聖岳
長野県
静岡県
tabo-
- GPS
- 06:30
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 2,194m
- 下り
- 2,196m
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6日 4：40聖平小屋-5：00薊畑-5：40小聖岳-6：30聖岳-8：30薊畑（休憩）
9：00薊畑-12：15西沢渡-13：00聖光小屋
| 天候 | 5日 雨時々曇り 6日曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
飯田方面から152号線より右折して林道に入ります。道が荒れていて北又発電所を超えて数キロ入ったところで土砂崩れで道が埋まっていました。私はギャンブルを避けて車を降りて歩きました。帰りは雨も上がって何台か車も通ったあとで通行が可能のようでした。 普通車の方は詳細確認要だと思います。 |
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感想
憧れの南アルプス（南部）へ
本格的梅雨シーズンの到来、自宅を6時出発したときは曇り 恵那山トンネルを越えたら本格的な雨が降っていた。
しかしここまで来たら、登山はあきらめるが、出発地点の聖光小屋までは行ってみようと思った。
152号線を右折し林道に入る。北又渡の発電所を越えたところに聖光小屋8�劼班充┐�出ていた。それから数キロ入ったところで土砂崩れ、車で乗り越えれるか微妙、車を路肩に止めて歩くことにする。
距離は不明（カーナビは使えない。）歩くこと1時間ぐらい、易老岳への駐車場。ここで山と高原の地図で位置とコースタイムが確認できた。
10：30 聖光小屋着 キャンプ場の休憩所にてコーヒータイム、森に降る雨音が心地良い。
コーヒーを飲んだら帰るつもりだったが、プランBを思いつく「聖光小屋泊 天気が良ければ早朝登山、 悪ければ帰宅」・・・
11：00 小屋へ挨拶に。しかし営業してはいなさそう。
今日は帰ろうと思いながら、中を覗いたら人が出てきた、小屋のご主人だろう。
「セイベイ小屋はやっているか。」尋ねると、「そんな小屋は知らん。」といわれた。
「ヒジリダイラ小屋と読むのか。」尋ねたら、それなら知ってると教えてくれた。
「ここがセイコウ小屋ならば、上はセイベイ小屋だと思うぞ。」と言ったら
「そうか覚えておく。」と微笑んだ。見かけに反してやさしい人だ。
荷物をまとめていると、駐車場にとまっていた車の方たちが戻ってきた。
釣りに来ていたようだ。休憩場に着くなり蛭の退治を始める。
血を吸った蛭は見たことがあったが血を吸ってないのは初めて見る。
小さな虫だ。どこにでも入って行けそう。これが登山中のテンションを下げることになる。
ザックを担いで自宅に帰ろうと休憩所を出ると西の空が晴れてきた。
もう一人の自分が囁く。
『明日は晴れる。人生は、ギャンブルだ！』
そこに、ご主人が犬を連れて出てきた。
11：30 小屋のご主人に別れを告げ、西沢渡に・・・ 雨は止んでいる。
子鹿が目の前崖を駆け上がった。
早速 熊ベルをつける。
今回 熊ベルを持ってきた。 これには訳がある。
先月 福井の実家に帰ったとき近所の裏山に登ったとき道端の繁みから、
動物の唸り声が聞こえた。私は、怖くなり走って逃げたのである。
それが理由で購入した。
ショップの店長の勧めで、やたら音の大きく音色の高いものを購入
12：20 西沢渡 ゴンドラにて対岸へ、 そして雨。
森に入る、ふと見ると右手の甲に蛭が、あわてて払いのける。噛まれてはいないようだ。
体のあちこちが気のせいだろうが、痒く感じる。
14：50 苔平を過ぎる。
苔むした山道が続く。雨は降っているが、森の中なので雨に降られることはない。
『もののけ』の森だ。きっと沢山の熊や、鹿や、猪がいるのだろう。
やたら大きな音の熊ベルが結界を作っている。
蛭のことが頭から離れない。
蛭のことが気になるようでは、山に溶け込むことは出来ないのだろう。
ベルで小さな結界を作り、山に入らせて頂いている。という感じ。
そういえば今日は山に入ってから誰とも会っていない。
この山の中に人間は一人だけ？
16：00 薊畑 森を抜け目の前が広がる。
ガスが立ち込めている。小屋まで道を下る。
少し早いがお花畑には小さな花が咲いている。
16：20 聖平小屋着
縦走路からのアプローチはウッドデッキでおしゃれだ。
誰もいないと思っていた小屋に人が、・・・
小屋には大学の山岳部の男性が2名、大きな鍋を囲んでいる。
水場（裏の小川）に水を汲みに入った。
アルファ米のカレー、五目御飯、昼ごはんに食べる予定のコンビニおにぎりを
2つ食べた。自分でもびっくりするぐらい多い。
寝酒のウイスキーも200mmあっという間に飲んでしまった。
雨と蛭のせいで神経が疲れていたのかも知れない。
山岳部の学生さんは丁寧に山での行動の仕方を僕に教えてくれた。
雨降りだったので特に衣類の替えとかは勉強になった。
あと地図の持ち歩き方法とか・・・
起床時間を決めて寝袋に入ったとたんに深い眠りに落ちた。
4：40 聖平小屋出発 学生さんたちは小屋に荷物を残して4：00に山頂に向かった。
小屋から見た朝焼けがテンションを上げる。
体が重いがゆっくり歩く。
5：00 薊畑 ザックをテントの下に敷くビニールしーとで包んでデポする。
軽い、軽い（当たり前だ。）超テンションが上がる。
景色がうつくしすぎる。
5：40 小聖岳 登頂
聖岳へ 山の中腹より上を見ると学生さんたちが山頂より下山してくる。
すれ違い時に挨拶 彼らは易老岳、光（てかり）岳へ縦走とのこと。
「てかり」と読むことを教えてもらい分かれる。
6：45 聖岳 制覇
奥聖岳へ行こうとしたとき麓からガスが立ち込める。
雨が降ってきたらデポした荷物が心配だ。
6：50 あきらめて下山開始
8：30 薊畑にて休憩 コーヒーが美味い。
A県の朝から上ってきた男性の方に会う。
林道の状態を聞き、僕の愛車が止まっていたか確認
無事のようだ。
9：00 靴紐をしばり直して下山開始
『もののけ』の森を下る。
ベルの音は相変わらずでかい。
しかしこの山深さには合っている。
上ってくる人と3組4名の方とすれ違う。
今日は人口密度が高い。
さすがに晴れれば、百名山だけのことはある。
12：15 西沢渡 ゴンドラにて川を渡る。
遊歩道を歩いていると崖の上で猿がこちらを見ていた。
『俺たちはずっとお前を見ていたよ。』という顔をしていた。
13：00 聖光小屋に寄って、ご主人に『無事下山』の挨拶を済ませた。
後は愛車の待つ林道へ向かう。
そして、僕は「待っていてくれてありがとう。」とステアリングに言った。
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eclat さん
鹿に猿に聖岳！
息子が羨ましがります〜。
私は、この夏休みは南アルプスに行きたいです。
息子さん、ワイルドだからな
南アルプスは気に入ると思うよ。
tabo-さん！レコ書いていることに気が付きませんで失礼しました！
そして読み上げると、随所に渋さがにじみ出ていてかっこいいです！！
なんだかハードボイルド小説を読んでいるかのようでした。
色々な漢字のお勉強になりましたね！セイベイは、確かにそうも読みますよね♪
ギャンブル成功、おめでとうございます(*^_^*)
ギャンブルではなく、
本当は雨にも負けず、風にも負けず・・・
そういうものに
私はなりたいのですが、道は険しいです。
確かに
道端に落ちていたらそう思うかも(-.-;)
景観損なうし 反省・・・
草むらに隠したら蛭の餌食になると思っていたが
何か良いパッキング材料紹介して m(_ _)m
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