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Yamareco

記録ID: 4777358
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

晩秋の蓼科山

2016年11月05日(土) [日帰り]
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わさかじ その他1人
GPS
--:--
距離
6.0km
登り
819m
下り
819m

コースタイム

日帰り
山行
5:03
休憩
0:00
合計
5:03
8:40
0:00
5
8:45
0:00
45
11:13
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
笹原が消え岩ごろ道になると、後はずーっとこんな感じです。コレがなかなかの急登で侮れない。
笹原が消え岩ごろ道になると、後はずーっとこんな感じです。コレがなかなかの急登で侮れない。
7:16標高約2110m地点。四等三角点がありました。ここから先、八ヶ岳っぽい針葉樹と苔の道が続きました。
7:16標高約2110m地点。四等三角点がありました。ここから先、八ヶ岳っぽい針葉樹と苔の道が続きました。
例によって苔の魅力に捉まり、全然足が進まなくなりました。
例によって苔の魅力に捉まり、全然足が進まなくなりました。
足元には氷がはっていました。
足元には氷がはっていました。
立ち枯れ地帯です。白と緑と青の世界ですね。
立ち枯れ地帯です。白と緑と青の世界ですね。
標高を上げると霧氷がついてきました。
標高を上げると霧氷がついてきました。
霧氷の魅力に捉まり、ここでも足が止まります。風が吹くたび、霧氷の欠片がバサバサと降ってきました。
霧氷の魅力に捉まり、ここでも足が止まります。風が吹くたび、霧氷の欠片がバサバサと降ってきました。
蓼科山頂ヒュッテです。後で寄ることにします。
蓼科山頂ヒュッテです。後で寄ることにします。
蓼科山頂到着!
広ーーい山頂部。
広ーーい山頂部。
足元には高山植物に付いた霧氷が白い花のようでした。
足元には高山植物に付いた霧氷が白い花のようでした。
こっちはネコヤナギみたい。
こっちはネコヤナギみたい。
北アルプス側にある、山座同定盤らしき円柱の所まで行ってみたら、山座同定盤じゃなかった・・・。
北アルプス側にある、山座同定盤らしき円柱の所まで行ってみたら、山座同定盤じゃなかった・・・。
ほんのり槍ヶ岳。
ほんのり槍ヶ岳。
山頂部の真ん中にある蓼科神社。ここだけ局地的に冬景色。
山頂部の真ん中にある蓼科神社。ここだけ局地的に冬景色。
蓼科山頂ヒュッテに寄ってみました。
蓼科山頂ヒュッテに寄ってみました。
群馬方面の山々。
群馬方面の山々。
帰りも植物を眺めながら戻りました。
帰りも植物を眺めながら戻りました。

感想

晴天に恵まれた土曜日は、八ヶ岳連峰の蓼科山へ行ってきました〜。

各地の初冠雪がニュースで取り上げられるこの時期、標高の高い蓼科山は登山道も凍りツルンツルンかもしれない・・と用心していたのですが、訪問日はラッキーな事に普通の夏道に少しばかりの霜や霧氷が見られる程度。滑り止めも必要ない状態で、晴天の大展望をタップリと楽しむ事ができました。初めての蓼科山は大・満・足!

蓼科山への登山口は幾つかあり短時間で山頂へ到着できるコースも多く、今回はその中のひとつ「すずらん峠」から歩いてみる事にしました。すずらん峠の駐車場は朝6時頃の到着でまだガラガラ。「初冬だし、もう2500mの山に登る人は少ないのかなぁー」なんて思っていたら・・・帰りはしっかり満車になっていました。さすが八ヶ岳&百名山ブランド。駐車場にはバイオトイレ(ペーパーあり)も設置され、とても良いです。

6:10準備を整え出発!登山口は駐車場を出て車道をほんの少し歩いた「女乃神茶屋」の向かいにありました。

この時の気温は0.5℃。気温は低いですが、無風の中を歩いているので寒くなく、真夏の熱帯地獄に比べたら天国みたいです。着ていたソフトシェルはすぐに脱いでしまいました。この季節は天敵のヤツ(ブヨ)もいないので最高だ〜。

7:16標高約2110m地点。四等三角点がありました。ここから先、八ヶ岳っぽい針葉樹と苔の道が続きます。例によって苔の魅力に捉まり、全然足が進まなくなりました。

8:40蓼科山頂ヒュッテに到着。11月3日で営業終了、そして今日が小屋閉めだそうです。スタッフのお兄ちゃんが「さぁ帰ろう〜帰ろう〜」なんて言いながら楽しそうに後片付けをしてましたよ。

8:45蓼科山頂到着!目の前には八ヶ岳と南アルプス。そして北アルプスの連なり。ぐるっと360℃見渡す限りの大展望です。足元には高山植物に付いた霧氷が、まるで白い花のようでした。

山頂はとにかく広ーーーいのですが、全体が大きな石ごろに覆われています。全体がすり鉢状になっていて、おそらくは噴火口だったんだなぁーと想像。

せっかくなので北アルプス側にある、山座同定盤らしき円柱の所まで行ってみる事にしました。ところが、行ってみると山座同定盤ではなく、石の乗った謎の円柱のみ。しかも、この台の上が風の通り道になっているらしく局地的な強風で寒い寒い。

すっかり寒くなったので、近くの日当たりのいい場所に腰掛けて、山々の眺望を楽しみつつオニギリ休憩しました。カップ麺用にバーナーも持って来たんですがお湯を沸かすのが面倒くさくて冷たい水を飲みつつのオニギリです。この時の気温は6℃。初冬の2500mにしてはポッカポカです。

オニギリの後は、山頂の真ん中にある蓼科神社へ行ってみました。ここだけ何故か寒々とした様相になっていました。

蓼科山頂ヒュッテへも寄ってみました。小屋閉めはほぼ完了したした様子で、下山前の打ち上げをしているのか中から賑やかな声が聞こえています。

そんな小屋の前に遠くの山々を眺める一人のおじさんが佇んでいたので「トイレ使えますか?」と聞くと「本当は200円だけど100円でいいよ」と。トイレは山小屋らしく簡素な造りですが清潔感がありトイレットペーパーも置かれていました。ちなみにトイレは「今日(11月5日)まで使える」との事。

トイレを済ませると先ほどのおじさんが、遠くの山々を見つめながら「日光や尾瀬・・今日はここから見える山のほとんどが見える」と言い「私はね、あっち(日光)の山のひとつひとつには詳しくないんだけれど・・」と言いながら山の名前をいろいろ教えてくれました。ギザギザが特徴の両神山、群馬のテーブルマウンテン荒船山。そして、お向かいさんの浅間連山。

おじさんに「山バッチは買えますか?」と聞くと、荷詰めした箱をいろいろ探してくれましたが見つからず。よーし、夏になったら山バッチを買いに、また蓼科山に登ろう。

9:45山頂からの大展望をたっぷり満喫したので帰ります。あぁ名残惜しいなぁ。本当に良い日に来られました。帰りも景色を眺めたり、写真を撮ったりで、やっぱりなかなか足が進みません。

行きで凍っていた氷や霜柱が融けて一部ドロ道になっていましたが、全体的には乾いた歩きやすい道でした。このコース一番の難所は、ゴロ石地帯を過ぎてからの落ち葉の積もった箇所ですかね。落ち葉に埋もれた登山道の様子が全然わからず、コロコロ石に足を乗っけてしまい、何度かコケそうになりました。こういう道は積雪があった方が歩きやすいのかも。

登山口近くまで戻って来ると、行きでは薄暗くてわからなかったのですが、黄色に染まったカラ松林がとても綺麗でした。

11:13登山口まで戻って来ました。駐車場は満車です。さすが百名山ブランド、全国各地のナンバーが並びます。すずらん峠周辺は紅葉が綺麗でした。帰りは春日温泉でひとっ風呂。山歩きの後の温泉は相変わらず気持ちよかったなぁー。

初めて歩いた蓼科山。短い距離の中で、カラ松林、苔の森、立ち枯れ帯、森林限界と次々変化する登山道は飽きる事がありませんでした。なにより歩く距離がそれほど長くない割りに得られる大展望は凄かった!お得感たっぷりの蓼科山でした。

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無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
女乃神茶屋登山口から蓼科山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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