河内川ダムから若狭駒ケ岳



- GPS
- 05:06
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 726m
- 下り
- 733m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
最後の雪の山かもと思って、スノーシューとアイゼンを持って若狭駒ケ岳へ出かけた。初めての熊川宿近くの河内川ダムからだ。ダムサイトの道に半分通過止めがあるが、進入禁止ではなさそうなのでそのまま進み、橋を渡って、右にも登山口がありそうだが左に進むと登山口の標識。すぐ先に駐車地があった。
登山口(明神谷)からは斜面の法面にはコンクリで固められているが、小沢が入り込んだ登山口には階段状のコンクリの丸棒が設置されている。急斜面ではあるが、少し登ると斜面も緩んで息が付けるようになった。すると明神湖と言うらしいが、河内川ダムの人造湖を上から見下ろすようになった。昨年の秋に駒ケ岳山頂から見たエメラルドグリーンだ。
駐車地では持参したスノーシューを車に置いて、アイゼンだけは念のためにザックに入れて歩き出したが、これではアイゼンも不要な気がするほど雪の気配がないようだ。しばらく登ると建物が見えて来て、森林公園に達したようだ。かなり以前には栄えたかもしれないが、放置始めてからもかなりの年月のようだ。こういうものは思惑と賑わいとの間のギャップが大きいのが実態だろう。思惑と合致する造作物は殆ど見当たらない気がする。そうなんだ、賑わった造作物は観光地になっているので、諦めたものだけが、ほら見ろとばかりに言われるのかもしれない。
そんなことを考えながら平坦地状の森林公園の荒れた園地跡を散策するかのようにして駒ケ岳を目指した。大きな材木が多数積まれた場所があるなと思っていると周囲の杉が多数伐採されていた。最近の作業のようである。そのころから残雪が見えるようになったと思ったら、斜面によっては雪の量が多く、何処を歩くべきか悩みながら雪の上の古い踏み跡を探しながらの歩きになっていた。
目の前に大きな雪の斜面に山毛欅が点々と多数林立していて、新緑時には是非来てみたい景色だと思いながら、傾斜も強くなって喘いで登ると、高島トレイルとの分岐であった。そぐ先が若狭駒ケ岳であるが、今日は曇りで遠隔地は見えにくい。百里ケ岳と桜谷山は近いので良く見える。北の武奈ケ嶽と三重嶽、三十三間山らしきものはみえる。それくらいしか今日は見えないのが残念だ。
山頂の西側の陰でランチ後すぐに下降に移った。高島トレイル分岐周辺で我々の後をきたらしい12名のパーテイーとすれ違った。登りの斜面はシンドイがやはり下りは楽勝だ。すぐに森林公園最上部の唐松林に着くと、唐松の新芽だろうか?赤々と今にも新芽が出そうな雰囲気に、芽吹いたころに来てみたい気がしたが。
そこから林道があるので、ダムまで続く林道を歩いてみようということになり、ゆるゆるとした林道を歩きだした。残雪が斜面にあると滑らないように慎重になったり、融雪で水たまりにになった場所は飛んでみたりと遊び半分だった。しかし、冬の雪の影響は甚大なものが多く、大きな木が根こそぎ倒れて林道一杯にトウセンボはいくつもあったか知れないほどだ。そんな林道にミツマタの花が蕾や綺麗に咲き始めたもの、満開に近いものなど目を楽しませてくれるものがあって、あっという間に寺山林道起点なる橋に到着した。
この周辺も倒木が多く、歩くのも大変だが、沢沿いにはわさび田跡があるのが見えた。ただそのわさび田にどのようにして行くのかな?と思っていると、コンクリの橋の残骸が残っていて、かつてはそこから対岸に仕事をしに行っていたことが判った。今や荒れ放題のわさび田だが、復活することはないのだろうか?。
前方が明るくなってきたら、舗装路が見えて来て、渓流広場やピクニック広場、ダムサイトなどのへの案内標識が出て来て、駐車地までの距離がそこそこわかって安心した。明神湖の水の色はエメラルドグリーンだが、何故このような色になるのか?その要因については思い浮かばない。そんなことを話していると朝の登山口が見えて来て、駐車地に到着した。雪の覚悟をしてきたのに、あっけない内に下山してきてしまい、称しぬけの気持ちで熊川宿に急ぐのだった。
”八”、”竹”
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