記録ID: 46019
全員に公開
アルパインクライミング
大雪山
陸万別合宿(鋸岳北面)
1989年04月30日(日) 〜
1989年05月05日(金)


- GPS
- 128:00
- 距離
- 50.1km
- 登り
- 4,652m
- 下り
- 4,653m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
4/30 快晴 入山 上川発7:00のバスに乗って入山。 前の週に偵察しているので、迷うことなく進む。 合宿BCにシェイクとともに12:40着 5/1 晴れ 愛別岳へ登る BC発(6:00)→シーデポ(7:00)→合訓(9:00〜9:50)→D地点(11:20)→偵察戻り(12:00)→頂上(12:40)→D地点(13:00)→BC(14:00) 全員で合訓のちCo1730m付近をトラバース。 斜面硬くなってきてシートラしようとした時、しゅーじがスキーを谷に流した。 標高差100m程。Saito取りに行く。 D地点直下で比布岳へのっこすのは無理と判断し、シーデポ。 白川谷の偵察、のちに愛別岳登頂。 下りはCo1600mの滝記号の上でネチョネチョのガスに包まれ、E地点まで行くのに苦労するだろうと考え、すぐ脇の尾根に乗る。 そのままトラバースを続け、フリコ沢へ。 朝に登った尾根を経由し、BCまで戻る。 5/2 鋸岳直登稜と左ルンゼを登る BC(6:00)→直登稜取りつき(8:00)→直登稜頭(10:00)→左ルンゼ取りつき(10:30)→左ルンゼ頭(12:30)→A地点経由→ザイル訓練(13:00〜30)→BC(14:00) 直登稜は取付きからしばらくノーザイルで雪面を直上しザイルを繰り出す。 1pめ:硬くなった雪面を40m斜上。ロックハーケン2箇所。Saitoトップ。 2pめ:ローソク状の岩の下部まで雪面40m。ロックハーケン1箇所。Shakeトップ。 3pめ:苔のびっちり張り付いた岩に雪が付いていてホールドやスタンスが心もとなかった。核心と思われるガリー状の所を直上。雪の付着多い。35m。ロックハーケン3箇所。終了点は急な雪面で確保する羽目になり緊張。Saitoトップ。 4pめ:雪面を直上30mで稜線へ。ロックハーケン1箇所。Shakeトップ。 直登稜登攀後、いったん取付きまで戻り、続いて鋸岳左ルンゼへ向かう。 左ルンゼの下部は、硬く氷化した緩い雪面をノーザイルでルンゼの真ん中付近まで登り、そこからザイルを繰り出す。 1pめ:急な雪面を40m。ロックハーケン1箇所。しゅーじトップ。 2pめ:雪の付いていない急な岩場(苔やはい松)をトラバースし、再びルンゼに入る直前まで。30m。Saitoトップ。 3pめ:急なルンゼをトラバースし、上部の大きな岩の基部まで。高度感あり。ステップが決まりにくかった。アイスハーケン1箇所。しゅーじトップ。 4pめ:再び高度感あるピッチ。左ルンゼの一番急と思われるところを直上する。中央稜上部に出る。40m。アイスハーケン1箇所。Saitoトップ。 左ルンゼの登攀を終了すると、次第に周囲がガスってきた為、左稜線を下降する予定を変更し、A地点経由でBCまで戻る。 5/3 鋸岳中央稜の登攀 BC(5:40)→取り付き(7:45)→鋸岳(12:25〜45)→左稜線を下降→シーデポ地点(13:15)→BC(13:45) 1pめ:雪と苔の付着した斜面を斜上し、デルタ状岩峰の上に出た。アイスハーケン1箇所。Shakeトップ。 2pめ:足幅位の段差を使って岩を捲く。30m。アイスハーケン2箇所。Saitoトップ。 3pめ:苔のついた丸っこいリッジ。40m。ノーザイルでもいけそう。しゅーじトップ。 4pめ:小さな段差がぽこぽこ出てくる。35m。ロックハーケン2箇所。Saitoトップ。 5pめ:雪と苔の斜面を直上。大きな段差の手前でピッチを切る。10m。しゅーじトップ。 6pめ:岩稜。ホールドスタンスとも案外細かい。左側の苔の斜面を捲けば簡単にいけそう。35m。アイスハーケン1箇所、ロックハーケン1箇所。shakeトップ。 7pめ:ちょっとした岩峰の登りで、核心。岩の裂け目を登る。そのまま行くとリッジ上を行けなくなり、左側の浮石の多い急斜面をトラバース。微妙でいやらしい。のち、雪面を直上していく。40m。ロックハーケン2箇所。Saitoトップ。 8pめ:リッジ上の岩の段差を越える。岩と岩の間をすり抜け、急な雪面をトラバース気味に直上。いやらしい雪ですぐダンゴになる。雪稜上に出る。ロックハーケン3箇所。Saitoトップ。 9pめ:雪稜上の大岩を捲く。10m。BCとの交信の為、すぐピッチを切った。shakeトップ。 10pめ:雪稜の左側にある小ルンゼから捲き気味に登る。一歩一歩アイゼンに付いたダンゴを落として登る感じ。40m。Saitoトップ。 広い雪稜上をとことこ歩いて鋸岳へ。 中央稜は全体に脆い岩のリッジ。 上部に行くほど浮石が多くなっていく。 右側はすっぱりと切れ落ちているので、概ね左側を捲いていくと早く登れる。 リッジ上を忠実にトレースすれば、より充実した登攀ができると思う。 中央稜の登攀後、右ルンゼを下降しようとしたが、雪の状態が悪そうで、落石も気になったのでやめる。 パーティ内で意見が分かれたが、結局は左稜線を下降。 5/4 荒井岳へアタック BC(5:30)→A地点(6:50〜7:20)→間宮岳(8:50〜9:20)→北鎮岳(10:50)→A地点(11:20)→比布岳(11:50〜12:10)→引き返し(12:30)→比布岳(13:00)→A地点(13:20)→BC(13:55) A地点までスキーで行く。 北鎮岳はネグって中岳、中岳から間宮岳まではスキー。 シーデポは間宮岳、そこからツボで行く。 途中風が強くなり、天気予報を聞くため全員でツエルトを被る。 |
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