンライト信州81号 指定席520円 乗車券3,348円)

 04:45松本駅−05:09新島々駅

 05:20新島々バスターミナル−06:20大正池

 (松本〜上高地 鉄道&バスセット 大人往復4,400円 7日間有効)

【復路】
 10:05上高地−11:10新島々駅−11:55松本駅

 13:02松本駅−15:03八王子駅 (JR特急スーパーあずさ 特急券2,160円 乗車券3,348円)

 アルピコ交通 松本電鉄上高地線HP↓
 http://www.alpico.co.jp/access/rail/

コース状況/
危険箇所等
■大正池-徳本峠
 ルートは明瞭、整備が行き届いており、特記すべき事項はありません。

■徳本峠-霞沢岳
 ジャンクションピークの樹林帯を高低差十分に登り返します。
 雨上がりの朝なので、行程の半分は泥濘でした・・・スリップ注意
 道幅狭く、路肩が大きく切れ落ちている箇所や、
 K1ピーク直下のルンゼ状の急登に浮石が多く注意

 雨上がりのせいか、虫の大発生で襲撃が・・・  虫よけ必須


■徳本峠小屋
 一泊二食付9000円
 旧館は国の有形文化財にも指定されている老舗の小屋
 小さな小屋ですが…清潔感があり快適
 宿泊は予約制  徳本峠小屋HP↓
 http://www.geocities.jp/tokugogoya/

八王子駅からのムーンライト信州81号
八王子駅からのムーンライト信州81号
座席はこんな感じ
18きっぷ解禁前からか以外と空いてました。
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座席はこんな感じ
18きっぷ解禁前からか以外と空いてました。
電車とバスを乗り継ぎながら上高地へ・・・ラッピング電車でした。
2014年07月12日 04:35撮影 by  DSC-W320, SONY
7/12 4:35
電車とバスを乗り継ぎながら上高地へ・・・ラッピング電車でした。
大正池で下車
池に焼岳がよく映ってますねぇ
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大正池で下車
池に焼岳がよく映ってますねぇ
大正池と穂高の峰々・・・晴れは久々です
2014年07月12日 06:44撮影 by  DSC-W320, SONY
7/12 6:44
大正池と穂高の峰々・・・晴れは久々です
いつの間にか夏山の季節になってましたねぇ
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いつの間にか夏山の季節になってましたねぇ
田代池からの風景
霞沢岳はあのピーク?
田代池からの風景
霞沢岳はあのピーク?
急ぐ旅でもないので・・・明神まで自然探勝路でゆっくり朝の散歩です。
急ぐ旅でもないので・・・明神まで自然探勝路でゆっくり朝の散歩です。
爽やかな風・・・
吹き渡る風が気持ちいい・・・
2014年07月12日 08:14撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 8:14
爽やかな風・・・
吹き渡る風が気持ちいい・・・
橋の上からの穂高の峰々
2014年07月12日 08:17撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 8:17
橋の上からの穂高の峰々
振り返ると焼岳と梓川
何とも言えない爽快感
振り返ると焼岳と梓川
何とも言えない爽快感
明神岳の岩峰
2014年07月12日 08:53撮影 by  DSC-W320, SONY
7/12 8:53
明神岳の岩峰
嘉門次小屋
いつか泊まってみたいですねぇ。
2014年07月12日 09:15撮影 by  DSC-W320, SONY
7/12 9:15
嘉門次小屋
いつか泊まってみたいですねぇ。
ヤナギの綿毛が雪のように舞っていました。
2014年07月12日 09:07撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 9:07
ヤナギの綿毛が雪のように舞っていました。
明神の少し先に徳本峠への分岐
2014年07月12日 09:40撮影 by  DSC-W320, SONY
7/12 9:40
明神の少し先に徳本峠への分岐
沢沿いの林の中をどこどこ・・・かつては・・・
沢沿いの林の中をどこどこ・・・かつては・・・
文豪や・・・牛も越えた由緒ある古道です
文豪や・・・牛も越えた由緒ある古道です
明神から1時間余りで最後の水場
ここからはもう一息
2014年07月12日 11:12撮影 by  DSC-W320, SONY
7/12 11:12
明神から1時間余りで最後の水場
ここからはもう一息
振り返ると穂高が・・・
振り返ると穂高が・・・
徳本峠に到着

ずっと「とくもと峠」かと思ってたけど「とくごう峠」なんですね・・・
2014年07月12日 11:49撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 11:49
徳本峠に到着

ずっと「とくもと峠」かと思ってたけど「とくごう峠」なんですね・・・
小屋から45歩の展望台へ
小屋から45歩の展望台へ
この角度から見る穂高は初めて
W・ウェストンも涙した風景だとか・・・
2014年07月12日 12:28撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 12:28
この角度から見る穂高は初めて
W・ウェストンも涙した風景だとか・・・
散歩ながらでスタジオ・ジャンクションへ
散歩ながらでスタジオ・ジャンクションへ
一番高く見えるのは前穂
奥に奥穂、ジャンダルムが見えます
2014年07月12日 13:23撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 13:23
一番高く見えるのは前穂
奥に奥穂、ジャンダルムが見えます
徳本峠小屋に戻ってきました。
手前は旧館、奥は新館の建物
旧館は文化財にも指定されています。
徳本峠小屋に戻ってきました。
手前は旧館、奥は新館の建物
旧館は文化財にも指定されています。
4年前に改築した新館の中はこんな感じ
すごくきれい

2014年07月13日 17:03撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/13 17:03
4年前に改築した新館の中はこんな感じ
すごくきれい

この日はコンサート(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の演奏がありました。
2014年07月12日 16:06撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 16:06
この日はコンサート(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の演奏がありました。
ランプの灯りの下・・・
ヴィオラの音色が山小屋に静かに響き渡ります。
2014年07月12日 16:16撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 16:16
ランプの灯りの下・・・
ヴィオラの音色が山小屋に静かに響き渡ります。
夕食は揚げたてのとんかつ
山菜おこわのご飯が美味しい。
2014年07月12日 17:52撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/12 17:52
夕食は揚げたてのとんかつ
山菜おこわのご飯が美味しい。
テン場からの夕日・・・
明日は晴れるかなぁ
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テン場からの夕日・・・
明日は晴れるかなぁ
昼前に天気が崩れる予報だったので、日の出前に小屋を出て霞沢岳へ・・・
2014年07月13日 04:32撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 4:32
昼前に天気が崩れる予報だったので、日の出前に小屋を出て霞沢岳へ・・・
池か?沼か?道は大部分こんな感じの樹林の中
小刻みなアップダウンと泥濘がきつい・・・
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池か?沼か?道は大部分こんな感じの樹林の中
小刻みなアップダウンと泥濘がきつい・・・
乗鞍岳と御嶽山
曇りでしたが展望はよかったです。
2014年07月13日 05:23撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 5:23
乗鞍岳と御嶽山
曇りでしたが展望はよかったです。
登山道にはシナノキンバイや
2014年07月13日 06:14撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 6:14
登山道にはシナノキンバイや
ハクサンチドリに
2012年07月16日 09:35撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/16 9:35
ハクサンチドリに
キヌガサソウが咲いてました。
2014年07月13日 06:42撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 6:42
キヌガサソウが咲いてました。
樹林帯を過ぎると傾斜が急の道にハァハァ…
穂高の向きも変わってきました。
2014年07月13日 06:42撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 6:42
樹林帯を過ぎると傾斜が急の道にハァハァ…
穂高の向きも変わってきました。
喘ぎながら登ってやっとK1ピーク
2014年07月13日 06:56撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 6:56
喘ぎながら登ってやっとK1ピーク
K1ピークからの展望
何ら遮るものものもなく・・・
2014年07月13日 07:19撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/13 7:19
K1ピークからの展望
何ら遮るものものもなく・・・
しばし遥かな穂高連峰を見入ってしまう。
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しばし遥かな穂高連峰を見入ってしまう。
K2と霞沢岳へと向かいます
展望に優れた尾根歩き
K2と霞沢岳へと向かいます
展望に優れた尾根歩き
穂高、左奥に笠ヶ岳
2014年07月13日 07:36撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/13 7:36
穂高、左奥に笠ヶ岳
岩だらけのドームの焼岳・・・遠くに白山も見えました。
2014年07月13日 07:37撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 7:37
岩だらけのドームの焼岳・・・遠くに白山も見えました。
ハイマツに覆われた霞沢岳山頂 
ついた〜遠かった〜(汗)
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ハイマツに覆われた霞沢岳山頂 
ついた〜遠かった〜(汗)
霞沢岳の山頂からの眺め 
2014年07月13日 07:36撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/13 7:36
霞沢岳の山頂からの眺め 
穂高連峰の圧倒的な雄姿
2014年07月13日 07:19撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/13 7:19
穂高連峰の圧倒的な雄姿
本日のおやつ・・・やはり夏の山で食べるゼーリーは最高のご褒美ですね
本日のおやつ・・・やはり夏の山で食べるゼーリーは最高のご褒美ですね
岳沢を囲む前穂に奥穂・・・この景色が見れて大満足
1
岳沢を囲む前穂に奥穂・・・この景色が見れて大満足
K1ピークに戻ってきたころから本格的な雨に・・・
K1ピークに戻ってきたころから本格的な雨に・・・
雨の中を我慢の登山・・・
泥濘がひどく滑ってぐじゃぐじゃ・・・
雨の中を我慢の登山・・・
泥濘がひどく滑ってぐじゃぐじゃ・・・
ずぶ濡れ&泥んこになりながら徳本峠に戻ってきました。
2014年07月13日 10:45撮影 by  DSC-W320, SONY
7/13 10:45
ずぶ濡れ&泥んこになりながら徳本峠に戻ってきました。
山頂で食べれなかったお弁当を小屋で・・・やっと一息・・・
2014年07月13日 11:02撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/13 11:02
山頂で食べれなかったお弁当を小屋で・・・やっと一息・・・
連泊して島々谷に下山する予定なので、この日も午後は小屋でのんびり・・・
2014年07月12日 15:03撮影 by  DSC-W320, SONY
7/12 15:03
連泊して島々谷に下山する予定なので、この日も午後は小屋でのんびり・・・
二日目の夕食はサバのみそ焼き
山小屋とは思えない手作り感の料理
2014年07月13日 17:40撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/13 17:40
二日目の夕食はサバのみそ焼き
山小屋とは思えない手作り感の料理
まさかの無情の雨・・・絞るように降ってます・・・
まさかの無情の雨・・・絞るように降ってます・・・
小屋番さんに見送られながらの出発
二日間お世話になりました。
2014年07月14日 06:42撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/14 6:42
小屋番さんに見送られながらの出発
二日間お世話になりました。
雨の中・・・上高地に下ります
雨の中・・・上高地に下ります
明神館
2014年07月14日 08:03撮影 by  DSC-W320, SONY
7/14 8:03
明神館
雨で何も見えない河童橋・・・
2014年07月14日 09:10撮影 by  DSC-W320, SONY
7/14 9:10
雨で何も見えない河童橋・・・
島々の徳本峠越えルートはまたリベンジですね・・・梅雨の晴れ間のいいお山になりました。
2014年07月14日 11:31撮影 by  DSC-W320, SONY
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7/14 11:31
島々の徳本峠越えルートはまたリベンジですね・・・梅雨の晴れ間のいいお山になりました。
撮影機器:

感想

今年初の北アルプスは不遇の名峰、霞沢岳へ。
上高地という超メジャーな場所にありながら、穂高連峰の影に隠れて知名度が低く登る人も少ないという。

東京都写真美術館の「槍と黒部」で写真と当時の徳本峠越えの映像を見て
「むむ!!これはぜひ行かねばぁ!!」と思っていました。

二日前までの台風の影響か・・・上高地でも人影が少なく(コースは問題無し)
ゆっくりと明神まで散策しながら徳本峠へ

徳本峠越え・・・かつては牛も越えたという由緒ある古道
昔の牛は健脚だったんだなぁ・・・と思っているうちに峠へ

徳本峠小屋はアットホームな感じの小さな小屋
この日はミニコンサートでヴィオラ・ダ・ガンバという古楽器の演奏
初めて聞く楽器でしたが、小屋の中で奏でる音色が幻想的でした。

4時半に小屋を出発
小屋の宿泊者の8割が3〜4時に出てて少し出遅れました。
樹林帯の泥濘とアップダウンの連続で、地図上の距離に比べ登りがいのある山でした。

K1ピークからの・・・屏風を広げたような穂高の眺望は忘れがたいものとなりました。

翌日は徳本峠から島々谷へ下る予定でしたが・・・雨がひどくて断念
念願の徳本峠越えはまたのリベンジですね。

霞沢岳・・・予想以上にハードな山でしたが

山頂から迫りくる穂高連峰の眺めなど
静寂な魅力に富んだ・・・想像以上に素敵な山でした。

梅雨の晴れ間のいいお山でした。

今回の反省:虫よけ対策はしっかりしましょう。



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