文殊山☆春の使者に逢いに


- GPS
- 02:03
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 390m
- 下り
- 392m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車10数台分の駐車場あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された登山道 奥の院の手前からの地理院の地図の破線路は廃道 |
写真
感想
前日からの大長山へのテン泊山行からの下山後、京都への帰路の途中で文殊山に寄り道する。登山口に関して下調べを怠ったままgoogle mapの案内に従って車を走らせる。
文殊山の登山口の案内が現れるが、google mapが示したのは南井町であった。登山口の駐車場らしきところが見当たらないので近くを歩いていた地元の方にお伺いすると大正寺の登山口をご案内して下さる。車を10台以上停めることが出来そうな駐車場はかなり埋まっていた。
登山口から歩き始めると道がかなり泥濘んでいる。車から降りて登山を急いだせいか、ゲイターを装着し忘れていたことに気がつく。上から降りて来られる方達の足元もかなり汚れているのを見て車に戻ることにする。
登山口の登山道の近くでは数株のミツマタが黄色い花をつけていた。登山道に入ると植林地になるが、登山道脇に立ち並ぶ杉の大樹が旧街道のような雰囲気だ。
すぐに小さな峠にたどり着くとその手前に三体のお地蔵様の石仏が祀られている。榎坂峠と呼ばれるところようだ。ここで尾根に乗り、北西の方向に進む。すぐに送電線鉄塔があり
自然林の尾根を辿ると、杉の大樹とその傍らに立つお堂が現れる。天狗杉と呼ばれる大杉であった。
大文殊に向かっ進むとすぐに展望台がある。展望台に登らずとも福井方面の展望が広がっているが折角なので登ってみる。福井市街の右手に見える冠雪した山々は浄法寺山のようだ。展望台の南側からは南に越前富士こと日野山から東に続く稜線が見える。左手の冠雪した山々は越美国境の山々だろうか。
さらに尾根を進むとカタクリの第三群生地と小さな案内標がある。足元には多数のカタクリの葉を見かける。その後も大文殊のピークにかけて登山道の両側にはカタクリの葉が連綿と現れる。一輪くらいは咲いていないかと思ってキョロキョロと辺りを見回すも生憎、花は見つけることは出来なかった。例年、この時期は満開となるらしいが、今年は雪が多いせいか花の開花が遅れているようだ。
大文殊のピークに至ると立派なお堂がある。お堂の右下の岩の周辺では数多くの白い可憐な花々が咲いている。春の使者と呼ばれるセリバオウレンの花だ。
下山ルートは奥の院の手前から南井町に下降するルートがあるようなので、奥の院まで足を伸ばすことにする。国土地理院の地図に記された破線よりも手前に分岐する道が現れるが、まずは奥の院に向かう。しかしピークの手前にある峠にたどり着くと、地図に記されている南井町に下降する道が見当たらない。ルートは廃道になっているようだった。
小さな祠と三角点のある奥の院を往復すると、鞍部から斜面を下降する。急斜面ではあるが、藪があるわけでもなく、下降はさほど難しくはない。すぐにも幾何学的な形状の大岩の前を通過する登山道に降り立つことが出来る。大岩は山婆の岩洞と呼ばれるもののようだ。
その後は薄暗い谷沿いに明瞭な道が続いている。次々と苔むした大岩が現れる。舗装路に出るとs車を数台停めることが出来る小さな駐車場が整備されていた。
南井町の集落出ると数多くの水仙の花が咲いている。随所で梅の花も満開となっている。文殊山の山麓を10分ほど歩くと出発した大正寺の登山口に帰還することが出来た。機会があればカタクリの花が咲く季節に再訪してみたいものだ。
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