想い出の西穂独標へ


- GPS
- 08:36
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 905m
- 下り
- 955m
コースタイム
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 4:41
天候 | 全般に曇がち時々晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車走行距離310km 車所要時間 3hr30min 復路: 西穂高口 12:15⇒(ロープウェイ)⇒12:25しらかば平 13:00⇒中尾⇒13:40平湯(ひらゆの森・温泉入浴)14:30⇒高山市内⇒(高速)⇒一宮JCT⇒(高速)⇒18:45 草津IC 車走行距離315km 車所要時間 4hr15min |
その他周辺情報 | 露天風呂 平湯温泉:ひらゆの森 600円/人 しらかば平:神宝之湯 600円/人 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
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感想
2007年9月(15年前、 平均年齢63歳の山仲間5人参加、当時私は68歳)に西穂・奥穂・槍岳・笠岳の縦走をした回想が懐かしい。その入口である西穂独標を訪れたくて、山テンの予報を信じ行ってみた。
今年は異常気象のため各地で豪雨災害が起きており、天気予報もスポットでは難しいのだろうか? 天気予報の晴れ間を探して計画したのだが結果的には好天に恵まれず大展望とはいかなかったが、一方では秋花のはじめを彩る多くの高山花にお目にかかれたのは満足だった。
高齢になると体力の退化は如何ともしがたい。 楽に新穂高からのロープウェイを利用し西穂高口まで一挙に上がり初日は西穂山荘まで。2日目に独標に登り帰宅しようとの計画だった。
初日は残念ながら山頂部はほぼ雲のかかっている状態だったが、雲の動きが激しく時折山頂部が顔を出す程度。 山荘に着いて時間を持て余したので丸山までと思い出かけたのだが独標とピラミッドピークが雲の晴れ間から見え隠れする。このまま山荘に戻るのも抵抗があり、高山花も新鮮なので鑑賞しながら独標まで出かけることに。
途中、独標からの折り返し登山客に多くすれ違ったが、山頂には誰もおらず。周辺の各ピークも雲の中、時折ピラミッドピークが見え隠れする程度で変わらず、中腹から下は見えるのだが残念。しばらく粘ったが状況は変わらず、そのうち西穂高往復の登山者が戻ってくる。 言葉を交わすと西穂山頂は全くのガスの中だったという。あきらめて下山することに。
二日目の山テン予報によると、西穂高山頂は9時頃から正午にかけて晴と出た。ヨシとばかり9時頃独標着を狙って再度挑戦することに。しかし、予報時刻に合わせ再登したのだが山頂は全くガスの中、しばらく待ったが晴れそうな気配もないのであきらめて下山する破目に。再度の新鮮な高山花にお目にかかれて良しとするしかなかった。
今回の山行を通じての話題を3点紹介しましょう。
①西穂山荘でのコロナ対策
まだ第7波の感染がおさまらない時期ではあったが、室内でのマスク着用は勿論、密にならないような部屋人数の制限、食堂での仕切り板、多数の換気扇・消毒液の設置などの配慮が行き届き、快適な一夜を過ごすことができた。
②ヘルメットの着用
奥穂への縦走登山者、西穂往復の登山者は勿論、独標往復登山者でさえ大半の登山者がヘルメット着用に替っていた。少なくとも10年前までは日本アルプスの一般ルートを歩く登山者でヘルメット着用者は一部であったが、今は独標への最後の岩稜帯通過でさえ着用が常識になっているのに驚く。自分の認識不足だろうか、山の安全意識が格段に進んでいるのだろうか。世間の常識と自分の認識との格差に驚くばかりであった。
③極く登山初心者が西穂独標へ
最後、独標への岩稜帯を登っている途中で、二人の登山者が私たちは遅いのでお先にと言われたので何気なく通過、山頂で休憩していると彼女らも到着。談笑してわかったがごく初心者で怖かったと、他に誰もおらず岩の下降時が心配で怖いというので無下にできずゆっくりと先導し安全地帯まで誘導し別れた。彼女らもヘルメット着用していたが標準歩行時間が短いのを判断の材料にして独標を目指したという。ヘルメット着用もいいが、その前に山の難易度と自分たちの技量をよく認識して行き先を考えてもらいたいものだ。
今回は充分満足した登山とは言い難く少し遺恨の残る登山となったが、一方では曇がちの天気のため日中でも18℃前後の涼しい快適な二日間を過ごせたのはラッキーとも言えた。帰りは昔懐かしの平湯温泉「ひらゆの森」の露天風呂でたっぷりと疲れをとり帰路に着くことができた。
sshibachanさん 酷暑お見舞い申し上げます。思い出の「西穂独標」お疲れさまでした。
なんと 初日と二日目の二回も独標往復とは・・凄い体力とその行動力には脱帽です。
「西穂独標」は忘れられない思い出の山です。
20年前に登ったときのこと・・独標に着き岩の上に座って休憩しているとドォ〜ンと
突き上げるような地震が発生〜座っていた岩がグラッと大きく動いたので慌てて岩から
離れすぐさま下山しましたが、その時落石で何人かの人が負傷されて怖〜い思いをした
時のことを今でもよく覚えています。
当時は勿論、12年前「槍ヶ岳や剱岳」に登った時、ヘルメットを着用されている方は
殆どいませんでした (;^ω^)
コロナも第7波・・いつになったら治まるのでしょうか・・
いつも丁寧なレコ 楽しく拝見させていただいています(*^^*)♬
ありがとうございます。
20年前の地震はよく覚えてますよ。
幸い、私は下界におり怖い目には合いませんでしたが、山仲間で涸沢にいた人は相当危険な目にあったと聞いてます。岩場で体験するとゾッとしますね。
最近は回顧録のような山が多くなり反省してます。でも体力は言うことを聞いてくれませんので軟弱登山になりつつありますが仕方ないのでしょう。
貴方のブログも楽しく拝見してます。盛りだくさんの周辺情報には驚きです。私にはとても収集能力はありません。
奥さんの後ろ姿もどんな人かなと想像させられます。 夫婦ともにご活躍をお祈りします。
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