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Yamareco

記録ID: 477575
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳縦走(小淵沢→編笠山→赤岳→東天狗→稲子湯)

2014年07月12日(土) 〜 2014年07月13日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
28.2km
登り
3,046m
下り
2,407m

コースタイム

1日目(7/12土)
7:25-7:35 小淵沢駅
8:27 火の見櫓
9:36-9:43 観音平
10:23-10:30 雲海展望台
11:03-11:09 押手川
12:20-12:42 編笠山
13:06-13:13 青年小屋
14:34-15:00 権現岳分岐、権現岳
16:07 キレット小屋

2日目(7/13日)
5:08 キレット小屋
6:48-7:23 赤岳、赤岳頂上山荘
7:51 赤岳展望荘
8:41 三叉峰
8:54-9:00 奥ノ院
9:55-10:16 硫黄岳
10:45-10:58 夏沢峠
11:23 箕冠山
12:06-12:40 東天狗岳
13:22 中山峠
14:11 みどり池
15:25 稲子湯温泉

天候 7/12(土)晴れ
7/13(日)曇り後雨
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
小淵沢駅から編笠山登山口の観音平までの公共交通機関はありません。
稲子湯温泉から小海線小海駅まで小海町営バスが1日4〜5本あります。(ただし冬季運休)
コース状況/
危険箇所等
どのコースもよく整備されていますが、場所柄ガレ場が多いです。
雨の時はよく滑ります。

編笠山の前後ではアブが多く、立ち止まると人目掛けてアブが集ってきます。
ただ、下の方ではトンボが出始めていたので、思ったより数は少なかったです。
2日目は雨という天候のせいか、その姿自体見ることはありませんでした。

立ち寄り湯は稲子湯温泉。日帰り入浴600円。
炭酸泉のなかなか変わった面白い温泉でした。
甲府駅。登山者もちらほら見られます。
甲府駅。登山者もちらほら見られます。
小淵沢駅前。ここより観音平まで歩きます。立て掛けられたオレンジが私のザックです。
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小淵沢駅前。ここより観音平まで歩きます。立て掛けられたオレンジが私のザックです。
少し上がり南側を見ると、南アルプスの山々が見られます。甲斐駒はやや雲が掛かり気味。
少し上がり南側を見ると、南アルプスの山々が見られます。甲斐駒はやや雲が掛かり気味。
いい雰囲気の小径。
いい雰囲気の小径。
これから登る八ヶ岳連峰が見えてきました。編笠山、権現岳、三ツ頭と並んでいます。
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これから登る八ヶ岳連峰が見えてきました。編笠山、権現岳、三ツ頭と並んでいます。
小淵沢駅と観音平の中間地点、火の見櫓。ここまで約1時間。
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小淵沢駅と観音平の中間地点、火の見櫓。ここまで約1時間。
観音平までの道は未舗装路だったり、舗装路に入ったりの繰り返し。
観音平までの道は未舗装路だったり、舗装路に入ったりの繰り返し。
トンボの舞う平原。いよいよ編笠山が近づいてきました。
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トンボの舞う平原。いよいよ編笠山が近づいてきました。
観音平手前は少し険しく、登山道っぽい雰囲気。ヒカリゴケの群生地等もあります。
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観音平手前は少し険しく、登山道っぽい雰囲気。ヒカリゴケの群生地等もあります。
駅から2時間少々歩き、やっとこさ観音平。普通はここからスタートです。既にこの地点で暑さと慣れないザックの重みで早くもへろへろでした。
駅から2時間少々歩き、やっとこさ観音平。普通はここからスタートです。既にこの地点で暑さと慣れないザックの重みで早くもへろへろでした。
編笠山までの登山道。既に標高1,500m以上あるので、平地と比べると暑さも厳しくはありません。ここまで来るとアブが多いです。
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編笠山までの登山道。既に標高1,500m以上あるので、平地と比べると暑さも厳しくはありません。ここまで来るとアブが多いです。
雲海展望台。小休止するとすぐにアブが集ってきます。
雲海展望台。小休止するとすぐにアブが集ってきます。
雲海展望台から覗く景色。
雲海展望台から覗く景色。
登山道はしばらく樹林帯を進みます。アブさえ居なければいい雰囲気です。
登山道はしばらく樹林帯を進みます。アブさえ居なければいい雰囲気です。
押手川。名前の通り沢が側を流れています。
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押手川。名前の通り沢が側を流れています。
道の広い樹林帯。歩きやすい道です。
道の広い樹林帯。歩きやすい道です。
樹林帯を抜けて開けた所へ。振り返ると南アルプスの稜線が見えます。
樹林帯を抜けて開けた所へ。振り返ると南アルプスの稜線が見えます。
山頂に近づくとゴロゴロ岩の急登になります。この登りが長くてきつい。
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山頂に近づくとゴロゴロ岩の急登になります。この登りが長くてきつい。
きつい道ですが、時折振り返って景色を楽しむと気力が充填されます。
きつい道ですが、時折振り返って景色を楽しむと気力が充填されます。
森林限界も近づき、後ろの景色はさらに開けてきます。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
森林限界も近づき、後ろの景色はさらに開けてきます。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
編笠山山頂の雰囲気。だだっ広いです。アブはそこまで多くはありません。
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編笠山山頂の雰囲気。だだっ広いです。アブはそこまで多くはありません。
山頂から見た南アルプスの山々。八ヶ岳連峰の南端に位置するこの山から見る南アは遮るものがありません。
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山頂から見た南アルプスの山々。八ヶ岳連峰の南端に位置するこの山から見る南アは遮るものがありません。
権現岳山頂を望遠で。山頂に立っている人が居ます。
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権現岳山頂を望遠で。山頂に立っている人が居ます。
編笠山より諏訪湖方面。高い所から見た街は、とてもコンパクトに見えます。
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編笠山より諏訪湖方面。高い所から見た街は、とてもコンパクトに見えます。
これから登る権現岳、そして赤岳方面。まだまだ道は長そうです。
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これから登る権現岳、そして赤岳方面。まだまだ道は長そうです。
編笠山を下り始めます。眼下には青年小屋があり、その奥にギボシ、権現岳と続きます。
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編笠山を下り始めます。眼下には青年小屋があり、その奥にギボシ、権現岳と続きます。
青年小屋の雰囲気。
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青年小屋の雰囲気。
少し進み、振り返り編笠山。編笠という名前の通り、均衡のとれた山容です。
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少し進み、振り返り編笠山。編笠という名前の通り、均衡のとれた山容です。
取り敢えず権現岳手前のギボシへと向かいます。
取り敢えず権現岳手前のギボシへと向かいます。
ギボシと権現岳。結構登り返しがきついです。
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ギボシと権現岳。結構登り返しがきついです。
先ほど居た編笠山も、だんだんと遠くなってきました。
先ほど居た編笠山も、だんだんと遠くなってきました。
急登が続きます。
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急登が続きます。
所々で鎖が張られています。地面はやや脆いです。
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所々で鎖が張られています。地面はやや脆いです。
既に編笠山の標高をゆうに越えてしまった感じがあります。
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既に編笠山の標高をゆうに越えてしまった感じがあります。
編笠山と小休止する人々。
編笠山と小休止する人々。
まだギボシには着きませんが、だんだんと権現岳には近づいてきました。
まだギボシには着きませんが、だんだんと権現岳には近づいてきました。
権現岳山頂を望遠で撮ると、はっきりと山頂の様子が見えました。
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権現岳山頂を望遠で撮ると、はっきりと山頂の様子が見えました。
北側を眺めます。阿弥陀岳でしょうか?北八ヶ岳の方までずーっと見えます。
北側を眺めます。阿弥陀岳でしょうか?北八ヶ岳の方までずーっと見えます。
三ツ頭方面。権現岳からがくっと落ちています。
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三ツ頭方面。権現岳からがくっと落ちています。
やや狭い道。足元は脆いです。
やや狭い道。足元は脆いです。
鎖を手繰って登ります。権現岳まで急登が連続します。
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鎖を手繰って登ります。権現岳まで急登が連続します。
権現小屋を視界に捉え、権現岳は目と鼻の先です。
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権現小屋を視界に捉え、権現岳は目と鼻の先です。
いよいよ赤岳が見えてきました。阿弥陀岳、中岳、赤岳と並び、中央奥のギザギザが横岳、そのやや左のなだらかな山が硫黄岳です。左のうっすらした山は蓼科山です。
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いよいよ赤岳が見えてきました。阿弥陀岳、中岳、赤岳と並び、中央奥のギザギザが横岳、そのやや左のなだらかな山が硫黄岳です。左のうっすらした山は蓼科山です。
赤岳山頂を望遠で捕捉します。ぽつぽつ人が立っている様子が見られます。
赤岳山頂を望遠で捕捉します。ぽつぽつ人が立っている様子が見られます。
権現岳山頂は中央左の分岐点から右に進みます。
権現岳山頂は中央左の分岐点から右に進みます。
権現小屋。南ア方面の眺望が抜群です。
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権現小屋。南ア方面の眺望が抜群です。
一旦分岐に荷物を置き、山頂へ。
一旦分岐に荷物を置き、山頂へ。
振り返り、ギボシと権現小屋。
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振り返り、ギボシと権現小屋。
権現岳山頂の雰囲気。
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権現岳山頂の雰囲気。
レンズの歪みが醜いですが、権現岳より南側一帯のパノラマ。中央右の編笠山から右側ギボシを経て辿り着きました。左には富士山も見えます。
レンズの歪みが醜いですが、権現岳より南側一帯のパノラマ。中央右の編笠山から右側ギボシを経て辿り着きました。左には富士山も見えます。
いっぽう北側、これから向かう赤岳方面。
いっぽう北側、これから向かう赤岳方面。
尾根伝いを進みます。中央には名物の長ハシゴ。
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尾根伝いを進みます。中央には名物の長ハシゴ。
権現岳の岩。
長さ20mもある長ハシゴ。下を見ると足が竦みます。
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長さ20mもある長ハシゴ。下を見ると足が竦みます。
途中の尾根から振り返って権現岳を眺める。景色が良いのでなかなか足が進みません。
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途中の尾根から振り返って権現岳を眺める。景色が良いのでなかなか足が進みません。
なかなか近づかない赤岳。尾根のアップダウンが容赦なく体力を奪います。
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なかなか近づかない赤岳。尾根のアップダウンが容赦なく体力を奪います。
地図には載っていない出合小屋方面への分岐。
地図には載っていない出合小屋方面への分岐。
赤岳のいかつい山容。まだキレット小屋は見えません。
赤岳のいかつい山容。まだキレット小屋は見えません。
いったん樹林帯へと落ちます。キレット小屋はもうすぐです。
いったん樹林帯へと落ちます。キレット小屋はもうすぐです。
16時過ぎのキレット小屋の雰囲気。この地点でテント既に混雑。
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16時過ぎのキレット小屋の雰囲気。この地点でテント既に混雑。
水場は少し下った所にありました。
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水場は少し下った所にありました。
テン場と赤岳付近の小天狗、大天狗。テン場は一見張る余地が多そうですが、平地が少ないので無理して張ると斜め張りになります。
テン場と赤岳付近の小天狗、大天狗。テン場は一見張る余地が多そうですが、平地が少ないので無理して張ると斜め張りになります。
晩飯。マルちゃん製麺に乾燥野菜、味玉、煮豚などを投入。
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晩飯。マルちゃん製麺に乾燥野菜、味玉、煮豚などを投入。
朝焼けですが、既に日は昇っており完全に出遅れてしまいました。
朝焼けですが、既に日は昇っており完全に出遅れてしまいました。
朝5時のテン場は既にスカスカ。早立ち組は既に居ません。
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朝5時のテン場は既にスカスカ。早立ち組は既に居ません。
にょきにょきした異様な雰囲気の赤岳。
にょきにょきした異様な雰囲気の赤岳。
南東側は富士山がよく見えます。山頂は相変わらず雲が掛かっています。ご来光目当ての方はがっかりしたでしょう。
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南東側は富士山がよく見えます。山頂は相変わらず雲が掛かっています。ご来光目当ての方はがっかりしたでしょう。
北西側は北アルプスの稜線が奥に見えます。
北西側は北アルプスの稜線が奥に見えます。
少し登った所から権現岳方面。右に北ア、左に富士山。南アは丁度正面に隠れています。
少し登った所から権現岳方面。右に北ア、左に富士山。南アは丁度正面に隠れています。
再び森林限界を越え、赤岳の険しい山容が姿を現しました。
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再び森林限界を越え、赤岳の険しい山容が姿を現しました。
視界を遮るものがなくなるので、北アの眺めもばっちり。
視界を遮るものがなくなるので、北アの眺めもばっちり。
北アの山容はまるで塀とか壁のようです。行くの大変そう。
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北アの山容はまるで塀とか壁のようです。行くの大変そう。
ここからガレ場になります。がしゃがしゃと滑りやすく歩きにくいです。
ここからガレ場になります。がしゃがしゃと滑りやすく歩きにくいです。
権現岳方面。昨日の道のりです。
権現岳方面。昨日の道のりです。
ガレ場の急登です。登りはいいですが、下りは怖そう。
ガレ場の急登です。登りはいいですが、下りは怖そう。
何やら視線を感じます。あまりの大きさに最初熊かと思ってぎょっとしましたが、正体はカモシカでした。
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何やら視線を感じます。あまりの大きさに最初熊かと思ってぎょっとしましたが、正体はカモシカでした。
カモシカにしばらく同行します。まったく人に臆すること無く、のしのしと他の登山者に混ざりながら登っていきます。
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カモシカにしばらく同行します。まったく人に臆すること無く、のしのしと他の登山者に混ざりながら登っていきます。
登りも更に険しくなってきました。こんな足場が不安定な所でもカモシカはすいすい身軽に登っていきました。
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登りも更に険しくなってきました。こんな足場が不安定な所でもカモシカはすいすい身軽に登っていきました。
東側の展望。正面の山々が奥秩父山塊ということは、その左側のやや高い山は金峰山でしょうか。
東側の展望。正面の山々が奥秩父山塊ということは、その左側のやや高い山は金峰山でしょうか。
突如として東側に雲が立ち込めていました。
突如として東側に雲が立ち込めていました。
ついに権現岳を見越して南アルプスの山々が眺められるようになりました。
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ついに権現岳を見越して南アルプスの山々が眺められるようになりました。
これまでも、時々カモシカと同行しています。狭い道で出会しても、ちゃんと譲ってくれます。(写真中央左)
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これまでも、時々カモシカと同行しています。狭い道で出会しても、ちゃんと譲ってくれます。(写真中央左)
切り立っていて結構スリルのある道です。
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切り立っていて結構スリルのある道です。
30分ほど同行したカモシカと遂にパーティ解消。何を思ったのか、唐突に脇の草むらに姿を消しました。
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30分ほど同行したカモシカと遂にパーティ解消。何を思ったのか、唐突に脇の草むらに姿を消しました。
雲の量がだんだんと増してきました。ちょっとあやしい雰囲気です。
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雲の量がだんだんと増してきました。ちょっとあやしい雰囲気です。
権現岳の方も雲に飲み込まれそうです。
権現岳の方も雲に飲み込まれそうです。
一向に辿り着かない山頂。道は長く険しい。
一向に辿り着かない山頂。道は長く険しい。
雲がかかり始めた権現岳。右は阿弥陀岳。
雲がかかり始めた権現岳。右は阿弥陀岳。
山頂手前の急登。まだ7時前ですが、人は多いです。
山頂手前の急登。まだ7時前ですが、人は多いです。
時間が経つに連れて雲もだんだんと高くなってきました。ガスる前に山頂に来れてよかった。
時間が経つに連れて雲もだんだんと高くなってきました。ガスる前に山頂に来れてよかった。
赤岳山頂と赤岳頂上山荘。スペースはそこまで広くありません。
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赤岳山頂と赤岳頂上山荘。スペースはそこまで広くありません。
赤岳より南側。さすが八ヶ岳最高峰というだけあり、かなり奥の山まで見渡すことが出来ます。東側に立ち込める雲が邪魔ですが。
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赤岳より南側。さすが八ヶ岳最高峰というだけあり、かなり奥の山まで見渡すことが出来ます。東側に立ち込める雲が邪魔ですが。
一方、赤岳より北側。八ヶ岳の連なりが蓼科山の方までずーっと続いています。
一方、赤岳より北側。八ヶ岳の連なりが蓼科山の方までずーっと続いています。
頂上山荘からの八ヶ岳。稜線が綺麗です。
頂上山荘からの八ヶ岳。稜線が綺麗です。
赤岳山頂と阿弥陀岳。今のところ眺めは最高です。
赤岳山頂と阿弥陀岳。今のところ眺めは最高です。
前の写真のほぼ180度のパノラマ版。右は北側横岳、硫黄岳方面。
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前の写真のほぼ180度のパノラマ版。右は北側横岳、硫黄岳方面。
赤岳頂上山荘。登山バッジを購入しました。
赤岳頂上山荘。登山バッジを購入しました。
横岳方面。ついに進行方向にも雲がやってきました。
横岳方面。ついに進行方向にも雲がやってきました。
尾根上には高山植物が多く、各々きれいな花を咲かせています。
尾根上には高山植物が多く、各々きれいな花を咲かせています。
東側、奥秩父山塊方面。さっきまで真っ白でしたが、少し風が吹いて雲がどいてくれました。
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東側、奥秩父山塊方面。さっきまで真っ白でしたが、少し風が吹いて雲がどいてくれました。
赤岳展望荘、横岳、硫黄岳、そして東天狗西天狗と続きます。
赤岳展望荘、横岳、硫黄岳、そして東天狗西天狗と続きます。
赤岳展望荘の雰囲気。
赤岳展望荘の雰囲気。
赤岳展望荘から横岳、硫黄岳方面。窪みに赤岳鉱泉があります。
赤岳展望荘から横岳、硫黄岳方面。窪みに赤岳鉱泉があります。
横岳方面への登り返し。
横岳方面への登り返し。
赤岳と阿弥陀岳。前日とは正反対側のアングル。
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赤岳と阿弥陀岳。前日とは正反対側のアングル。
横岳は小刻みなピークの総称で、登ったり下りたりの繰り返し。
横岳は小刻みなピークの総称で、登ったり下りたりの繰り返し。
もう一度、赤岳を振り返る。雲が迫ってきており、南アは見えなくなりました。
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もう一度、赤岳を振り返る。雲が迫ってきており、南アは見えなくなりました。
スリルのある道が続きます。
スリルのある道が続きます。
ついに赤岳が見えなくなってしまいました。
ついに赤岳が見えなくなってしまいました。
行く先もだんだんと雲がかかってきました。雨が降りそうです。
行く先もだんだんと雲がかかってきました。雨が降りそうです。
三叉峰。杣添尾根方面への分岐点です。
三叉峰。杣添尾根方面への分岐点です。
横岳一帯を歩く。
横岳一帯を歩く。
西側は比較的雲は多くはなく、展望はまだ楽しめます。
西側は比較的雲は多くはなく、展望はまだ楽しめます。
横岳最高峰、奥ノ院山頂。風も強くなってきました。
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横岳最高峰、奥ノ院山頂。風も強くなってきました。
西側一帯。雲は着実に嵩を増してきています。
西側一帯。雲は着実に嵩を増してきています。
硫黄岳〜峰の松目の山容。なんだか薄暗くなってきました。
硫黄岳〜峰の松目の山容。なんだか薄暗くなってきました。
横岳のジグザグした道はここで終わり。硫黄岳まではなだらかな道です。
横岳のジグザグした道はここで終わり。硫黄岳まではなだらかな道です。
台座ノ頭と硫黄岳。
台座ノ頭と硫黄岳。
硫黄岳の山容。ひたすら緩やかな登りです。手前には硫黄岳山荘。
硫黄岳の山容。ひたすら緩やかな登りです。手前には硫黄岳山荘。
西側を見れば、まだ北アルプスは見えます。
西側を見れば、まだ北アルプスは見えます。
硫黄岳山荘の雰囲気。
硫黄岳山荘の雰囲気。
横岳〜赤岳方面。赤岳の雲がどいてくれました。
横岳〜赤岳方面。赤岳の雲がどいてくれました。
硫黄岳山荘から硫黄岳まで20分ほど。だらだらとした登りです。
硫黄岳山荘から硫黄岳まで20分ほど。だらだらとした登りです。
平べったい硫黄岳山頂の雰囲気。
平べったい硫黄岳山頂の雰囲気。
直下の爆裂火口。
直下の爆裂火口。
夏沢峠へと向かいます。視界も悪くなり始め、天狗岳方面の山々が見えません。
夏沢峠へと向かいます。視界も悪くなり始め、天狗岳方面の山々が見えません。
爆裂火口を横から。
爆裂火口を横から。
火口越しに東側。視界も悪くなり、あまり景色を楽しむ事も出来なくなってきました。
火口越しに東側。視界も悪くなり、あまり景色を楽しむ事も出来なくなってきました。
夏沢峠が見えてきました。硫黄岳から300m以上落ちます。
夏沢峠が見えてきました。硫黄岳から300m以上落ちます。
夏沢峠に到着。前後は樹林帯です。
夏沢峠に到着。前後は樹林帯です。
もう硫黄岳の山頂はよく見えません。
もう硫黄岳の山頂はよく見えません。
夏沢峠から東天狗へと向かいます。
夏沢峠から東天狗へと向かいます。
箕冠山。木々の中の山頂です。
箕冠山。木々の中の山頂です。
根石岳山荘への分岐。この頃になるとガスと風が一段と酷さを増してきました。
根石岳山荘への分岐。この頃になるとガスと風が一段と酷さを増してきました。
根石岳山頂。何も見えません。
根石岳山頂。何も見えません。
本沢温泉へと向かう白砂新道の分岐。
本沢温泉へと向かう白砂新道の分岐。
東天狗の山頂。何が何だかさっぱりです。
東天狗の山頂。何が何だかさっぱりです。
中山方面への分岐がガスでよく分からなかったので、同方面へ向かうパーティの後ろを付いて行きました。ありがとうございました。
中山方面への分岐がガスでよく分からなかったので、同方面へ向かうパーティの後ろを付いて行きました。ありがとうございました。
中山峠。名残惜しいですが、ここから下山です。天気が良くて時間にも余裕があればニュウ方面から帰りたかった。
中山峠。名残惜しいですが、ここから下山です。天気が良くて時間にも余裕があればニュウ方面から帰りたかった。
しらびそ小屋方面の下山道。カメラバッグが浸水し、レンズの中に水が入り曇ってきました。
しらびそ小屋方面の下山道。カメラバッグが浸水し、レンズの中に水が入り曇ってきました。
足元にレールが放置されていました。帰って調べた所、かつて渋林用軌道という森林鉄道が敷かれていたそうです。
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足元にレールが放置されていました。帰って調べた所、かつて渋林用軌道という森林鉄道が敷かれていたそうです。
ミドリ池としらびそ小屋。
ミドリ池としらびそ小屋。
軌道跡を逸れて下山道へ。この地点で時間的に結構ギリギリで、稲子湯温泉に入浴する時間を作るために早足で駆け下ります。
軌道跡を逸れて下山道へ。この地点で時間的に結構ギリギリで、稲子湯温泉に入浴する時間を作るために早足で駆け下ります。
ここにもレールがありました。カメラのレンズが完全に曇ってしまったため、しばらくカメラは使用停止で温泉の建物は撮れず。
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ここにもレールがありました。カメラのレンズが完全に曇ってしまったため、しばらくカメラは使用停止で温泉の建物は撮れず。
iPhoneで撮った小海駅の構内。列車は意外と空いていました。
iPhoneで撮った小海駅の構内。列車は意外と空いていました。
大月駅。カメラは無事に曇りが取れました。
大月駅。カメラは無事に曇りが取れました。

感想

テントを購入したので、その実地訓練を兼ねて八ヶ岳に行ってきました。梅雨の真っ只中、ずっと天気の悪い日が続いていて悶々としていましたが、台風一過で晴れの日が続いてくれそうなので、早速予定を立てて行きました。


八ヶ岳は数年前に唐沢鉱泉から西天狗、東天狗に行ったくらいで、南八ヶ岳はこれまで未踏でした。
その中でも行きたかったのはやはり最高峰の赤岳なのですが、どうせなら端っこから登ろうと思い編笠山からスタートです。

編笠山と決めたものの、登山口である観音平への公共交通機関が無いので到達手段はタクシーもしくは徒歩となります。徒歩だと登りでコースタイムで2時間40分と結構なロスとなり、今時駅から向かう人はタクシー利用が一般的です。
駅で相乗り相手を探しても良かったのですが、それでも1,500円くらいは掛かるようなのでケチって歩き始めます。

観音平まではダラダラと舗装路、未舗装路の道が続き、慣れないテント装備では地味に足にきます。
下りなら駆け下りてしまえば良いですが、登りは長いのであんまりおすすめできません。

観音平前くらいまではトンボがあちこちで飛んでいてアブの姿は殆ど無かったのですが、観音平からついにアブが湧き始めました。そこから編笠山まではひと度立ち止まるとすぐにアブが腕や顔に集ってくるので、あまり悠長に休んでいられません。けれどシーズンは少し過ぎたのか、予想していた程の量…何十匹に纏わり付かれるというような状況ではありませんでした。

編笠山付近の地味に長くきつい急登。ペースが少し早すぎたのか少しふくらはぎが痛くなりました。一歩一歩着実に登って山頂へ。山頂からは正面に南アルプスの山々が並んでいるのがよく見えて、さすがに展望は抜群です。ただし道中ほどでないにせよアブがうようよしています。

編笠山まで稼いだ標高ですが、青年小屋まで一気に下り、そして再び権現岳方面へ登り返し。ギボシまでの急登がガレている上に急峻で、所々で鎖なども設置されています。景色は最高なので、休みがてら写真を撮ったりしながらのんびりと登りました。実際は足に疲労が溜まりあまり余裕がありませんでしたが。

岩が乗っている権現岳山頂は狭いですが眺めは抜群。しかし山頂の岩によじ登り立ち上がるのはスリル満点。突風でも来たらお陀仏です。そこから名物長ハシゴを下り、キレット小屋まで再びアップダウン。この地点で完全に足が疲れており、なんともない道で顔面からずっこけて血だらけになってしまったりと散々な目に。岩場だったら歯が飛んでいたかも。

予想はしていましたが、キレット小屋は案の定テント場はいっぱいいっぱい。張れそうな所に張ってくれて良いとの事でしたが、本日初テント設営の自分には何がなんだかわからず、結局草木の隙間のちょっとした平地に張りました。設営に色々と難儀しつつも無事完成。晩飯にはインスタントラーメンを食べ、暗くなる前に就寝。


翌朝、食事を摂ったり後片付けをしたりしていたら、出発予定の4時半を30以上もオーバーしてしまいました。しかし飛ばし過ぎると足に来ることが前日分かったので、遅れているのを分かっていつつも少しセーブしながらの登り。

赤岳までの登りで四苦八苦しつつも、途中森林限界も再び越えた所で野生のカモシカと突然の遭遇。全くと言っていいほど人間に物怖じせず、お構いなしに他の登山者の合間を縫うように進んでいるのがシュールで笑えました。赤岳方面へと行くので自然とついていく流れになっていましたが、しばらくして何か食べ物でも見つけたのか草むらに入っていき離脱。

この時までは天気も晴れていて良い感じだったのですが、少しずつ東側に怪しげな雲が立ち込めてきていました。赤岳にガスが掛からないことを祈りつつ足早に山頂へ。急登がきつかったものの、なんとか曇る前に到達出来ました。
さすがに八ヶ岳最高峰というだけあり、今までの山より一段と視点が高く感じられます。

頂上山荘でバッジを買った後はそのまま引き続き横岳方面へ縦走。ジグザグした横岳を上ったり下ったりしますが、一つ一つの起伏はそれほど大きなものではないので距離感は大して感じませんでした。ただ、この稜線上は景色は最高で、急ぐべきなのに自然と進む足を鈍らせます。

横岳を越えて硫黄岳に着く頃には雨がバラバラ降り始めカッパを装着。そこからガスが掛かったのか物凄い勢いで視界は真っ白け。そして夏沢峠に着く頃にはどしゃ降り。これから先下山まで景色もろくに見えませんでした。

夏沢峠から東天狗まで再び登り返しなのですが、雨に加え風も強くなり始め、横殴りの雨に体力を奪われながら先へ進みます。東天狗では中山峠方面の分岐がガスでいまいち分からず、後からやってきた西天狗から登ってきたパーティに随伴してルートを探してもらい、無事見つけることが出来ました。ありがとうございました。

中山峠から東に折れて下山。この地点でコースタイム通りなら稲子湯からのバスにミドリ池入口から乗れるものの、とても温泉に入る時間は無かったので必死こいて駆け下りました。走っている最中ビニールで覆っていたカメラバッグが浸水してしまったせいで中のカメラのレンズの内部が曇ってしまい使い物にならなくなる。レールが放置されている軌道跡など気になるものは多かったのですが、ほとんど撮影できずに温泉へ。結局40分位の余裕を持って下りることが出来たので、なんとか温泉に入ることが出来ました。


昔ながらの旅館で浴室部分はこじんまりした作りの稲子湯温泉ですが、シュワシュワした炭酸泉とあまりないタイプの泉質。加熱鉱泉なので加熱の際に気は飛んでしまうものの、冷えた源泉も飲めるようになっており、そちらは炭酸を直に楽しめる。傷だらけの体には少々しみましたが、気分は最高でした。

あまりにも湯船でのんびりしすぎたためか、バスで帰る旨を知らせていた宿の人が心配になって呼びに来たりしてくれました。お気遣い感謝致します。とても親切なおばあちゃんでした。

帰りはバスに乗って小海駅。駅ではしばらく時間があるので、小海駅近辺の目星をつけていた酒屋で日本酒を買おうとしたのですが、日曜定休で買えず。山の帰りはまずビールで喉を潤し、そこから適当な摘みで日本酒を楽しむつもりだったのですが、無いものは無いので昨晩食中酒として飲んだ米焼酎の残った半合くらいの物を、残り物の菓子をアテにガラガラの列車のボックス座席で1人さびしく呷りながら帰路につきました。

全体的に非常に疲れましたが、核心部分は概ね晴れていたので大満足の登山となりました。

しかし、テン泊登山なのに日帰りと同じようなペースの予定を組んでしまっていたり、いまいち大荷物を背負って進む際の力加減がわからなかったり、テントの張り方が適当すぎたり、反省点を挙げ始めると枚挙に遑が無いです。
勉強になりました。

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この記録に関連する登山ルート

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無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
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