常念岳・残雪の北アルプスと天の川


- GPS
- 18:07
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,041m
- 下り
- 2,011m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:12
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:51
天候 | 3日快晴 4日快晴の強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・三股登山指導所で登山届提出。コンパスなどで電子的に提出していても、氏名住所人数は必ず記入し、コンパスで提出済みと記載する。 ・前日の降雪で樹林帯内は積雪していた。急坂の九十九折れでは倒木が数か所あり道をふさいでいた。 ・前常念岳南東尾根からアイゼン装着。ハシゴまで積雪と地面のミックス。前常念岳岩稜帯でアイゼンを外す。雪が岩のすき間に多いので踏み抜き注意。 ・前常念岳からは雪が腐り滑りやすいが、ツボ足で行った。チェーンスパイクがあると良い。 ・常念岳〜常念乗越:山頂付近からまき道分岐までは積雪が多く、下りは滑り止め装着が良い。 |
その他周辺情報 | ・ほりでーゆ〜 四季の郷:日帰り温泉550円。登った常念岳を眺めながら入る露天風呂は格別。 http://www.holiday-you.co.jp/ |
写真
感想
ゴールデンウイーク第三弾はメインイベント。北アルプステント泊。常念岳蝶が岳周回。日帰りも可能なのだが、あえてのんびりと二泊三日で歩く。私は天体撮影がメイン、mamimu3さんは北アテント泊が初めてなので、スローな山行きにした。
前橋を2時30分に出発。上信道を西へ。安曇野ICで下りて公園方面へ。正面にはピラミダルな常念岳白く輝いていた。駐車場満車を懸念して撮影せずに急ぐ。林道烏川線に入ると雪解け水が道に流れていた。
5時ちょうどに三股第一駐車場に到着。電信柱のすき間に停めることができた。これで満車。ちょうど間に合って良かった。第二は1km下にある。トイレが非常に混んでいたので、下で済ませた方が良い。
今回は二泊三日のテント泊装備で、エゴとガラクタを詰め込んだ95ℓザックは27kg。食事も自分が食べたいものを持ってきているので、重さより品質重視。カメラ装備はミラーレスで軽くはなったが、レンズや三脚は変わらないのでレフ機から500g程度軽量しただけ。
装備して5時45分に出発。気温3℃で肌寒い程度。林道を20分ほど歩くと三股登山指導所。コンパスで提出しているが、氏名住所人数、コンパスで提出済みと記載する。橋を渡り北へ曲がる。常念岳へ。最初から急坂の九十九折れ。シヨウジョウバカマが見送ってくれた。
長い九十九折れの急坂の道、前日の降雪がクマザサに積もっていた。倒木も数本あり、屈んで通らなければならなかった。前常念岳南東尾根の取り付きからアイゼン装着。今年は残雪が多い。樹林帯越しに見える蝶ヶ岳と蝶槍も白かった。
ハシゴの所でアイゼンを外す。灰色の岩稜帯に入る。大きな岩のすき間に残雪があり歩きにくい。足場と確保を見分しながらの登攀。二泊三日27kgの荷物が重く左右に振られる。
一昨年は25kgのザックで登山口から山頂まで5時間で行けたが、加齢と4kgの体重増加でとてもそのように歩けない。日常の鍛錬をしていても衰える虚しさ。久々に息切れした。ゆっくりとマイペースで行く。トレーニングや競技ではなく楽しい山行なのだ。前常念岳前の石室で昼食。絶景を眺めながらの食事はうまい。
分岐までの稜線歩きは圧巻。槍ヶ岳を正面に、右手には立山連峰と後立山連峰、左手には蝶ヶ岳と乗鞍岳。分岐で重いザックをデポして山頂へ。私たちが遅く登頂したので数分貸し切り。360度の素晴らしい眺望。槍穂と立山連峰は素晴らしいかった。
下って常念乗越へ。常念小屋でテント泊の受付。二人で4000円。一昨年は一人700円。コロナ禍で仕方ない。それより、mamimu3さんが高山病と脱水症状から体調不良。頭痛と吐き気。幕営してすぐに横になってもらった。
私は適当に夕焼けを撮影して夕飯に。地元前橋の山ステーキのハンバーグで作ったロコモコを食べた。やはりうまいな。ステーキ山の通販はこれからも利用させてもらおう。
体調不良で寝ているmamimu3さんを気遣いながら、天体撮影の時刻まで就寝。深夜1時に起用。皐月の標高2850mから眺める天の川は美しい。8月がベストだろうが、良い天候は少ない時期。
その後は強風を鑑み耳栓をして就寝。無音で爆睡してしまい4時30分まで寝坊。体調の悪いmamimu3さんに起こしてもらった。不始末で情けない。何とか朝焼けと品でを撮影出来た。モルゲンの槍ヶ岳や常念岳を眺めてテント撤収。
常念岳へ登っていく。体調が戻ったmamimu3さんだが余談は禁物。20m近い強風もあるので、分岐で今後の予定を決めることにした。蝶ヶ岳へは数回の登り返しがあり、特に蝶槍の北面は急登。何より強風と寒さがあるので周回は断念。次に生かせばよい。初心者を危険晒すことは到底了解できない。
数回常念岳だけに来ているが、前常念に下ることは初めて。いい機会を貰ったと意識返還。mamimu3さんに先行してもらいゆっくりと下る。前日より霞む眺望だが楽しむ。
長い下りを経て三股に到着。キクザキイチゲが咲いていた。林道ではネコノメソウの群生が素晴らしかった。そのまま移動してほりでーゆ〜 四季の郷で日帰り温泉。二泊汚れを洗い流してさっぱりした。
帰路は富岡ICで事故があり、松井田妙義ICで下りて18号17号50号と帰宅.。明日5日は袈裟丸へ行くともう意気込んでいた。
昨年のGWにも計画したものの天気が悪く諦めた常念岳〜蝶ヶ岳周回。今年は絶好の天気のもと決行となりました。
しかしながら途中で私の体調が悪くなってしまいまして、1泊でピストンで下山に変更となってしまいました。無念…
growさんに申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、快く行程変更してくださいました。本当にありがたかったです。
ほろ苦い初北アルプステント泊となりましたが、growさんがまた秋にでも蝶ヶ岳に行きましょうと仰ってくださったので、その時には楽しく登りたいなあと思います。
■個人的備忘録
朝マイナス5度
エアマット+寝袋2枚重ね
メリノウール+半袖+プリミノ長袖+R1+マイクロパフ+ジャケット
雨具スボン+ダウンパンツ
ダウン靴下、手袋、帽子
で寒いのでエマージェンシーシートをプラス
コメント
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growmonoさんは前後にアカヤシオの山歩きをしていますね、
ここがメーンだったのか、三俣から常念岳天泊、荷物もそうですが結構きついコースと聞いていますよ、天気に恵まれ夕日に夜空、そして朝日と泊りでないとできない写真綺麗ですね、
ビールは誰の為(気づかいも一級品)、料理も「ステーキ山」さんハンバーグと一級品大したものだ。
お疲れさまでした、
袈裟丸山のアカヤシオレコも楽しみです。
今回のGWのメインはこの山行でした。一泊となってしまったため、growさんは翌日袈裟丸山へ出かけられました。
楽しみにしていたテント泊では、残念ながら私は体調不良で食事したり星空を眺める気力もありませんでしたが、代わりにgrowさんがたくさん写真を取ってきてくださいました。
お気遣いが本当にありがたかったです。
ゴールデンウイーク恒例の常念蝶の周回です。昨年も予定してましたが悪天候で、今年は晴天確実の日を狙って行ってきました。
前日は赤城山利平茶屋周回、5日は袈裟丸小丸山周回とアカヤシオ周回を挟んでの北ア散策となりました。三股から常念方面はいきなり急登です。蝶が岳の方がかなり緩いです。最後だけです急なのは、木階段もあり楽勝ですね。
ただし時計回り周回ですと、常念岳山頂への急な岩稜帯、前常念岩稜帯の急下りがありますので、初心者のmamimu3さんには厳しいかなと思い反時計回りにしました。下りは経験と技術が要りますからね。結果的に体調不良になり下山しましたが、良い判断をしたと自負しております。この英断でmamimu3さんが蝶が岳への挑戦を心に誓ってくれたのは大きいです。
ビールは自分が飲みました。寒かったので気付けですね。アルコールは身体が温まります。おかげで爆睡し寝坊しましたが。ステーキ山駒形店は美味いですから行ってみてくださいね。yamaonseさんも良く行ってますがお会いしたことないのが残念です。
雪景色や星空、素晴らしいですね。
いいお写真をありがとうございます😃
mamimuさんの体調も回復し、安心です。
急登の連続はすごいですね!
特に岩岩のところと、雪の切れ落ちているようなとこは、写真でも怖いです😱
その先の絶景は、ほんとに感動でしょうね✨
テントは寒かったようですし、帰りの温泉が一番の感動だったりして😁
秋には素晴らしい紅葉の蝶ヶ岳を見せてくださいね!
お疲れさまでした。
まさかの高山病で参りました。水分とってなかったしもっと大休憩をしながら登るべきでしたね。
重い荷物と食べられずでフラフラでしたが無事に戻れてほっとしました。
楽しかったし辛かったし、いろんな意味でいい経験になりました。
高度感のあることろは私も写真で怖いなと思ってましたが、下を見なければなんとか😁
貸し切りの山頂は本当にご褒美でした。
男体山では大変お世話になりました。体調不良での登頂でしたが、食べ物を摂取したら生き返りました。人間なんてほんと単純な生き物ですね。
GWの好天時には必ず訪れている常念岳蝶が岳。標高3000mですから満天の星空と天の川です。現地に居た者でしか味わえない天体ショー。流れ星がきれいでした。
mamimu3さんの体調不良は、常念岳山頂から乗越で現れたようです。その後は気遣いながら行動しました。ですが深夜の天体撮影後は安心してしまい爆睡の寝坊。mamimu3さんに起こされました。情けないです。朝焼け日の出に何とか間に合いました。
気温−5℃でしたが、北西の冷たい風が吹き続けておりました。特に4日の午前は風速20m/s近く、稜線の歩行をやめて前常念へと下山しました。何度も来てますが下るのは初めてなので、mamimu3から頂いた好機と思い歩きました。急下りは気も体力も使いますね。
機会があれば8月か9月に蝶が岳へ行こうかと思っております。天の川が一番きれいに見え、ライチョウの親子歩行も見られます。
常念岳お疲れ様でした!
mamimuさんは高山病大変でしたね😅
私も一度だけ富士山でかかったことがあります。なんとも言えない気持ち悪さ、標高を下げて休まないとなかなかスッキリしません。
常念岳も2,857mとかなり高いのでさぞや辛かったでしょう。
それでも、貸切の山頂や美しい日の出の太陽は素晴らしかったですね!growさんの写真だから素晴らしいのは当然だけど、本物はきっと感動したことでしょうね✨✨
蝶ヶ岳へのリベンジ、体調を整えて是非チャレンジしてください😃
目の前に並ぶ北アの荘厳な山並みを、growさんの写真で是非見せていただきたいです!
mamimuさんの輝く笑顔もね✨
本当にお疲れ様でした。゚✶ฺ.ヽ(*´∀`*)ノ.✶゚ฺ。
高山病嫌なものですよね。目的地に向かうと具合悪くなるなんて、そんなー、なんでーって思っちゃいますよね😅
growさんに申し訳なくて、でも嫌な顔一つせず降りましょうと言ってくださってありがたかったです。
満点の星空と流れ星を楽しみたかったのですが、また今後に期待したいです☆彡
GWの蝶ヶ岳は大キレットに日が落ちるそうです。秋に行けたらどこに日が落ちるのか確かめたいです。
山はなくなりませんからまた行けますものね😃
ゴールデンウイーク恒例の常念蝶の周回へ行ってきました。私も2泊3日の荷物で27kgとなり、かなり遅いペースで歩きましたが、その後は普通に過ごせていました。mamimu3さんは逆で、常念岳山頂からの下りで体調が悪化したと言っておりました。
以前行った白馬岳、唐松岳でも同様に発症していました。気圧の変化に対応しきれないと思います。心肺機能や気圧への対応が課題のようです。何事にも環境への慣れが必要ですね。
体調が悪くなった同行者を責めることは出来ません。どうしたら無事に下山出来るかの判断が必須です。山や絶景は消え去りません。体調や対応を再起してまた挑めば良いのです。
ほんの5分ほど貸し切りになった常念岳山頂。残雪北アの絶景を堪能しました。深夜の星空と天の川もきれいでした。流れ星が告げてました、明日も晴れるよと。
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