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Yamareco

記録ID: 420317
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ハイキング
丹沢

大山北尾根

2014年03月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:46
距離
12.4km
登り
1,476m
下り
941m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:30 煤ケ谷BS
9:10 物見峠
11:05 一ノ沢峠
12:30 境沢ノ頭
(昼食休憩30分)
13:00 同 出発
14:30 大山山頂
15:30 下社(ケーブル駅)
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
6:55 本厚木駅前から宮ヶ瀬行きバス乗車
7:25 煤ヶ谷到着
コース状況/
危険箇所等
全体に崩壊個所のトラバースやヤセ尾根が多く注意が必要。物見峠までは道標が整備されているが、気をつけなければいけないのは物見峠の分岐と唐沢林道から一の沢峠方面への分岐点。いずれも「大山」の表示はなく、いずれも「札掛」方面へ進む。物見峠からの直進路は廃道になっているため、いったん大山三峰の縦走路に入り途中から右へそれる(私はここを見落とし20分以上ロスしました)。また、唐沢林道には左側の斜面からなだれてきたと思われる残雪がたい積し「雪渓」のようになっている場所が多かった。万が一滑落すれば場所によっては谷底まで行ってしまうので、緊張を強いられた。大雪のせいか倒木も多く、何度も行く手をはばまれた。そのせいか、今度は逆に「分岐点を見落としたのではないか」と不安にかられて後戻りし、またもタイムロスした(実際には見落としていなかった)。地形図を頻繁にチェックしていたが、似たような地形にだまされた面もある。あと、気を付けたいのは舗道の表面が濡れているように見えて凍っている「ブラックアイス」。日陰に多く、2度ほど転びそうになった。

北尾根の入口に当たる一の沢峠には「札掛」(西方向)と「物見峠」(東、つまり来た方向)の二つしか書かれていない道標があるが、よく見ると両者の間に第三の道がある。これが北尾根。それ以後も道標はほとんどない。ミズヒノ頭、西沢ノ頭の地名表示と境沢の頭の分岐表示のみ。稜線がはっきりしているので、それを外れないようにしていればコースアウトの心配はないが、境沢ノ頭の標識にも「大山」の表示はない(よく見ると誰かがマジックペンで書き込んだ文字がある)。ここで「県道」と表示された方(右)へ行くと諸戸方面へ降りてしまうので注意。送電線の鉄塔の下をくぐって左方向へ行く。途中、右手に森林整備用のモノレールが出現し、しばらく並走する。モノレールから離れてしばらくすると大山山頂。金網のフェンスが立ちはだかるが、誰が置いたのか脚立があり、それを登って越えるとパラボラアンテナ施設の脇に出る。下社(ケーブル駅)への道は雪解け水でぬかるんでおり、歩きづらかった。
煤ヶ谷BSそば
2013年03月23日 07:23撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 7:23
煤ヶ谷BSそば
最初の分岐点
2013年03月23日 07:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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最初の分岐点
登山ポスト
2013年03月23日 07:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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登山ポスト
物見峠方面へ
2013年03月23日 07:38撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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物見峠方面へ
だそうです。ちょっと怖い
2013年03月23日 07:45撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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だそうです。ちょっと怖い
だそうです。少し雪が出てきた
2013年03月23日 08:47撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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だそうです。少し雪が出てきた
物見峠
2013年03月23日 09:08撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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物見峠
直進はできない
2013年03月23日 09:11撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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直進はできない
この分岐表示を見落とし三峰方面へ行ってしまった。下るはずなのにどんどん登っていくので気づいたが、20分ほどロス
2013年03月23日 09:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 9:27
この分岐表示を見落とし三峰方面へ行ってしまった。下るはずなのにどんどん登っていくので気づいたが、20分ほどロス
水路が作った雪のトンネル
2013年03月23日 09:46撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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水路が作った雪のトンネル
キセキレイ
2013年03月23日 09:53撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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キセキレイ
主脈はまだ真っ白
2013年03月23日 10:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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主脈はまだ真っ白
ガードレールが作った雪渓とクレバス
2013年03月23日 10:14撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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ガードレールが作った雪渓とクレバス
林道からの分岐点。「札掛」方面へ行く
2013年03月23日 10:49撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 10:49
林道からの分岐点。「札掛」方面へ行く
ここは札掛方面へ行ってはいけない。この道標の後ろに「第3の道」がある。それが北尾根
2013年03月23日 11:04撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 11:04
ここは札掛方面へ行ってはいけない。この道標の後ろに「第3の道」がある。それが北尾根
明らかな尾根道になっている
2013年03月23日 11:15撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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明らかな尾根道になっている
古い標石
2013年03月23日 11:20撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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古い標石
ダイナミックな倒木
2013年03月23日 11:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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ダイナミックな倒木
よく見るとこんな道標が
2013年03月23日 11:32撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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よく見るとこんな道標が
君は何を言いたいのか
2013年03月23日 11:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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君は何を言いたいのか
盛んに鳴くシカ。邪魔者(私)がいるので仲間のところへ行けないようだ
2013年03月23日 12:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 12:22
盛んに鳴くシカ。邪魔者(私)がいるので仲間のところへ行けないようだ
これも標識にない第3の道を行け。よく見ると手書きで「大山」とある
2013年03月23日 12:32撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 12:32
これも標識にない第3の道を行け。よく見ると手書きで「大山」とある
送電線の鉄塔の下をくぐる
2013年03月23日 12:36撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 12:36
送電線の鉄塔の下をくぐる
ようやく大山山頂が見えた。まだ遠い
2013年03月23日 13:07撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 13:07
ようやく大山山頂が見えた。まだ遠い
主脈。三ノ塔、塔ノ岳は同定できたが、丹沢山、蛭ヶ岳は自信なし
2013年03月23日 13:13撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 13:13
主脈。三ノ塔、塔ノ岳は同定できたが、丹沢山、蛭ヶ岳は自信なし
ミズヒノ頭
2013年03月23日 13:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 13:16
ミズヒノ頭
ケンタウロスの木(と勝手に名付けました)
2013年03月23日 13:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 13:31
ケンタウロスの木(と勝手に名付けました)
西沢ノ頭
2013年03月23日 13:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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西沢ノ頭
ヤセ尾根
2013年03月23日 13:42撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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ヤセ尾根
だんだん雪が多くなる
2013年03月23日 13:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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だんだん雪が多くなる
だいぶ山頂が近くなった
2013年03月23日 13:57撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 13:57
だいぶ山頂が近くなった
モノレール出現。よくわからないがかっこいい。念のためですが乗れません。羽田にも千葉にも多摩にもつながっていません。「誰も乗れーぬ」
2013年03月23日 14:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 14:01
モノレール出現。よくわからないがかっこいい。念のためですが乗れません。羽田にも千葉にも多摩にもつながっていません。「誰も乗れーぬ」
金網のフェンスを脚立で越える。誰が置いたのか
2013年03月23日 14:24撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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金網のフェンスを脚立で越える。誰が置いたのか
パラボラアンテナの脇に出る
2013年03月23日 14:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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パラボラアンテナの脇に出る
関東平野を一望
2013年03月23日 14:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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関東平野を一望
山頂の碑
2013年03月23日 14:29撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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山頂の碑
記念に自分撮り。さすがに疲れた顔
2013年03月23日 14:29撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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記念に自分撮り。さすがに疲れた顔
残念ながら富士は雲の中
2013年03月23日 14:32撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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残念ながら富士は雲の中
下社への下山路はぬかるんだ個所が多かった
2013年03月23日 14:53撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 14:53
下社への下山路はぬかるんだ個所が多かった
下社に到着
2013年03月23日 15:47撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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下社に到着
あ、甘酒だ!と思ったらお汁粉だった。でも疲れた体を甘さがいやしてくれた。本当はビールを早く飲みたかったが
2013年03月23日 15:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3/23 15:51
あ、甘酒だ!と思ったらお汁粉だった。でも疲れた体を甘さがいやしてくれた。本当はビールを早く飲みたかったが
無事かえる
2013年03月23日 16:06撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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無事かえる
参道脇で咲いていたミツマタ
2013年03月23日 16:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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参道脇で咲いていたミツマタ
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25,000地形図 ガイド地図 コンパス 筆記具 保険証 飲料 ティッシュ 三角巾 バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 スパッツ 防寒着 ストック 水筒 時計 非常食 アイゼン ツェルト 救急用品 カメラ 双眼鏡

感想

いつもマンションのベランダから見える大山。美しいその山頂から北へ長く伸びる尻尾(だから尾根というのかな)が気になっていた。勝手にOLT(Oyama Long Tail)などと名付けて。そこをようやく歩く機会が訪れた(というか決断できた)。いや、本当に長かった。塔ノ岳のバカ尾根(大倉尾根)の比ではない。本当の大バカものだった(そこを登るやつはもっとバカか)。

ヤビツ峠から県道を北上し札掛から入る手もあったが、それでは「尻切れトンボ」だ。やはり一の沢峠から、と欲張ったが、こんなに長いとは。というか一の沢までが長い。そして急登に次ぐ急登。指導標には「大山」の「お」の字も出てこず、分岐見落としでロスした時間を唐沢林道で取り戻そうと思ったら、その林道が雪に埋もれてエラいことに。しかも林道ではそこかしこから鳥の声が聞こえ、その都度ついつい双眼鏡をのぞいてしまう。結局、バス到着時刻が早かった分の貯金(30分)をあっという間に使い果たし、最終的には逆に計画より30分遅れになってしまった。

とはいえ、収穫はいろいろあった。(ご関心の向きは少ないと思うけど)鳥はウソ、イカル、カケス、ミソサザイ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、ウグイス等々が鳴き交わし(ミソサザイ以外は姿も見た)、なんと2頭のニホンジカが互いに「キューン」と声を出して呼び合う場面にも出くわした。声は北尾根の両側から聞こえた。1頭は姿も見えたが、どうやら稜線上に私がいるので、仲間のところへ行けずに困惑していたらしい。すまんね。

煤ヶ谷BSから境沢の頭までは全く人と会わなかった。結局、山頂に着くまでに会った登山者はそれ以後の2組のみ。「クマ出没」の看板もあり、道も分かりにくくて心細かったが、その緊張感も登山の醍醐味。異論もあろうが、たまには単独行も良いと改めて思った。

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