鷹ノ巣沢B沢
群馬県
新潟県
tianshan
その他2人 - GPS
- 12:40
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,440m
- 下り
- 1,430m
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| 天候 | 曇時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2009年06月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・この時期はまだ雪渓が多く残っており、鷹ノ巣沢B沢以外の近辺の沢はどこも登るのは厳しい。(B沢も下部は雪渓びっしり) ・鷹ノ巣沢はいわお新道分岐から沢に降りるので、そのまま登山道を行き過ぎないように注意。 ・俎��尾根登山道は荒廃しており、ほぼ藪漕ぎ状態。 ・谷川温泉から二俣までの間は、この時期大量のヤマビルが発生しているので要注意。 |
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感想
5：50谷川温泉発。
この時期、ここから二俣までルートは大量のヤマビルが発生することで有名。
入念に対策を施し、一時間程度の歩きでいわお新道の分岐に到着。
登山道はまだ続くが、鷹ノ巣沢に行く場合はここから沢に降りなければならない。
関越道排気塔のやや手前、追悼プレートのある分岐から右側の沢へ入ると、ようやく鷹ノ巣沢開始。
晴天の下、綺麗な花の咲いた快適な沢歩きを楽しむ。
やたらと、カエルかセミか分からないシャワシャワとした鳴き声が耳に響く。
鷹ノ巣B,C沢の下部に到着すると、眼前に雪渓がドドーンと登場。
覚悟はしていたが、やはり実物を目にするとやや怯む。
雪渓の状態をチェックした後、滑落停止用のハンマーを手にゆっくりと登っていく。
しばらく進むとB,C沢の分岐に到着するので、ここで右側のB沢へと進む。
B沢は上部に雪渓の無い部分が見えるが、C沢はこの時期上部まで雪渓がびっしりと続いており、遡行は無理そうだ。
B沢下部の融けかけの雪渓地帯は非常に危険なので、慎重なルート取りをしながら突破。
12mナメのスノーブリッジを急ぎ足で潜ると、ようやく雪渓の恐怖から開放され、快適な沢登りが始まる。
雪渓群直後からは直登可能な小滝が続き、とても楽しい遡行。
個人的には、ヒツゴー沢にかなり近いイメージ。
8m滝を右から、5m滝を左から巻くと二俣、そしてスラブ帯となる。
と、ここで急に雲行きが怪しくなり、大粒の雨が飛来。遠くからは雷の音まで聞こえる。
このまま遡行するのはヤバそうだが、戻るにしてもちょっと厳しめ。
やや判断に迷うが、しばし経つとなんとか雨も止んで一安心。
気を取り直して、左俣のスラブ帯を登る。
ここからも快適な小滝が続き、直登不可能な10m滝は右側の藪から慎重に突破。
後は癒し系の4m小滝群を登るだけだが、また雨が降りだし、稜線直下の雪渓が現れた時はややげんなりモード。
雪渓を巻くために左の斜面を登るが、斜度があることもあり、泥などが付いていると非常に滑りやすく危険。
雪渓上部からそのまま沢を詰めてスラブ帯を登り、最低鞍部に登るというのが通常ルートっぽいが、左から巻いた際にそのまま上部のミゾ状地形から登れそうだったので、今回はここからトライ。
この頃になると雨もやんで、むしろ青空が広がりだし、谷川山群南面や水上市街までの素晴らしい展望が広がる。
ミゾ状地形は登り出しがやや危険そうなので、二ピッチほどザイルで確保し、最後は笹藪に捕まりながら突破。
藪ヤブな俎��尾根稜線になんとか到着した。
ここからオジカ沢の頭までは、登山道という記載はあるものの、実質鷹ノ巣沢（A,B,C）を登った人しか使わないので、かなり荒廃している。
一時間ほどひたすらヤブ漕ぎで進み、オジカ沢避難小屋に到着。
たまたま小屋で出会ったオバさん達に、沢登ってるの見てたわよ〜というお言葉を頂く。
コースタイムによると、オジカ沢避難小屋から中ゴー尾根経由で二俣まで三時間以上だが、実際に歩いてみると約二時間程度とかなり早く行ける。
変わりやすい天気のおかげで、途中で一瞬ブロッケンの姿なども拝むことができた。
中ゴー尾根からはヒツゴー沢やオジカ沢が良く見えるが、どちらもこの時期は雪渓がびっしりで、まだまだ沢登りには早い。
ヒツゴー沢は遡行済みなのだが、未遡行のオジカ沢は改めて見ると凄いインパクトで、最適なシーズンに登るととても楽しそうだ。
二俣から谷川温泉は行きに来た道を戻るだけだが、この頃には疲労でヒルのことなどどうでもよくなっており、谷川温泉に到着した際には大惨事に・・・。
足に取り付いたのは10匹ぐらいで、実害は二箇所という、ショッキングな結末。
お持ち帰りしない様に入念にチェックし、谷川温泉で汗を流して帰宅した。
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