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Yamareco

記録ID: 434556
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

急登と踏み抜きで苦戦、中ア麦草岳日帰り

2014年04月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
y-urano その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:44
距離
5.4km
登り
1,388m
下り
328m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:25登山口-8:50徒渉登山道-9:05四合目-9:32四合目半-10:10五合目-10:35六合目
-11:08七合目避難小屋11:28-12:08麦草岳山頂12:25-12:45避難小屋昼食13:45
-14:13六合目-14:27五合目-15:17四合目-15:55登山口

登山口-避難小屋    登り2時間43分 下り2時間10分 (休憩含む)
避難小屋-麦草岳    登り40分 下り15分
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
木曽駒高原のスキー場上登山口前
登山口からスキー場ゲレンデの先林道を行ったところにも駐車スペースあります。 

※GPSデーターは登山口-山頂-避難小屋までとなっています
コース状況/
危険箇所等
四合目半から踏み抜き多し、急登です。
避難小屋手前の見晴台付近から避難小屋まではやせ尾根、岩場、トラバースあり(凍結時注意)
避難小屋-麦草岳 直登コースは急登です、雪庇、滑落に注意
スキー場を上がったところに登山口があります。
前方にそびえる麦草岳
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4/27 16:46
スキー場を上がったところに登山口があります。
前方にそびえる麦草岳
山頂をズーム
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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山頂をズーム
林道を歩いて20分、堰堤上で川を渡ります。
正面に麦草岳
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4/27 16:46
林道を歩いて20分、堰堤上で川を渡ります。
正面に麦草岳
小川です、全く安全、大丈夫です。
2014年04月27日 16:47撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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小川です、全く安全、大丈夫です。
渡ってすぐの看板、「裏駒」の文字が気になりました。
我々伊那では西駒、正式名は木曽駒ヶ岳ですが、木曽の人は裏駒で言うのかな?
2014年04月27日 16:47撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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渡ってすぐの看板、「裏駒」の文字が気になりました。
我々伊那では西駒、正式名は木曽駒ヶ岳ですが、木曽の人は裏駒で言うのかな?
川を渡ってジグザクの登山道を尾根に着いたところが四合目です。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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川を渡ってジグザクの登山道を尾根に着いたところが四合目です。
みなさん看板を見てがっかりする、四合半・・・・
ここからズボズボの踏み抜き地獄
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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みなさん看板を見てがっかりする、四合半・・・・
ここからズボズボの踏み抜き地獄
やっと着いた五合目、踏み抜きで体力が奪われ、なかなか進みません、日帰りできるか心配になります。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4/27 16:46
やっと着いた五合目、踏み抜きで体力が奪われ、なかなか進みません、日帰りできるか心配になります。
途中、テン泊装備のカップルを抜かせていただいて、急登な踏み抜き地獄を登ります。
それでも六合目から少しましになりました。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4/27 16:46
途中、テン泊装備のカップルを抜かせていただいて、急登な踏み抜き地獄を登ります。
それでも六合目から少しましになりました。
尾根の木々の間から茶臼岳から将棋頭への稜線が見えてきました。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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尾根の木々の間から茶臼岳から将棋頭への稜線が見えてきました。
見晴台でいっそうはっきり、でもこの場所はとても狭くて危険です。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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見晴台でいっそうはっきり、でもこの場所はとても狭くて危険です。
見晴台から岩場やいやなトラバースをしてやっと避難小屋です。ほとんど雪に埋もれています。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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見晴台から岩場やいやなトラバースをしてやっと避難小屋です。ほとんど雪に埋もれています。
避難小屋手前の駒岩を回り込んでの到着です。
それでも2時間半少しで到着です。
小屋に荷物を置いて、身軽になってアイゼン、ピッケルで装備をします。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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避難小屋手前の駒岩を回り込んでの到着です。
それでも2時間半少しで到着です。
小屋に荷物を置いて、身軽になってアイゼン、ピッケルで装備をします。
小屋から麦草岳は直登で行きます。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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小屋から麦草岳は直登で行きます。
非常に急です、ピッケルをしっかりさして登ります。そうしないと滑って登れません。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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非常に急です、ピッケルをしっかりさして登ります。そうしないと滑って登れません。
左に駒ヶ岳が見えてきました。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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左に駒ヶ岳が見えてきました。
3度ほどピークを越えてあそこかな?
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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3度ほどピークを越えてあそこかな?
あの岩を超えれば山頂です。
きつーい・・。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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あの岩を超えれば山頂です。
きつーい・・。
ここが山頂です。
小屋から標高差300m、40分で到着です。
しかしきつい登りでした。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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ここが山頂です。
小屋から標高差300m、40分で到着です。
しかしきつい登りでした。
山頂から稜線上に牙岩、木曽前岳、駒ヶ岳
こうしてみると駒ヶ岳の勇姿に感動です。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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山頂から稜線上に牙岩、木曽前岳、駒ヶ岳
こうしてみると駒ヶ岳の勇姿に感動です。
木曽前岳の南に三の沢岳
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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木曽前岳の南に三の沢岳
牙岩ズーム、前岳の奥に宝剣岳
この稜線は難路とのこと、ちょっとしたキレットですね。
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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牙岩ズーム、前岳の奥に宝剣岳
この稜線は難路とのこと、ちょっとしたキレットですね。
駒ヶ岳から北へ将棋頭、茶臼岳
2014年04月27日 16:46撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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駒ヶ岳から北へ将棋頭、茶臼岳
大棚入山の向こうは経ヶ岳、
2014年04月27日 16:47撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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大棚入山の向こうは経ヶ岳、
スキー上から登ってきたコースがわかります。
2014年04月27日 16:47撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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スキー上から登ってきたコースがわかります。
なんか天気が怪しくなってきました、小屋まで下ります。下りは楽です、それでも急な箇所は後ろ向きで下りました。
2014年04月27日 16:47撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4/27 16:47
なんか天気が怪しくなってきました、小屋まで下ります。下りは楽です、それでも急な箇所は後ろ向きで下りました。
避難小屋は評判通りきれいで泊まりたくなります。
宿泊室はロフトになっています。
2014年04月27日 16:47撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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避難小屋は評判通りきれいで泊まりたくなります。
宿泊室はロフトになっています。
小屋への入り口は2階から梯子を使って、
管理されている方へ感謝です。
ありがたく使わせていただきました。
2014年04月27日 16:47撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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小屋への入り口は2階から梯子を使って、
管理されている方へ感謝です。
ありがたく使わせていただきました。
撮影機器:

感想

今年になって乗鞍方面から木曽への途中、中央アルプス駒ヶ岳の前衛に位置しているひときわ立派な山が気になっていた。
これが麦草岳で標高も2700mを越えている、近いうちに登ってみたいと思っていた。
GWも始まり有名な山は賑やかだろうから、この山こそ静かな登山にはまさにうってつけだ。

7時に登山口を出発・・・したつもりだった。
と言うのは、我々の向かった先は、勘違いで本来の沢のひと山奥の沢へ向かっていた。
登ってかなり水量のある沢を、びびりながら渡って尾根へのとりつきを捜したが分からずしばし彷徨する。
ミスルートに気がついたのは1時間たった頃だった。
あわてて下って再出発となった。

そんなわけで、1時間半の十分過ぎる準備運動を経て、8時半の出発になった。
20分ほど歩いての沢の徒渉は、チョロ沢だったので拍子抜けだった。
ここからから尾根まで、ジグザグで登っていていき、上がったところが4合目だ。
ここから雪があったもののつぼ足で進む。
4合目から5合目が長いと聞いていたが、やっぱり長くきつかった。
30分ほど登って、4合目半のところでテン泊装備のカップルに出会う。
それまでトレースを利用させていただいたので、今度は我々がトレースをつけながら進む。
この付近は踏み抜きが多く、そして深く危険だった。
踏み抜いた下に尖った石や切り株があったり、腰まで落ち込んでしまい体力が消耗する。

5合目で簡易アイゼンを装着して進む、遅々として進まないペースに、果たして日帰り可能か心配になってきた。
しかし6合目からだいぶ踏み抜きも減ってペースを回復した。
だんだん尾根が狭くなって見晴台になる。
そこから岩場とまだ固い急な雪面のトラバースを少し緊張しながら行く。
それでもなんとか避難小屋に着いたときにはほっとした。

避難小屋は雪で覆われていて、2階から梯子を使って入る。
ひとまずザックを置かせてもらう。
この日は我々以外は誰も使わなかったと思う。
評判通りの綺麗な管理されている小屋だった。

12本刃のアイゼン、ピッケルと装備を済ませてから出発した。
麦草岳の山頂までは冬ルートで小屋から最短距離で進む。
標高差300余、これが結構きつく、ゼーゼーハーハー言いながら登る。
急登であり、ピッケルをしっかり刺さないと登れない斜面もあって少し緊張した。
それでも40分程で山頂到着、短距離走のような感覚だった。

この山の魅了は目の前に広がる圧倒的な駒ヶ岳の姿で、ふだん伊那方面からみている山容とは全く違って新鮮だった。
残念な事に、御嶽、乗鞍、北アは霞んではっきりしなかったが中央アルプスの稜線に満足した。
またほとんど全てが急登であり、なかなか休ませてくれない。
身近にこんな素晴らしい山があるなんて得した気分だ。

しかし日帰りして、今年一番きつかった山になった。
踏み抜き地獄と急登、1時間半の余計な準備運動のせいだろうと思う。
行きも帰りも出会った登山者は2名だけ、静かでハードな登山を楽しめた。

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