雄松荘道から釈迦岳

エスエス
その他2人 - GPS
- 07:11
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 992m
コースタイム
| 天候 | 晴れ時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
舞子の別荘からの登山口が判りにくい。表示もないので。 下山の中井新道は、761mポイントまでのススキの群落はコースが判りにくく、その下のトラバース的な古道風の道は荒れていて、歩きにくい。 何方か、もしくは山岳会等で登山道整備を期待したい。 |
| その他周辺情報 | 下山地の八幡神社は大きな狛犬が立派である上に目が凝っていてすごい。狛犬ばかりが大きいのではなく、灯篭も物凄く大きい。この神社の由来も古く、一見の価値ありだ。 |
写真
感想
釈迦岳への初めてのコースで、近江舞子から周回してきた。雄松荘道という舞子の別荘地からワンゲル道と合流して釈迦に至たり、ヤケオから新井新道という名称の尾根を下降するのだ。
朝の舞子駅は物凄い人だかりで、何時もは人のいない駅に2,3百人ほどのハイカーがワイワイと居た。JRの琵琶湖1周ハイクのようだ。混雑から逃れるように、湖西道路を目掛けて歩き出した。緩やかな傾斜から徐々に登りになると、旧161を越えて湖西道路が見えて来た。湖西道路を潜ると急に別荘地らしい瀟洒な建物があって、そこに念佛山登山口の標識があった。メンバーの一人は、此処から念沸山に登ったと言う。
クネクネと斜面は益々きつく、歳がいったらこの道は行けないなと納得しながらである。GPSの軌跡を頼りに分岐の多い舗装路を進むと、重機の置かれた行き止まりになった。重機の後ろに階段のようなものがある。どうもこれが登山口らしいが標識はない。階段脇は広場で車と大きな重機がおいてあり、崩落した様子も見られる。ここで標高240mを越えている。
階段を上がると、尾根状の藪で踏み跡は確かについているので安心して登る。深い樹林なので周囲が何も見えないのが残念だが、一部でワンゲル道の尾根かも?と思われる稜線が見えるも、甚だ疑問だ。初めてのコースは何にも判らない。酷い汗をかいてシンドイと思っていると、ワンゲル道と合流した。ワンゲルコースを登ってきたペアの人から『近江舞子からか来たのか?』と質問されて、そうだ。とっても疲れたと言いながらどっかと腰を下ろした。今日は湿度が強く、何時雨が降るのか?と思われる天候に、余り元気が出ない。合流点からは比較的細尾根を木の根っこばかりのアップダウンと右の谷の深さにやや心配しながら歩くのだった。
岩の凹凸を越えて下ると、目の前の岩場にロープが上へ上へと続いている。この岩場を越えれば、シャクナゲ尾根と直ぐに合流するので、何故か元気が出たような気がしたが、既に正午を廻っているのだ。岩場はかなり急斜面で高度感もかなりある。慎重に一歩一歩木の根も借りて登ると、傾斜が緩くなって、シャクナゲ道と合流だ。ランチにしたいが釈迦迄行こうと、疲れた足を進めていると、何時の間にか雨粒が首筋に当たる。釈迦山頂に着くころには、全身ぬれねずみだ。傘を指してのランチは先週の八幡山と同じだ。今日の方が風雨共に強いのが難点だ。木の下に居ても、木の幹を伝って雨水が川のように流れてくる。落ち着いてランチなどできようがないが、歩けばもっと濡れるので、木の下で休んでいる方がましだと、30分のランチと休憩だ。雨が小ぶりなってきたので、ヤケオまで行こうと木の下を出る。すぐに東側の断崖脇を通過するが、傘を指しての通過も危険を感じない程度だが、一部稜線踏み跡が靴の幅ほどの5,6mの距離だけは慎重に抜き足、差し足で通った。ヤケオに到着ると雨が上がってガスも切れて釈迦方面が見えるどころか、打見山までも見え、下の鹿ケ瀬の田圃や集落まで綺麗見えるではないか?琵琶湖や舞子浜も見えるし、日が当たっているのが見えて元気が出てくる。
ここから中井新道と言うコースだ。尾根道から東斜面をトラバース気味にウネウネと別荘地目指すらしい。GPSの軌跡があるから安心して下降を開始した。岩が多数あって、灌木が連続するので、右に左にと忙しい。その内にススキの原で、それほどでもない傾斜のススキの原は歩きにくい。ほんの少しだけ、ススキを刈った後が踏み跡らしいが、随分と彷徨しながら軌跡に忠実に進むことに専念した。
761mポイントまではススキの原だったが、そこからは急斜面の自然林の尾根状を下っていると、杣道風の踏み跡に導かれて進むことになったが、最近は歩かれていないからだろう物凄く荒れていて、倒木や倒壊個所もあって、何処がコースか判断に難しい個所もあった。GPSのお陰で何とか軌跡の通リに歩くことが出来たが、中々シンドイ道探しの部分もあって、探険的で楽しい部分もあったことを報告しておく。
麓の南小松の集落までくると、八幡神社があるので一寸寄ってみた。狛犬の大きさがものすごく大きい上にその目が乳白色で黒目に相当する部分は金色である。こんな狛犬は初めてだ。それ以外にも石灯篭が物凄く大きいのだ。初めてこの八幡神社に来たのであるが、一見の価値ありだ。
今回のコースで登りは何の問題もないが、下りに使った中井新道は整備が必要だ。何方か、何処かの山岳会などの篤志家が居たら、是非整備に乗り出しては如何だろうか?古道があったことは確かな感じなのだが。も少し判りやすく、歩き易いコースとなれば、駅から登って、駅に帰るというシンプルなコースが出来るのだが、如何であろうか?
一度計画的に山行記録アプリなどで呼びかけるのもいいかも知れない。
”八”、”竹”
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