両神山、坂本から八丁尾根(坂本→八丁峠→両神山→日向大谷口)


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,352m
コースタイム
9:34 大岩
10:44-10:50 八丁峠
11:32-11:37 西岳
12:17 東岳
12:55-13:05 両神山(剣ヶ峰)
13:23 両神神社
13:45-13:55清滝小屋
14:33 会所
14:57-15:10 日向大谷口
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
附帯されているバスのフリーパスは西武秩父駅前の営業所で引き換えてもらえますが、まだ朝早く閉まっていたので乗車したバスの運転手にお願いしました。 行き 西武秩父駅より西武観光バスで小鹿野役場で乗り継ぎ坂本へ。 帰り 日向大谷口より三峰口行きの小鹿野町営バス。両神温泉薬師の湯で西武秩父駅行きに乗り継ぐことも可能です。 自分は温泉に入ったり小鹿野で下りてわらじカツ丼を食べたりと、寄り道しながら帰りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
坂本〜八丁峠間は噂に違わぬ悪路。 小鹿野の観光案内所にも坂本コースは荒廃しているとの注意書きが貼ってあります。 実際はテープや標識は多く付けられているので、上りに関しては道迷い等の問題は少なそうに思えました。ただし全体的に非常に歩きづらく、相当飛ばしていたつもりなのにコースタイムはギリギリでした。 登山口〜大岩までは途中の山の神という祠までは歩きやすい道が続きます。 それから先は基本的に沢沿いに進むのですが、崩落箇所を迂回する為か地図には無い渡渉を求められます。無茶なトラバースをして凌ぐことも。 川が増水している時などは靴がずぶ濡れになること必至です。 大岩〜八丁峠は渡渉する場面は減り多少は進みやすくなるものの、倒木が何箇所かあり迂回する羽目になったりします。 こちらも全体的に崩壊していてどこをどう進めばいいのかわからない所もあり、無理矢理に直登することも何度か。迷うことはあまり無さそうに思います。 八丁峠〜両神山は途中東岳、西岳周辺で連続した鎖場が続きます。 とは言えそこまで切り立った場所でもないので、別段登りづらいということはありませんでした。東岳から下りとなる逆コースの方が怖いかもしれません。 両神山〜清滝小屋〜日向大谷口はそれまでのルートとは通行量もケタ違いです。 道自体も多少鎖場や渡渉箇所がある程度で特に難はありません。 |
写真
感想
近場でそこそこ険しそうな山に登ろうということで、両神山へ行ってきました。
子供の頃家族と登ったことがある、思い出の山でもあります。
ただ両神山に登るだけでは面白く無いだろうと思い、八丁尾根を歩くルートを考えました。
しかし公共交通を使うとなると、ただ往復するだけというのを除外する場合、
坂本から登るか、中津川の出合バス停から延々と秩父鉱山方面へ舗装路を歩くくらいしか道がありません。
舗装路を歩くのは嫌なのでもちろん坂本からとして下調べをしますが、
調べれば調べるほどに荒れたコースだということが分かってきます。
ただ、沢沿いに進むコースなので道迷いというのはそこまで無いだろうなと。
ですが、その区間は念のため地形図も持って行きました。
坂本までは西武線、西武観光バスなどを乗り継いで行きます。西武鉄道の発売している秩父漫遊きっぷを使うとバス代を節約できるのでお得です。
小鹿野の観光案内所では坂本ルートが荒廃している旨の貼り紙を見かけ、もう一度気を引き締めます。
坂本行きのバスには自分を含めて3人。下りたところで二人ともうろうろしていたので、おそらく二子山への登山者だと思います。
こちらは一人寂しく両神山方面へ向かいます。
坂本から登山口まで国道を歩き、登山口からは比較的快適な山道が続いてます。
この地点ではこんなもんかなと拍子抜けしてしまいますが、祠を過ぎた辺りから沢に近づき、だんだんと道も怪しくなってきます。
崩落した斜面を横切ったり、浸水覚悟で沢を渡る羽目になったり、前々日までの一週間に渡る雨のお陰で川はそこそこ増水していたようで、靴は無残にもズブズブ。
ただしテープや標識が沢山あるので、迷うという事はなさそうでした。
そんな感じの道が大岩まで続き、容赦なく体力を奪います。
大岩からはしばらくすると沢から少し離れるため、そこまで歩きづらくありません。
ただし崩落箇所も何箇所かあり、雪渓の近くの斜面を無理矢理直登したり。
つづら折りの道に入れば、あとはそれを辿ればいいだけなので楽です。
たまに倒木なんかが塞いでいたりしますが。
八丁峠で人の気配に安心。ですが地図のコースタイムは明らかに崩壊前のタイムなのか、
相当飛ばしたにも関わらず、ほぼ時間通りでした。
八丁尾根はアップダウンが激しく、特に連続した鎖場が坂本コースで消耗した体力を容赦なく奪います。
坂本〜八丁峠の地点で既にバテまくっていたので、それさえ無ければもう少し余裕があったかも知れません。
ですが、所々で広がる景色は良い物で、それだけで疲れも吹き飛ぶくらいに満足できます。
特に西岳、東岳周辺は開けていて最高でした。
たまに鎖場で順番待ちになったりしますが、清滝コースと比べると割合静かな所です。
両神山に着くと突如ごった返していて驚きます。
景色は少々木々に囲まれているので、東岳ほどは開けていません。
両神山頂地点で13:00。日向大谷口15:10のバスに乗れないと温泉に入れないどころか2時間近く待ちぼうけを食らってしまうので、必死になって滑り降ります。
帰りは人の多いコースでしっかりしているので、迷ったり手間取ったりすることはなく安心です。
昔営業していた頃に泊まった事のある清滝小屋で小休止のあと、再び日向大谷口方面へ走り出します。
結果、バスの発車の13分前というギリギリでの到着。無事に予定のバスに乗れました。
バス停目の前の道の駅にある温泉でも良かったのですが、今回は秩父漫遊きっぷの割引の利く両神荘へ。
のんびり入った後は小鹿野へと名物のわらじカツ丼を食べに向かいました。
わらじカツ丼は小鹿野バス停近くの割烹鹿の子にて。
既に照明消えていて、もう今日は終わっちゃったのかなと思い呼びかけてみると、
一人分くらいならごはんが残っているということで作って頂けることに。
甘辛のタレのかかったカツはごはんによく合っていて登山後の疲れた体には最高でした。
6/17(火)追記
パノラマ写真をやや大きめのサイズでアップロードし直しました。
前の画像に拍手を下さった方には申し訳ございません。
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