雪上歩行訓練の高ドッキョウ・三石山は訓練に疲れ敗退
山梨県
静岡県
kyom4
- GPS
- 08:10
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,276m
- 下り
- 1,256m
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07：05登山口
07：55樽峠08：00
09：30高ドッキョウ山頂09：40
10：55樽峠11：00
11：30登山口
歩行時間4時間5分
【三石山】
13：20登山口
14：50「展望台・山頂まで約30分」標識
15：50「展望台・山頂まで約30分」標識15：55
17：05登山口
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
中部横断自動車道「増穂IC」降車、国道52号線を南下 南部町に入り、県道801号線で「石合」を目指します 途中から簡易舗装、擦れ違いもままならない細道になります 高速道路の建設現場を通過する道で、 工事車両も日中は通行していますのでご注意ください 工事車両に注意の標識と共に高ドッキョウ登山口の標識も要所にあり スムーズに登山口に着けました 登山口に5,6台駐車できるスペースがあります 【三石山】 国道52号線を北上し、身延町を目指します 身延橋を渡り右折、身延駅手前に左に入る細道があり その道を道なりに行くのですが、見過ごしてしまいそうです 擦れ違いもままならない細道で、落石なども転がっています ただ車の通行は皆無に近く、雪もきれいに除雪してありました 道の終点の大崩集落の最奥に民家が3軒ほどあり 駐車場（2,3台）と登山口が民家の庭先にあります 猿除けでしょうか、犬が二匹繋がれていて盛んに吠えられました |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【高ドッキョウ】 登山口から雪は10�冂�あります。 木橋を三つ渡ると急斜面の杉林に突き当たり 左にトラバース気味に道がありますが雪で覆われていてわかりにくいです 杉林の中をジグザグに道が付けられています 雪の重みで折れたのか、新しそうな倒木が3箇所通せんぼ、 日影は僅かに凍結しており、アイゼンを付けた方が歩きやすいでしょう 樽峠から、尾根沿いにゆるやかなアップダウンの繰り返し、 急坂が二箇所あり、山頂直下の急坂が最も長くきついです アイゼン必携、ピッケルもあると便利です 【三石山】 肩を寄せ合うような三軒ほどの民家の畑の脇を抜け 背の高い笹が茂る登山道を緩やかに登り始めます 植林された尾根沿いの道は雪で埋まっていてアイゼンに助けられました 尾根に出てからも積雪に阻まれ、幾度も藪に迂回して通過 唯一の鎖場は、雪の下で凍りつき、注意が必要です 鎖場を除き、危険箇所はありません 積雪状況で歩行時間が大幅に増す可能性を計算に入れていませんでした 初歩的ミスに反省です 無雪期には快適なハイキングコースだと思います |
写真
拍手峠を越えるとこんなに晴れているのですね（前日）
山梨県と静岡県の県境とは思えません。何だか5月の信越トレイルを歩いている気分♪
雪に埋まった鎖を手探りで探し、掴まりました。緊張を強いられる場所(T_T)
感想
朝方、窓の外をちらちら舞う雪を見てため息、
せっかくの二連休なのに山は無理かと諦めかけましたが
あちこちの天気を調べ、昼頃になって出かける決心をしました。
行く先は山梨県、初めての相棒（車）との遠出です。
例年なら、3月の山梨百名山は富士山を眺めながら快適なハイキング。
2月の大変な大雪で、孤立した集落があり、農業被害も甚大だったそうです。
美しい富士山が楽しみで伺っておりましたが、
本当に信じられないニュースに驚きました。
山梨県の皆様に心からお見舞い申し上げます。
県境を越え、八ヶ岳パーキングエリアで休憩。
眩しい青空の下の権現岳に、思いきって出かけて良かったと嬉しくなります。
高ドッキョウに登るには「道の駅とみざわ」が近く、
早朝出発には近くで前夜泊が一番、
夕暮れの国道52号線を南下して、美味しいワインを買って南部町に。
記録を調べると、簡易舗装、しかも道が細いとあり、不安でしたが
なんと高速道路建設現場の近くが登山口、
道案内をしてくれる大きな標識が途中に三箇所もあり、迷いませんでした。
駐車余地のある林道脇までは除雪されていず、
手前の分岐に車を塞ぐように駐車、車が来た気配はありませんでしたが
すみませんでした。
踏み跡の殆どない登山道は、本当に分かりにくく
出発してすぐに反対方向に行きかけました。
目を凝らし、地図を見て事なきを得ましたが、神経を使います。
雪がなければ、どうもないのでしょうが…
峠の分岐からしばらくは、緩やかな道に快適な散歩が楽しめます。
二回現れた急斜面は、恰好の雪上訓練の機会になってしまいました。
二回目の長いきつい登りから解放されると間もなく山頂、
さすがに富士山の眺めの素晴らしい山梨百名山に大満足。
向き合った富士山は、言葉にならない言葉で
厖大なエネルギーを見る者に投げかけて来るよう。
登りに予定時間を越えてしまいましたが、下山はかなり良いペースでした。
もう一山登るべく、三石山登山口に向かいます。
身延駅の周辺で道が分からず、うろうろし、時間を無駄にしました。
けれども、十分帰れる積りで出発し、大きな計算間違い。
トラバース気味に続く植林帯の登山道は、雪の急斜面と化していました。
アイゼンを持って出て大正解で、今度は早速着けます。
雪上訓練に疲れも出て来て、それほどのきつい登りでもないのに
足が辛く、攣りそうな感じもしてきました。
「山頂・展望台迄30分」の標識を見た時、
自分の体力に不安がよぎりました。
果たして30分で行けるのか、無事に戻る為には敗退もやむを得ません。
この時点でタイムリミットを設け、山頂に出会えなければ引き返そうと決心。
尾根道の雪は一層深くなり、時には道を諦め、藪を掻き分けて進みます。
唯一の鎖場の鎖も凍りついていて、強引に引っ張り出す始末。
ようやく平坦な林に出ましたが、いっこうに山頂に近づく感じがなく
意識も朦朧として来て、どこからか引き返した方が良いと声がします。
もう、山頂はどうでも良くなっていました。
疲れた足を引き摺り、長い尾根歩きを帰途に着きました。
5時には登山口に戻りたいとの思いから、休憩も取らずひたすら歩きました。
積雪の危うさも考えず、ちょっと欲張り過ぎて、無謀を反省。
又日を改めて「三石山」に出直したいと思います。
「大崩」集落への道は心細いですが…
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