記録ID: 4175103
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積雪期ピークハント/縦走
道東・知床
春メイン一年班知床 知円別〜硫黄岳直下引き返し〜知床岳〜岬〜北浜
2022年03月17日(木) 〜
2022年03月26日(土)


- GPS
- 224:00
- 距離
- 74.0km
- 登り
- 4,043m
- 下り
- 4,100m
コースタイム
3.17[雪]知円別小中学校跡(7:00)ケンネベツ川右岸尾根Co820(11:00)=C1
札幌から丸一日かけて小学校脇にC0.不気味な暗い雲が落ちてくる道東の平原や得体のしれない夜の海岸ドライブ.晴れない入山だった.小学校からそのままとりつき重荷にあえいでケンネベツ川右岸尾根を登る.視界200ほど.Co820あたりはカンバパヤパヤで悪天は耐えられなさそう.
3.18[晴]C1(5:30)知円別分岐(9:00)硫黄山引き返し(10:20)ルシャ山(14:00)ルシャ・ポンルシャ川間・372手前コル(16:00)=C2
テント出ると稜線まで見える.山がデカい.翌日から大型低気圧くるのでのっこし前提で進める.東岳の北の肩を目標に稜線まで上がる.肩でAt装備にし知円別分岐まで.ここでスノーシューデポ、EP.知円別分岐は東岳側から巻き硫黄山への稜線の西側に出る.ガスが出てきた.途中の岩峰は基部を巻く.硫黄山手前のポコでガスが晴れいかつい本峰が見え取りつく.が、登れそうなとこ探してもアイゼンあまり刺さらない二年班レベルの雪壁を強いられる.ピークまで20mほどだがあえなく敗退、、、知円別分岐まで戻り予定C3ルシャ川Co180二股を目指す.荷物を回収して続ける.ここからは視界ないと厳しい.ルシャ山は何で名前付いてんのか謎.ルシャ山までの下りで小川爆発.Co500あたりからそのままルシャ川下ろうとしたが川が現れ渡渉等めんどくさくルシャ川、ポンルシャ川間の尾根に一旦上がる.時間も来てるのでコルでC2.たくさん動いた.AL笠井からありがたいビール.
3.19[雪]C2(7:10)ルシャ川Co180二股(8:00)=C3
乗っている尾根上をそのまま二股まで.Lの一升瓶が一晩で空く.グレートな夜.
3.20[風強]C3=C4
停滞.大富豪、本、睡眠.
3.21[晴]C4(7:00)Co862北コル(13:20)=C5
いい天気.二股をSB渡渉し正面の尾根にとりつく.主稜線の隙間から国後も見える.ルサ山(・773.9)はスノーモンスター高原.次のポコを東側巻こうとするが途中でクラック走る.引き返して上をいく.雪は締まってて斜面も小さく警戒していなかった.・862北コルは西側もタンネあり少し下ろして泊まる.流氷がライトアップ.悪天は耐えられないかも.
3.22[晴]C5(5:30)引き返し(6:30)C5(7:00)=C6
気合い入れて出発.だがへりの影響か稜線上コルの先は地形も相まって気になる風が吹く.ポール先端部が凍りつき外れず、ポールごとまとめてパッキングしたテントがLのザックからあわや飛ばされかける.テント袋は吹き飛ばされた.尾根も急でMの様子見て引き返し.こんな日もいいな.老荘思想をあきらめるM山下.
3.23[ピーカン]C6(5:00)知床岳(8:10)ウィーヌプリ南ポコ南コル(12:20)=C7
EPで出る.稜上は昨日ほど風強くない.台地までは急登.このあたりから一日中M齋藤が機嫌悪い.知床岳は肩とのコルの辺に荷物デポし空身でポン.ピークは全見え.岬だけ主稜線で隠されていてそそる.以降もスペシャルスパ味のおかげかサクサク進む.ポロモイ台地東端はちゃんと見てないが泊まれるか微妙.テンバ周辺はしっかり生えてる.シュラフ干す.翌日以降の方針を立て就寝.
3.24[曇り]C7(6:50)岬(10:40)C6(16:00)=C8
曇天。岬はAt装備で出かける。ウィーヌプリ先のポコあたりから雪庇出る感じになりタンネやカンバが通せんぼしてくる。コンタ尾根南で主稜線から外され、藪もうざいので西の沢型を降り、海が見えたところで北の草原に向かう。大量の鹿がいて草を食んでいる.こっちを警戒していて近づくと逃げてく。岬。あとは長い帰り道。主稜線への登り返しは天丼がよぎる。ヘロヘロになりながらテンバまで。M山下遅れる.
3.25[ガスのちピーカン]C8(5:30)ペキン川渡渉(9:00)モイレウシ河口(10:30)クズレハマ川河口(17:30)=C9
ポロモイ岳手前ポコの登りだしで東に降りペキン川左岸尾根に乗る。ペキン川下部の屈曲点に降り転石渡渉。ほぼ満潮なので急登を登りメガネ岩剣岩をまとめて巻きモイレウシ河口へ。ポカポカの陽気は夏すら感じさせる。これならドボンも悪くないかも。タケノコ岩手前にFixあり4mほどBS。M小川は空身にする。その後岩の巻きある。タケノコ岩自体は横を通過。化石浜の南で微妙なへつり。ドボンはなかった。観音岩は下り高度感あるが雪で埋まっていてBSで問題ない。安堵も束の間その先の河原状海岸でM齋藤転倒、顔を岩にぶつけ鼻血が出る。周辺は雪崩落石の恐れがあるので先でテンバ作る方針にする。少し休んで歩けるようなので出発。クズレハマ川河口の番屋脇でC8。夕日に赤くなる景色。楽しみにしていた流氷オンザロックはちょっと遠くて挫折。
3.26[曇り]C9(5:45)北浜(8:15)
番屋の並ぶ海岸を歩く。小雨もパラつく感じだが明日ならハゲ天は休業日.相泊は通行止めなので気合い入れて北浜まで.勝利ハゲ天.
札幌から丸一日かけて小学校脇にC0.不気味な暗い雲が落ちてくる道東の平原や得体のしれない夜の海岸ドライブ.晴れない入山だった.小学校からそのままとりつき重荷にあえいでケンネベツ川右岸尾根を登る.視界200ほど.Co820あたりはカンバパヤパヤで悪天は耐えられなさそう.
3.18[晴]C1(5:30)知円別分岐(9:00)硫黄山引き返し(10:20)ルシャ山(14:00)ルシャ・ポンルシャ川間・372手前コル(16:00)=C2
テント出ると稜線まで見える.山がデカい.翌日から大型低気圧くるのでのっこし前提で進める.東岳の北の肩を目標に稜線まで上がる.肩でAt装備にし知円別分岐まで.ここでスノーシューデポ、EP.知円別分岐は東岳側から巻き硫黄山への稜線の西側に出る.ガスが出てきた.途中の岩峰は基部を巻く.硫黄山手前のポコでガスが晴れいかつい本峰が見え取りつく.が、登れそうなとこ探してもアイゼンあまり刺さらない二年班レベルの雪壁を強いられる.ピークまで20mほどだがあえなく敗退、、、知円別分岐まで戻り予定C3ルシャ川Co180二股を目指す.荷物を回収して続ける.ここからは視界ないと厳しい.ルシャ山は何で名前付いてんのか謎.ルシャ山までの下りで小川爆発.Co500あたりからそのままルシャ川下ろうとしたが川が現れ渡渉等めんどくさくルシャ川、ポンルシャ川間の尾根に一旦上がる.時間も来てるのでコルでC2.たくさん動いた.AL笠井からありがたいビール.
3.19[雪]C2(7:10)ルシャ川Co180二股(8:00)=C3
乗っている尾根上をそのまま二股まで.Lの一升瓶が一晩で空く.グレートな夜.
3.20[風強]C3=C4
停滞.大富豪、本、睡眠.
3.21[晴]C4(7:00)Co862北コル(13:20)=C5
いい天気.二股をSB渡渉し正面の尾根にとりつく.主稜線の隙間から国後も見える.ルサ山(・773.9)はスノーモンスター高原.次のポコを東側巻こうとするが途中でクラック走る.引き返して上をいく.雪は締まってて斜面も小さく警戒していなかった.・862北コルは西側もタンネあり少し下ろして泊まる.流氷がライトアップ.悪天は耐えられないかも.
3.22[晴]C5(5:30)引き返し(6:30)C5(7:00)=C6
気合い入れて出発.だがへりの影響か稜線上コルの先は地形も相まって気になる風が吹く.ポール先端部が凍りつき外れず、ポールごとまとめてパッキングしたテントがLのザックからあわや飛ばされかける.テント袋は吹き飛ばされた.尾根も急でMの様子見て引き返し.こんな日もいいな.老荘思想をあきらめるM山下.
3.23[ピーカン]C6(5:00)知床岳(8:10)ウィーヌプリ南ポコ南コル(12:20)=C7
EPで出る.稜上は昨日ほど風強くない.台地までは急登.このあたりから一日中M齋藤が機嫌悪い.知床岳は肩とのコルの辺に荷物デポし空身でポン.ピークは全見え.岬だけ主稜線で隠されていてそそる.以降もスペシャルスパ味のおかげかサクサク進む.ポロモイ台地東端はちゃんと見てないが泊まれるか微妙.テンバ周辺はしっかり生えてる.シュラフ干す.翌日以降の方針を立て就寝.
3.24[曇り]C7(6:50)岬(10:40)C6(16:00)=C8
曇天。岬はAt装備で出かける。ウィーヌプリ先のポコあたりから雪庇出る感じになりタンネやカンバが通せんぼしてくる。コンタ尾根南で主稜線から外され、藪もうざいので西の沢型を降り、海が見えたところで北の草原に向かう。大量の鹿がいて草を食んでいる.こっちを警戒していて近づくと逃げてく。岬。あとは長い帰り道。主稜線への登り返しは天丼がよぎる。ヘロヘロになりながらテンバまで。M山下遅れる.
3.25[ガスのちピーカン]C8(5:30)ペキン川渡渉(9:00)モイレウシ河口(10:30)クズレハマ川河口(17:30)=C9
ポロモイ岳手前ポコの登りだしで東に降りペキン川左岸尾根に乗る。ペキン川下部の屈曲点に降り転石渡渉。ほぼ満潮なので急登を登りメガネ岩剣岩をまとめて巻きモイレウシ河口へ。ポカポカの陽気は夏すら感じさせる。これならドボンも悪くないかも。タケノコ岩手前にFixあり4mほどBS。M小川は空身にする。その後岩の巻きある。タケノコ岩自体は横を通過。化石浜の南で微妙なへつり。ドボンはなかった。観音岩は下り高度感あるが雪で埋まっていてBSで問題ない。安堵も束の間その先の河原状海岸でM齋藤転倒、顔を岩にぶつけ鼻血が出る。周辺は雪崩落石の恐れがあるので先でテンバ作る方針にする。少し休んで歩けるようなので出発。クズレハマ川河口の番屋脇でC8。夕日に赤くなる景色。楽しみにしていた流氷オンザロックはちょっと遠くて挫折。
3.26[曇り]C9(5:45)北浜(8:15)
番屋の並ぶ海岸を歩く。小雨もパラつく感じだが明日ならハゲ天は休業日.相泊は通行止めなので気合い入れて北浜まで.勝利ハゲ天.
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
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利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
田中 知らないところに来たワクワクを体験できました.いい思い出になりそうです.パーティに感謝.
笠井 知床は聖!やっぱり行ってよかった。好天とパーティーに感謝あるのみ。Mの今後の活躍に期待します。
山下 知床RP!白銀の知床台地に一本のトレースを引くのはとても気持ちがよかったです。
小川 どこかの夜ではベッドで寝ている夢を見て、「なんでここにいるんだろう、はやく知床に帰らなきゃ」とテント内で飛び起きました。下山してほっとしつつ、少し寂しいです。
齋藤 知床メイン貫徹嬉しいです。
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