記録ID: 4544348
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ハイキング
剱・立山
室堂〜ザラ峠〜五色ヶ原山荘〜刈安峠〜黒部ダム
2022年08月01日(月) 〜
2022年08月02日(火)
富山県
kyom4
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 13:26
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 3,363m
- 下り
- 4,342m
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1日目
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:00
距離 9.4km
登り 967m
下り 899m
| 天候 | 一日目 晴れ後曇り 二日目 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・室堂〜浄土山南峰 雄山に向かうなどの登山者が多く賑やか 一の越山荘から浄土山南峰迄の道脇はお花畑の花盛り ・浄土山南峰〜獅子岳 龍王岳西側の下りは岩場の急斜面、すれ違いに注意 鬼岳東面からの下りは残雪あり、雪面を切って整備されています 梯子下の残雪の切れ目に落ちないよう注意 ・獅子岳〜五色ヶ原山荘 獅子岳からの下りの長いガレ場での落石注意 （下方を歩いている登山者に落石させない注意も必要） ザラ峠から登り返して、五色ヶ原山荘 ・五色ヶ原山荘〜苅安峠 緩やかな下り、チングルマが花盛りです ・苅安峠〜平の小屋 苅安峠で尾根を離れ、急斜面のつづれ織りの道を下った後 水平道になりますが、細かなアップダウンあり 崩壊地の通過、岩場の通過の滑落注意 ・平の小屋〜ロッジくろよん 梯子の登下降箇所多数あり、崩壊地の通過は滑落注意 ほぼダム湖に沿う水平道ですが、 連続する細かなアップダウンに疲弊、長く感じました ・ロッジくろよん〜黒部ダム 簡易舗装の平坦道 |
| その他周辺情報 | 大町温泉郷 薬師の湯 https://www.omachionsen.jp/shops/2012/03/post-7.php |
写真
扇沢駅
真上に新越山荘が見えているはずなのですが、小さくて見えません
真上に新越山荘が見えているはずなのですが、小さくて見えません
見えているのは赤牛方面でしょう。明日ダム湖の西側を延々と歩いて戻ります。歩き切れるか、この年齢ではちょっと不安も
ロープウェイの車窓から一の越方面。室堂から歩いてい時間位で到着予定
花の美しい季節
つい立ち止まってゆっくり眺めたくなりますけれど、行程を考えると気が急きます(^^ゞ
つい立ち止まってゆっくり眺めたくなりますけれど、行程を考えると気が急きます(^^ゞ
軽装の登山者が、残雪歩きに驚いたり、喜んだりしている姿が微笑ましく感じます。
それにしても結構な残雪量！いかに今年積雪が多かったか改めて実感！
残雪量に応じて、日々登山道に手を入れて下さっている方々のおかげで、苦も無く歩けることに感謝です
みくりが池温泉
一回、温泉だけ泊まりに来たいと思っていても、なかなか…
一回、温泉だけ泊まりに来たいと思っていても、なかなか…
雄山に向かう登山者が豆粒程に点々と見えていますが、今日は行きません(^^ゞ
室堂に来たら、この絶景は見逃せませんね。晴れた日に来られて幸せ＼(^o^)／
イワギキョウ花盛り
標高が少し上がっただけで競い合って咲いている姿に、もう秋なのね、と寂しさも
標高が少し上がっただけで競い合って咲いている姿に、もう秋なのね、と寂しさも
イワギキョウ
晴れた日にはこんなにも花弁を開かせ、日を浴びるのですね！植物のいじらしさに感動！
晴れた日にはこんなにも花弁を開かせ、日を浴びるのですね！植物のいじらしさに感動！
槍ヶ岳から笠ヶ岳まで一望＼(^o^)／これから辿る道は、2015年8月に馬蹄形縦走した折の逆コース
今夜お世話になる五色ヶ原山荘がぽつんと見えました。眺めるだけなら絶景ですが、これからあそこまでの道のりを考えると、不安も
いやはや、梯子と残雪の隙間に不安でドキドキ！こんな状態だとは思ってもいませんでした(T_T)
雪を切って頂いているので、楽に歩け、助かります。雪の状態に応じての日々の整備に感謝しかありません
振り返ると竜王岳は既に雲の中(*_*)快晴はほんの一瞬でした(:_;)
間もなく雲に隠されそうな五色ヶ原山荘。多分到着時は眺望はなさそう(:_;)
黒部ダムの上に聳える針ノ木、スバルは標高差1400m！圧巻の景色！
花盛りのチングルマを目にすると、つい写真を撮りたくなって困ります
ザラ峠間近ザレザレのきつい長い下りでした。全く記憶にありません。それほどに若い頃は体力があってきつさなど感じていなかったのでしょう
1
8/1 12:18
ザラ峠間近
ザレザレのきつい長い下りでした。全く記憶にありません。それほどに若い頃は体力があってきつさなど感じていなかったのでしょう
ザレザレのきつい長い下りでした。全く記憶にありません。それほどに若い頃は体力があってきつさなど感じていなかったのでしょう
ザラ峠
風雪に耐え、頑張っている標識が健気！右奥に国見岳が見えているのか？
風雪に耐え、頑張っている標識が健気！右奥に国見岳が見えているのか？
竜王岳の右奥に雄山
よく頑張りました、と自分を褒めないとやってられません！もう山を止めれば済むことなのに…
よく頑張りました、と自分を褒めないとやってられません！もう山を止めれば済むことなのに…
天上の楽園
天国はこんな場所ではないかと想像すると、生きながら天国に召された感じ
天国はこんな場所ではないかと想像すると、生きながら天国に召された感じ
五色ヶ原キャンプ場はトイレもあり、広いのにびっくり！テントから満天の星空の眺められる夜は、さぞ素晴らしいでしょうね
右に見えているのは越中沢岳？2016年の馬蹄形縦走で一番辛かった登りの山でした
ザラ峠が随分高くなりました。真冬なら深い谷も雪に埋まり、楽に通れるのではないかと想像しますが、装備もない時代、それが可能だったのかどうか？
1
8/2 7:16
ザラ峠が随分高くなりました。真冬なら深い谷も雪に埋まり、楽に通れるのではないかと想像しますが、装備もない時代、それが可能だったのかどうか？
苅安峠に到着
雪で押し潰された標識をどなたかが丁寧に並べておいてくれました。貴重な目印を大切にしてくださる心遣いが嬉しいです。
雪で押し潰された標識をどなたかが丁寧に並べておいてくれました。貴重な目印を大切にしてくださる心遣いが嬉しいです。
さようなら
苅安峠で尾根を離れ、急坂をつづれ織りに下りました。笹を刈って頂いていて、道跡も明瞭！
苅安峠で尾根を離れ、急坂をつづれ織りに下りました。笹を刈って頂いていて、道跡も明瞭！
ダム湖に流れ込む川面に近づきました。やれやれ、これで安心して平坦道が歩けると思いきや、その後の水平道は想像を絶する長さ、そして岩場、崩壊地の通過など気が抜けませんでした(T_T)
8/2 8:56
ダム湖に流れ込む川面に近づきました。やれやれ、これで安心して平坦道が歩けると思いきや、その後の水平道は想像を絶する長さ、そして岩場、崩壊地の通過など気が抜けませんでした(T_T)
階段を丁寧に切って頂いている大倒木。とても跨ぎ越せる太さの木でなく、随分よく整備されている印象。
平の小屋に到着
慎重に下り、到着までに三時間以上かかり、疲れました。ここでゆっくりコーヒーブレイク♪
慎重に下り、到着までに三時間以上かかり、疲れました。ここでゆっくりコーヒーブレイク♪
小屋の横から黒部ダム湖が望め、正にここからが辛い水平道の始まりでした(T_T)
足下に渡し舟乗り場急な石段の途中で、黒部ダムに向かう道と分岐しているのですね。奥黒部ヒュッテを出発し、針ノ木谷に向かった日、渡し舟を見る機会がなく、今日やっと巡り合えて、懐かしい思い出も蘇りました
8/2 9:42
足下に渡し舟乗り場
急な石段の途中で、黒部ダムに向かう道と分岐しているのですね。奥黒部ヒュッテを出発し、針ノ木谷に向かった日、渡し舟を見る機会がなく、今日やっと巡り合えて、懐かしい思い出も蘇りました
急な石段の途中で、黒部ダムに向かう道と分岐しているのですね。奥黒部ヒュッテを出発し、針ノ木谷に向かった日、渡し舟を見る機会がなく、今日やっと巡り合えて、懐かしい思い出も蘇りました
轟音と共に流れる川に架かる木橋は、奥黒部ヒュッテを出発した朝の景色と同じ
登山道の草刈りをして下さっている方々にお会いし、どちらから歩いて来られたのだろう、どちらにしても相当長い距離をご苦労されているのだろうと想像しましたが、足元にボートを発見！なるほど(^^ゞ
8/2 10:53
登山道の草刈りをして下さっている方々にお会いし、どちらから歩いて来られたのだろう、どちらにしても相当長い距離をご苦労されているのだろうと想像しましたが、足元にボートを発見！なるほど(^^ゞ
梯子を下り、また登り返し！数えてみたくても、カウンター持参でないと無理(:_;)
青い屋根のロッジくろよんがやっと見えました。でも、実際はまだまだ遠かったのです(:_;)
シナノナデシコでは？
針ノ木谷で見ましたから、多分ここでも同じ花が見られると思います
針ノ木谷で見ましたから、多分ここでも同じ花が見られると思います
ダムが見えました
ロッジくろよんから意外に近いのですね(*_*)
ロッジくろよんから意外に近いのですね(*_*)
撮影機器：
感想
かねてより、平の小屋から黒部ダム湖沿いの水平道の過酷さを、
周りから耳に蛸のできるほど聞かされておりました。
でも、実際に歩いてみなければ納得できない性分が災いし、
又、佐々成正の伝説の道を一度は歩いてみたいとの思いが消えず、
否応なく年齢を重ね、日を延ばせば実現の難しくなるのも必定、
五色ヶ原山荘の予約が取れ、お得なWEB予約もできたのを幸い、
晴れの予報を見込んで、出かけてみました。
無論下りの長さ、水平道の梯子の連続に、辛さは増しましたけれど、
川面がやがてエメラルドグリーンのダム湖になる辺りで、
読売新道や、針ノ木谷の懐かしい思い出がふつふつと蘇りました。
奥黒部ヒュッテでお会いしたsimokitaさんはお元気でしょうか？
見えてからが遠かったロッジくろよんに漸く近づいた河原に
針ノ木谷で見たシナノナデシコにそっくりな花を見つけ、
予期せぬ思い出との巡り逢いを紡ぐ山旅と教えられた気がします。
疲れは尋常でないものの、自分にとっては満足な結果でしょう。
下り道で行き会った観察員の方々、草刈りの方々、
登山道がこうした方々に日々支えられている事実に対面し
ひたすら、感謝を申し上げます。
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残り、農鳥岳、ペテガリ岳、神威岳、オプタテシケ山の４座となりました。７月の初め、農鳥岳に挑戦しましたが、天候悪化のため肩の小屋泊で撤退、😭北海道も天候状況を確認しながら待機中です。
コメント有難うございます
苅安峠を下り、エメラルドグリーンの黒部湖が見えて来た時
読売新道を下った日の周りの光景が、瞬時に思い出されました。
記憶とは、本当に不思議なものですね(*_*)
simokitaさんも平の小屋から黒部ダムに向かって歩いたと思うと
今回、自分が体験してみて、梯子のこれでもかの連続に疲労困憊、
加齢もありますが、御山谷辺りからかなりペースダウン、
ロッジくろよんへの到着が予定よりかなり遅れましたけれど
年の割に結構頑張れ、無事下山でき、感謝です。
simokitaさんは、目標達成まであと四座になったのですね！
あと少しで、という時が何故か一番目標が遠く見えた気がします。
山は逃げない、とよく言われますけれど、そうではなくて
加齢や、天候や、周囲の事情で自分が遠ざかるのではないかと思います。
今年の梅雨明け後の天候不順には驚いています。
なかなか予報通りの天気に出会えず、撤収した日もありましたけれど
やはり安全第一、無事下山できれば次の機会も狙える、と
自分に言い聞かせて、行動するようようにしています。
目標達成が待ち遠しいと思っていらっしゃると思いますが、
途中（プロセス）も、後になってみれば楽しかった気がします。
どうか、お気をつけて、四座達成を楽しんでください。
成功をお祈りしております。
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