大山北尾根


- GPS
- 08:46
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 941m
コースタイム
9:10 物見峠
11:05 一ノ沢峠
12:30 境沢ノ頭
(昼食休憩30分)
13:00 同 出発
14:30 大山山頂
15:30 下社(ケーブル駅)
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7:25 煤ヶ谷到着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体に崩壊個所のトラバースやヤセ尾根が多く注意が必要。物見峠までは道標が整備されているが、気をつけなければいけないのは物見峠の分岐と唐沢林道から一の沢峠方面への分岐点。いずれも「大山」の表示はなく、いずれも「札掛」方面へ進む。物見峠からの直進路は廃道になっているため、いったん大山三峰の縦走路に入り途中から右へそれる(私はここを見落とし20分以上ロスしました)。また、唐沢林道には左側の斜面からなだれてきたと思われる残雪がたい積し「雪渓」のようになっている場所が多かった。万が一滑落すれば場所によっては谷底まで行ってしまうので、緊張を強いられた。大雪のせいか倒木も多く、何度も行く手をはばまれた。そのせいか、今度は逆に「分岐点を見落としたのではないか」と不安にかられて後戻りし、またもタイムロスした(実際には見落としていなかった)。地形図を頻繁にチェックしていたが、似たような地形にだまされた面もある。あと、気を付けたいのは舗道の表面が濡れているように見えて凍っている「ブラックアイス」。日陰に多く、2度ほど転びそうになった。 北尾根の入口に当たる一の沢峠には「札掛」(西方向)と「物見峠」(東、つまり来た方向)の二つしか書かれていない道標があるが、よく見ると両者の間に第三の道がある。これが北尾根。それ以後も道標はほとんどない。ミズヒノ頭、西沢ノ頭の地名表示と境沢の頭の分岐表示のみ。稜線がはっきりしているので、それを外れないようにしていればコースアウトの心配はないが、境沢ノ頭の標識にも「大山」の表示はない(よく見ると誰かがマジックペンで書き込んだ文字がある)。ここで「県道」と表示された方(右)へ行くと諸戸方面へ降りてしまうので注意。送電線の鉄塔の下をくぐって左方向へ行く。途中、右手に森林整備用のモノレールが出現し、しばらく並走する。モノレールから離れてしばらくすると大山山頂。金網のフェンスが立ちはだかるが、誰が置いたのか脚立があり、それを登って越えるとパラボラアンテナ施設の脇に出る。下社(ケーブル駅)への道は雪解け水でぬかるんでおり、歩きづらかった。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
スパッツ
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
アイゼン
ツェルト
救急用品
カメラ
双眼鏡
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感想
いつもマンションのベランダから見える大山。美しいその山頂から北へ長く伸びる尻尾(だから尾根というのかな)が気になっていた。勝手にOLT(Oyama Long Tail)などと名付けて。そこをようやく歩く機会が訪れた(というか決断できた)。いや、本当に長かった。塔ノ岳のバカ尾根(大倉尾根)の比ではない。本当の大バカものだった(そこを登るやつはもっとバカか)。
ヤビツ峠から県道を北上し札掛から入る手もあったが、それでは「尻切れトンボ」だ。やはり一の沢峠から、と欲張ったが、こんなに長いとは。というか一の沢までが長い。そして急登に次ぐ急登。指導標には「大山」の「お」の字も出てこず、分岐見落としでロスした時間を唐沢林道で取り戻そうと思ったら、その林道が雪に埋もれてエラいことに。しかも林道ではそこかしこから鳥の声が聞こえ、その都度ついつい双眼鏡をのぞいてしまう。結局、バス到着時刻が早かった分の貯金(30分)をあっという間に使い果たし、最終的には逆に計画より30分遅れになってしまった。
とはいえ、収穫はいろいろあった。(ご関心の向きは少ないと思うけど)鳥はウソ、イカル、カケス、ミソサザイ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、ウグイス等々が鳴き交わし(ミソサザイ以外は姿も見た)、なんと2頭のニホンジカが互いに「キューン」と声を出して呼び合う場面にも出くわした。声は北尾根の両側から聞こえた。1頭は姿も見えたが、どうやら稜線上に私がいるので、仲間のところへ行けずに困惑していたらしい。すまんね。
煤ヶ谷BSから境沢の頭までは全く人と会わなかった。結局、山頂に着くまでに会った登山者はそれ以後の2組のみ。「クマ出没」の看板もあり、道も分かりにくくて心細かったが、その緊張感も登山の醍醐味。異論もあろうが、たまには単独行も良いと改めて思った。
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