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Yamareco

記録ID: 4665473
全員に公開
ハイキング
四国

城山(粟島)☆島山の夕景と海ほたる鑑賞

2022年09月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:08
距離
2.2km
登り
213m
下り
204m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
0:52
休憩
0:17
合計
1:09
距離 2.2km 登り 214m 下り 213m
17:20
34
スタート地点
17:54
18:11
18
18:29
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
詫間駅よりコミュニティバスで宮ノ下港へ
粟島汽船にて宮ノ下港より粟島へ
https://www.city.mitoyo.lg.jp/kakuka/seisaku/koutsuu/1_1/1_3/2670.html
コース状況/
危険箇所等
城山には良好に整備された登山道
宮ノ下港より
この小さな船に乗って粟島へ出航
2022年09月10日 16:13撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 16:13
宮ノ下港より
この小さな船に乗って粟島へ出航
粟島へ
左は荘内半島の紫雲出山
2022年09月10日 16:32撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 16:32
粟島へ
左は荘内半島の紫雲出山
粟島港につくと島の唯一の店
島コンたけうち
2022年09月10日 17:08撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:08
粟島港につくと島の唯一の店
島コンたけうち
2022年09月10日 17:11撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:11
海洋記念館
明治30年開校の日本で最初の海員養成学校らしい
2022年09月10日 17:12撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:12
海洋記念館
明治30年開校の日本で最初の海員養成学校らしい
城山に向かうと
早速にも島猫達の歓迎を受ける
2022年09月10日 17:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:23
城山に向かうと
早速にも島猫達の歓迎を受ける
2022年09月10日 17:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:23
仔猫がすりよってくる
2022年09月10日 17:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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仔猫がすりよってくる
別嬪さんであった
2022年09月10日 17:25撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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別嬪さんであった
先ほどの仔猫の兄弟か?
2022年09月10日 17:25撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:25
先ほどの仔猫の兄弟か?
城山への登山道に入ると整備された擬木階段が延々と続く
2022年09月10日 17:41撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:41
城山への登山道に入ると整備された擬木階段が延々と続く
山頂の案内板によると
「天正年間には西讃一帯を支配していた香川信景の家臣である八倉弾正を城主とする粟島城が築かれていましたが、その後、長宗我部氏の侵略を受け落城してしまったと伝えられています」
2022年09月10日 17:48撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:48
山頂の案内板によると
「天正年間には西讃一帯を支配していた香川信景の家臣である八倉弾正を城主とする粟島城が築かれていましたが、その後、長宗我部氏の侵略を受け落城してしまったと伝えられています」
城山山頂より
左には高見島
2022年09月10日 17:49撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:49
城山山頂より
左には高見島
紫谷山、その彼方に志々島
2022年09月10日 17:49撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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紫谷山、その彼方に志々島
山頂の展望台へ
2022年09月10日 17:49撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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山頂の展望台へ
対岸には荘内半島の紫雲出山
2022年09月10日 17:50撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:50
対岸には荘内半島の紫雲出山
北に阿島山
2022年09月10日 17:51撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:51
北に阿島山
さらに北には手前に真鍋島、その奥に北木島と笠岡諸島の島嶼
2022年09月10日 17:51撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:51
さらに北には手前に真鍋島、その奥に北木島と笠岡諸島の島嶼
さらにその西には六島と笠岡諸島西部の島々
2022年09月10日 17:51撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:51
さらにその西には六島と笠岡諸島西部の島々
丸亀のあたりの山々
2022年09月10日 17:53撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 17:53
丸亀のあたりの山々
須田港方面
2022年09月10日 17:55撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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須田港方面
西の空の一角が茜色に染まっている
2022年09月10日 17:56撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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西の空の一角が茜色に染まっている
雲の一端から光が漏れ始める
2022年09月10日 18:03撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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雲の一端から光が漏れ始める
夕日と小舟
2022年09月10日 18:05撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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夕日と小舟
瞬く間に光の帯が広がる
2022年09月10日 18:07撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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瞬く間に光の帯が広がる
残念ながら瞬く間に夕日は雲に隠れてゆく
2022年09月10日 18:09撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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残念ながら瞬く間に夕日は雲に隠れてゆく
日没と海の反射
2022年09月10日 18:10撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 18:10
日没と海の反射
丸亀のあたりには光が灯り始める
2022年09月10日 18:13撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 18:13
丸亀のあたりには光が灯り始める
下山後、本日の宿ルポール粟島へ
2022年09月10日 18:31撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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下山後、本日の宿ルポール粟島へ
豪勢な鯛の刺身に舌鼓を打つ
2022年09月10日 19:10撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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豪勢な鯛の刺身に舌鼓を打つ
夕食の後は海ほたるの鑑賞会
2022年09月10日 20:37撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 20:37
夕食の後は海ほたるの鑑賞会
青白い光を放つ海ほたる
2022年09月10日 20:38撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 20:38
青白い光を放つ海ほたる
2022年09月10日 20:39撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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海ほたると海水につけると・・・
2022年09月10日 20:50撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 20:50
海ほたると海水につけると・・・
海に戻すと一瞬光を放ったのち、海ほたるは急速に波間に消えていった
2022年09月10日 20:52撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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9/10 20:52
海に戻すと一瞬光を放ったのち、海ほたるは急速に波間に消えていった
撮影機器:

感想

瀬戸内海の東部に位置する島嶼の中ではアプローチのハードルが高い島の一つだ。粟島に向かうすには須田港または宮ノ下港から定期船が出ているのだが、この港はいずれも最寄りの詫間駅から離れているのでバスまたはタクシーを使うことになる。

三豊市のコミュニティー・バスがあるのだが、このバスがJRにも船にも接続を全く考えていない。おまけに詫間に停車する特急は朝夕のみで、日中は各駅か快速が停まるのみだ。

スマホの充電コードを忘れてきたことに気が付き、慌てて宿泊先に連絡すると、従業員の中にiphoneを持っているものがいないので、充電器を貸すことはできないとのことだった。港の近くにコーナンのの系列のホームセンターがあることを。その近くを通るコミュニティ・バスがあったので、まずはホームセンターを訪れ、無事、コードを入手することが出来る。

粟島行きの船のための桟橋と小さなベンチが置かれているだけである。いまはほぼ干潮の時間だ。岩壁のかなり高いところまで貝が張り付いているが、満潮の時間にはそのあたりまで潮が満ちることになるのだろう。

桟橋には船を待つ人は誰もいない。沖合に船が見当たらないので、果たして本当に船が来るのだろかと心配になるが、ポツンと小さな船が見えたかと思うと、かなりのスピードで船が桟橋に近づいてくる。出港時間が近づくと一人の男性が現れる。乗船券は自動販売機が購入する仕組みになっているらしい。

船が岩壁を離れると、四国の山々では雨が降っているのだろう、山々には暗い雲がかかっている。沖合の粟島の向こう側では西の空は晴れている。船はまず志々島に寄港する。先ほどの男性は志々島で下船される。志々島は港がある本村の近く以外では民家も全く見当たらず、人の気配がほとんど感じられない島だった。

粟島に到着すると、今夜の宿泊先であるルポール粟島でチェックインすると、城山(じょうのやま)を目指すことにする。ルポール粟島の前から城山への道標がある。歩き始めるとすぐに猫が現れる。家内にもとに駆け寄ってきたかと思うと早速にも体を擦り付ける。人懐こい猫だ。

坂道を登って行くと突き当たりは小学校の校門が現れる。校庭には草が伸び放題であり、どうやら既に廃校になっているようだ。小学校の裏手にあるプールと校舎との間を登ってゆく。

すぐに非舗装路となり、山道が始まる。道標によると山頂まではわずかに780mらしい。
一合目を過ぎるとすぐに擬木階段が現れ、階段が延々と続く。何しろ山頂までの距離が短いので、少し歩くと次々と二合目、三合目と道標が現れる。登山道の脇では大きなイノシシが斜面に逃げ去って行くのが目に入る。

山頂は広く切り払いされており、手前に小さな東屋があり山頂には展望台がある。展望台に登ると、先ほどまでは晴れ空が広がっていた西の空にも雲が大きく広がってしまっているが、しまなみ海道の因島のあたりで空の一端のみが茜色に染まっている。

山頂からの展望は実に素晴らしい。この粟島には城山の他に北に阿島山、東に紫谷山という山があり、これらの山を結んだスクリューのような形をしている。本来は三つの島だったものがそれらの間に砂洲が形成されたことにより現在のこのような形になったらしい。

島の北には高見島と佐柳島、右手に広島といった塩飽諸島の島々、北には真鍋島、北木島、その左手に六島といった笠岡諸島の島々がシルヴァーグレイの海に島影を浮かび上がらせている。

山頂は間断なく海風が吹き抜けており、驚くほど涼しい。山名標の写真を撮ることをすっかり失念していたが、標高は221.8m、ほぼ222mらしい。山頂で島々の海景を眺め、涼んでいるうちに雲の切れ目から太陽が姿を見せる。瞬く間に海上には夕陽の方角に光の帯が伸びる。

再び夕日が雲に隠れたのを見届けると、下山を開始する。擬木階段のお陰もあってか、10分ほど降るとすぐに山麓に降り立つことが出来る。

宿に戻り、シャワーで汗を流すと丁度、夕食の時間となる。席に着くと豪勢な鯛の刺身が運ばれてくる。かなりの大きさであったが、このあたりでは大きな鯛がよく釣れるらしい。

夕食の後は海ホタルの鑑賞会となる。粟島は海ほたるの名所であるらしいが、夜の海辺に行っても簡単に見ることの出来るものではない。ルポール粟島の方が日中のうちに集めてくれていたものを鑑賞するのである。ちなみに海ほたるについて案内してくれる男性は「海ほたるおじさん」と呼ばれる方らしい。

バケツに集められた海ほたるを目の細かい網で濾すと、網から青白い光が流れ落ちる。海ほたるはルシフェリンと呼ばれる光る物質を放出ことにより発光するらしい。この物質は水に溶け出すので、一瞬、青白い光が流れ落ちるように見えるのだ。網の上に集められた海ほたるは闇の中で幻想的な青白い光を放つのだった。

海ほたるを再びバケツの中の海水に戻すと、集められた海ほたるは港の海に戻される。海に戻った多くの海ほたるは一瞬、わずかに光を放ったかと思うとすぐにも海の中へと消えていった。

宿に戻るとすぐにも雨が降りはじめる。この日は中秋の名月の夜であるが、どうやら粟島からは月を眺めることは叶わないようだ。次第に強くなる雨の音を聴きながら眠りにつくのだった。

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訪問者数:207人

コメント

こんばんは やまねこさん

キノコがらみで発光する生物が気になって岩波化学ライブラリー249「恐竜はホタルを見たか」を読み始めたところです 
興味深い記事が満載のようです
2022/9/12 22:59
olddreamerさん 
面白そうな本のご紹介どうも有難うございます。早速、購入することにしました。
2022/9/13 7:05
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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