ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4059203
全員に公開
山滑走
谷川・武尊

平標山BC/西ゼン

2022年03月05日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
19.5km
登り
1,136m
下り
1,517m

コースタイム

日帰り
山行
7:25
休憩
1:29
合計
8:54
4:13
17
平標登山口駐車場
4:30
4:35
19
除雪終了点
4:54
222
ヤカイ沢出合
8:36
9:23
27
9:50
9:52
41
スラブ滝
10:33
10:36
18
平標沢出合
10:54
11:10
73
12:23
12:39
28
13:07
天候 晴れ。夕方から雪、下界では雨
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平標登山口駐車場(無料・トイレ使用不可)を使用しました。

土樽(13:57) → 越後湯沢(14:13)上越線 \240
越後湯沢駅(14:45) → 平標登山口(15:19) 南越後観光バス \710
※スキー持込料金\100含む
コース状況/
危険箇所等
3/5 現在、毛渡橋まで十分な積雪あり。今冬は積雪豊富なので滑降可能期間は長いと思われます。
登りのヤカイ沢ルート上部にクラックあり。平標山の家からの尾根と合流する直前の支尾根上で見受けられました。西ゼンのルート沿いには目立つクラックやデブリ等はなく、スラブ滝も雪でほぼ埋没した状態です。
その他周辺情報 直帰しました。
4:13 平標登山口駐車場(970m)出発

先月までの極寒に比べると、だいぶ普通の寒さでした。
まずは肩でスキーを担いで別荘地終点まで無難に車道歩き。


4:30 別荘地終点(1,010m) ※ 当写真

最後の降雪から数日経っているので、明瞭なトレースが出来上がっています。
除雪終了点よりスキーを装着。日陰の雪は予想よりも良い雪質。
北面の西ゼンへの期待が高まります。
4:13 平標登山口駐車場(970m)出発

先月までの極寒に比べると、だいぶ普通の寒さでした。
まずは肩でスキーを担いで別荘地終点まで無難に車道歩き。


4:30 別荘地終点(1,010m) ※ 当写真

最後の降雪から数日経っているので、明瞭なトレースが出来上がっています。
除雪終了点よりスキーを装着。日陰の雪は予想よりも良い雪質。
北面の西ゼンへの期待が高まります。
4:54 ヤカイ沢出合(1,050m)

積雪期の平標山は3回目ですが、今回が最も沢が埋まってます。
ここより積雪期限定のヤカイ沢へ。
4:54 ヤカイ沢出合(1,050m)

積雪期の平標山は3回目ですが、今回が最も沢が埋まってます。
ここより積雪期限定のヤカイ沢へ。
5:53 夜明け

横を巻いていく支尾根が近づく頃に夜明け。日当たりの良い雪面はやはりモナカ。
5:53 夜明け

横を巻いていく支尾根が近づく頃に夜明け。日当たりの良い雪面はやはりモナカ。
昨冬に落としたヤカイ沢上部の急斜面ですがクラックが多数。
フォールラインをどうとるか難しいかもしれません。
1
昨冬に落としたヤカイ沢上部の急斜面ですがクラックが多数。
フォールラインをどうとるか難しいかもしれません。
支尾根を巻いていく頃、振り返るとモルゲンロートの苗場山!
夜中の自宅出発から頑張ったご褒美の光景です。
1
支尾根を巻いていく頃、振り返るとモルゲンロートの苗場山!
夜中の自宅出発から頑張ったご褒美の光景です。
6:20 シンボルツリー(1,480m)

ここから急斜面に入ることもあり、小休止ポイントの良い目印になってる大木です。
雪質によってはここでクトーを付けることも想定してました。
1
6:20 シンボルツリー(1,480m)

ここから急斜面に入ることもあり、小休止ポイントの良い目印になってる大木です。
雪質によってはここでクトーを付けることも想定してました。
6:34 急斜面登行開始

急斜面になってもシールがしっかり効いてくれました。
北斜面の雪は想像以上に良い状態です。
6:34 急斜面登行開始

急斜面になってもシールがしっかり効いてくれました。
北斜面の雪は想像以上に良い状態です。
7:17 今季初めてクトー装着(1,660m)

この先の森林限界を越える辺りはシールが効かなくなるとみて、ここで今季初めてクトーの出番としました。
ちょうど朝日が当たり始めたこともあり、暖かくて作業しやすかったです。
7:17 今季初めてクトー装着(1,660m)

この先の森林限界を越える辺りはシールが効かなくなるとみて、ここで今季初めてクトーの出番としました。
ちょうど朝日が当たり始めたこともあり、暖かくて作業しやすかったです。
予想どおり固い雪面となり、さっそくクトーが大活躍。
しっかり刃先を雪面に食い込ませて登ります。

この上でいつもブッシュがうるさいところがありますが、積雪が多いためにジグザグで通過できました。
予想どおり固い雪面となり、さっそくクトーが大活躍。
しっかり刃先を雪面に食い込ませて登ります。

この上でいつもブッシュがうるさいところがありますが、積雪が多いためにジグザグで通過できました。
ブッシュを抜けるといよいよ支尾根の登りもあと僅か。
いつも登っていく支尾根の縁はクラックが入り始めており、すぐにブッシュ側の固い雪面にルート変更。
2
ブッシュを抜けるといよいよ支尾根の登りもあと僅か。
いつも登っていく支尾根の縁はクラックが入り始めており、すぐにブッシュ側の固い雪面にルート変更。
平標山は後半の登りが急登。景色を楽しみながら休み休み登っていきます。
SKI NOWを観てた頃からよく知ってるけど、まだ滑ったことのない苗場スキー場が近い。
景色がすっかり春らしく霞み、長い冬が終わったのを感じます。
1
平標山は後半の登りが急登。景色を楽しみながら休み休み登っていきます。
SKI NOWを観てた頃からよく知ってるけど、まだ滑ったことのない苗場スキー場が近い。
景色がすっかり春らしく霞み、長い冬が終わったのを感じます。
8:01 県境尾根に乗る(1,860m)

夏道の通る県境尾根と合流すると、行く手に仙ノ倉山が見えてきます。
1
8:01 県境尾根に乗る(1,860m)

夏道の通る県境尾根と合流すると、行く手に仙ノ倉山が見えてきます。
県境尾根南側には素泊まりとテント泊で利用したことのある平標山ノ家。
その向こうには大源太山、三国山。谷川連峰は無雪期にも良い山ばかりです。
県境尾根南側には素泊まりとテント泊で利用したことのある平標山ノ家。
その向こうには大源太山、三国山。谷川連峰は無雪期にも良い山ばかりです。
夏道に沿うように尾根のやや東側を登っていきます。
ここから山頂までがいつも意外に長く感じます。
1
夏道に沿うように尾根のやや東側を登っていきます。
ここから山頂までがいつも意外に長く感じます。
南側なので雪質は期待できないけど、斜度的にはスキー向きの斜面で気持ちよさそう。
1
南側なので雪質は期待できないけど、斜度的にはスキー向きの斜面で気持ちよさそう。
約1年ぶりの平標山山頂まであと少し、あと少し、もう一歩、前へ!
1
約1年ぶりの平標山山頂まであと少し、あと少し、もう一歩、前へ!
8:36 平標山山頂(1983.8m)到着

着きました!
所要4時間半かけての登頂。何度登っても登り甲斐のある山です。

登頂まではそれなりでしたが、山頂ではかなりの強風で寒い!!
できるだけ手早くやるべきことを済ませます。
実家にメールを送信したかったけど、今回電波は届かず。
1
8:36 平標山山頂(1983.8m)到着

着きました!
所要4時間半かけての登頂。何度登っても登り甲斐のある山です。

登頂まではそれなりでしたが、山頂ではかなりの強風で寒い!!
できるだけ手早くやるべきことを済ませます。
実家にメールを送信したかったけど、今回電波は届かず。
平標山山頂でのあおいとひなた

いつものように手に乗せただけだと二人が転落したので掴んでます。汚れた手袋が写っていますがご容赦ください。

#ヤマノススメ
1
平標山山頂でのあおいとひなた

いつものように手に乗せただけだと二人が転落したので掴んでます。汚れた手袋が写っていますがご容赦ください。

#ヤマノススメ
二人の後ろにはこのあと滑降する西ゼンの大斜面!
1
二人の後ろにはこのあと滑降する西ゼンの大斜面!
登ってきた西側の景観。
登山口からの標高差は1,000mほどで、距離の割にやはり急登と実感します。
1
登ってきた西側の景観。
登山口からの標高差は1,000mほどで、距離の割にやはり急登と実感します。
ヤカイ沢上部の急斜面。見えている範囲ではきれいなのですが。
1
ヤカイ沢上部の急斜面。見えている範囲ではきれいなのですが。
東側の仙ノ倉山へ続く稜線。左奥には薄っすらと谷川岳まで見通せました。
1
東側の仙ノ倉山へ続く稜線。左奥には薄っすらと谷川岳まで見通せました。
西ゼン

自分の出発前にちょうどお二人が滑降されていました。
次は自分の番です。心地良い緊張感に包まれました。
1
西ゼン

自分の出発前にちょうどお二人が滑降されていました。
次は自分の番です。心地良い緊張感に包まれました。
9:23 平標山山頂より滑降開始!

約45分の滞在でいよいよ出発。まずは山頂北西側のコルまで尾根直上を下ります。
固い斜面なので基本的に横滑りでゆっくりと下ります。
1
9:23 平標山山頂より滑降開始!

約45分の滞在でいよいよ出発。まずは山頂北西側のコルまで尾根直上を下ります。
固い斜面なので基本的に横滑りでゆっくりと下ります。
いよいよ西ゼン滑降開始!!
初めての西ゼン。ややしっとりとした新雪で極上の滑り心地でした!これは大回りで行くしかない!
2
いよいよ西ゼン滑降開始!!
初めての西ゼン。ややしっとりとした新雪で極上の滑り心地でした!これは大回りで行くしかない!
あっという間に標高差200mほど一気に滑り降りました。
ここが今日の滑降ルートで白眉でした。
2
あっという間に標高差200mほど一気に滑り降りました。
ここが今日の滑降ルートで白眉でした。
最上部の大斜面が一段落し、目標のスラブ滝のある沢へ向けて軌道修正へ入ります。
1
最上部の大斜面が一段落し、目標のスラブ滝のある沢へ向けて軌道修正へ入ります。
次にハーフパイプ状の谷筋を落としました。やや重くなってきたけど、まだまだ気持ちよく滑れます。
2
次にハーフパイプ状の谷筋を落としました。やや重くなってきたけど、まだまだ気持ちよく滑れます。
少しトラバースして高所から谷を観察し、間違いないと確信してから下りていきます。
3
少しトラバースして高所から谷を観察し、間違いないと確信してから下りていきます。
9:50 スラブ滝(1,580m)

今日のルートの核心部へ。大滝はほぼ完全に雪に埋もれていました!
クラックは皆無で穴はほぼ無し。自分は初めてでかなり好条件で下りれたのではと思います。
3
9:50 スラブ滝(1,580m)

今日のルートの核心部へ。大滝はほぼ完全に雪に埋もれていました!
クラックは皆無で穴はほぼ無し。自分は初めてでかなり好条件で下りれたのではと思います。
さすがにこの斜度は安全第一に徹し、斜滑降でクリア。
最大斜度40度は越えてるように見えます。
2
さすがにこの斜度は安全第一に徹し、斜滑降でクリア。
最大斜度40度は越えてるように見えます。
スラブ滝をクリアすると次第に自分の手に負える斜度になってきました!
1
スラブ滝をクリアすると次第に自分の手に負える斜度になってきました!
それなりに重くなってきたけど、まだまだ楽しめます!
3
それなりに重くなってきたけど、まだまだ楽しめます!
西ゼン下部は廊下状の名渓へ。だいぶ雪が重くなり、日なたではモナカ気味になってきました。
1
西ゼン下部は廊下状の名渓へ。だいぶ雪が重くなり、日なたではモナカ気味になってきました。
途中で合流してくる谷をいくつか見られます。地形図を確認しつつ、なかなか見られない谷の光景を楽しみました。
1
途中で合流してくる谷をいくつか見られます。地形図を確認しつつ、なかなか見られない谷の光景を楽しみました。
イイ沢。どこも滑ってみたいと思う谷ばかりです。
1
イイ沢。どこも滑ってみたいと思う谷ばかりです。
イイ沢出合を過ぎると谷はほぼ真北に向きを変えます。
地形図にはこの先で“仙ノ倉谷”の表記があり。

見た目には良さげな雪面ながら実際は始末の悪いモナカで、
スキーが引っかかって1回転倒…。緩斜面なので起き上がるのがしんどい。
2
イイ沢出合を過ぎると谷はほぼ真北に向きを変えます。
地形図にはこの先で“仙ノ倉谷”の表記があり。

見た目には良さげな雪面ながら実際は始末の悪いモナカで、
スキーが引っかかって1回転倒…。緩斜面なので起き上がるのがしんどい。
10:33 平標沢出合(910m)

仙ノ倉谷を北へ進んでいくと、だだっ広くなっている平標沢出合へ。
ここでおそらくスノーブリッジになっていると思われる場所を越えて、あとは左岸を通しで下りていきます。
1
10:33 平標沢出合(910m)

仙ノ倉谷を北へ進んでいくと、だだっ広くなっている平標沢出合へ。
ここでおそらくスノーブリッジになっていると思われる場所を越えて、あとは左岸を通しで下りていきます。
いつしか平標山から標高差1,000mを落とし、雪質はすっかりべちゃべちゃでスキーが走りません…。
この先は基本的に漕がないと進まないクロスカントリスキーの時間となりました。
1
いつしか平標山から標高差1,000mを落とし、雪質はすっかりべちゃべちゃでスキーが走りません…。
この先は基本的に漕がないと進まないクロスカントリスキーの時間となりました。
行く手に尖った山が見えます。
行く手に尖った山が見えます。
10:54 群馬大学仙ノ倉山荘(760m)

平標沢出合から約20分で群大ヒュッテとも呼ばれる仙ノ倉山荘に到着。
夏道はここで橋を渡って右岸へ進むようですが、大雪のため橋の存在が全然わかりません。
10:54 群馬大学仙ノ倉山荘(760m)

平標沢出合から約20分で群大ヒュッテとも呼ばれる仙ノ倉山荘に到着。
夏道はここで橋を渡って右岸へ進むようですが、大雪のため橋の存在が全然わかりません。
バスほどの高さのありそうな雪が乗っている群大ヒュッテ
雪に耐えるように建ててあるでしょうけど、よく潰れないなと感心します。

あまりにスキーが走らないので、ここで固形ワックスを塗布しました。


11:10 出発

群大ヒュッテから北側は林道が通ってるはずですが、もちろん多量の残雪が。
雪は完全にべちゃべちゃでワックスがすぐに剥げてしまいそう。
バスほどの高さのありそうな雪が乗っている群大ヒュッテ
雪に耐えるように建ててあるでしょうけど、よく潰れないなと感心します。

あまりにスキーが走らないので、ここで固形ワックスを塗布しました。


11:10 出発

群大ヒュッテから北側は林道が通ってるはずですが、もちろん多量の残雪が。
雪は完全にべちゃべちゃでワックスがすぐに剥げてしまいそう。
この橋の存在で林道を進んでいることが分かりました。
橋の向こう側もですが、林道を下ってるはずなのに地味な登り返しがかなり多いです。
この橋の存在で林道を進んでいることが分かりました。
橋の向こう側もですが、林道を下ってるはずなのに地味な登り返しがかなり多いです。
堰堤ほか諸々の施設群がすっかり雪に埋もれています。
堰堤ほか諸々の施設群がすっかり雪に埋もれています。
行けど行けど変わらない感じの光景で、林道下りは本当に長く感じます。
でも最初にトレースをひいてくださった方には本当に感謝です。
行けど行けど変わらない感じの光景で、林道下りは本当に長く感じます。
でも最初にトレースをひいてくださった方には本当に感謝です。
地形図にも描かれている横に長い堰堤が見えてきたら、待望のゴールは近いです!

林道はこの先でT字路となり突き当りを右へ。
1
地形図にも描かれている横に長い堰堤が見えてきたら、待望のゴールは近いです!

林道はこの先でT字路となり突き当りを右へ。
12:07 上越線・毛渡沢橋梁(580m)

平標山山頂から約2時間半、標高差1,400mの滑降を経て、遂に上越線に到達!
乗車予定の電車は約2時間後発(13:57発)なので間違いなく間に合うでしょう。

※仮に間に合わなくても、まだ後続の電車、バスで今日中に平標登山口まで戻れます。
1
12:07 上越線・毛渡沢橋梁(580m)

平標山山頂から約2時間半、標高差1,400mの滑降を経て、遂に上越線に到達!
乗車予定の電車は約2時間後発(13:57発)なので間違いなく間に合うでしょう。

※仮に間に合わなくても、まだ後続の電車、バスで今日中に平標登山口まで戻れます。
1日に片道で5本しか電車が走っていないため、上越線利用の際はしっかり事前調査が必要です。
1日に片道で5本しか電車が走っていないため、上越線利用の際はしっかり事前調査が必要です。
12:24 関越自動車道・毛渡沢橋梁下(560m)にて滑降終了

上越線の橋梁を過ぎてまもなく関越道に到達!
後半はひたすら漕いだ消化試合じみた行程でしたが、長かった滑降もようやく終わり。
12:24 関越自動車道・毛渡沢橋梁下(560m)にて滑降終了

上越線の橋梁を過ぎてまもなく関越道に到達!
後半はひたすら漕いだ消化試合じみた行程でしたが、長かった滑降もようやく終わり。
12:39 シートラに切換えてから出発

スキーをザックに装着して出発。あとは土樽駅まで歩くだけ。
12:39 シートラに切換えてから出発

スキーをザックに装着して出発。あとは土樽駅まで歩くだけ。
関越道の橋梁で死角になってる辺りに、遥か遠くなった稜線が見えているようです。
関越道の橋梁で死角になってる辺りに、遥か遠くなった稜線が見えているようです。
13:07 上越線・土樽駅(600m)到着!!

シートラで歩くこと約30分。ようやく待望の土樽駅に到着!!
平標登山口駐車場から始まった長い行程が遂に終わりました。

ここから電車とバスで平標登山口駐車場へ戻ります。
13:07 上越線・土樽駅(600m)到着!!

シートラで歩くこと約30分。ようやく待望の土樽駅に到着!!
平標登山口駐車場から始まった長い行程が遂に終わりました。

ここから電車とバスで平標登山口駐車場へ戻ります。
13:57 土樽駅発 (土樽 → 越後湯沢 240円)

電車は予想外に混んでて座席はほぼ埋まってる状態。
仕方ないので15分程度の乗車時間やし立つことにしましょう。
13:57 土樽駅発 (土樽 → 越後湯沢 240円)

電車は予想外に混んでて座席はほぼ埋まってる状態。
仕方ないので15分程度の乗車時間やし立つことにしましょう。
14:13 越後湯沢着

電車が越後湯沢へ到着したら、次は東口に出てバスに乗ります。


14:45 越後湯沢駅発、西部クリスタル行き
   (越後湯沢駅 → 平標登山口 710円 手回り品料金100円も含む)

昼からスキー場へ向かうバスだから空いてるのではとの読みはまた外れ。ほぼ座席が埋まった状態でした。
2
14:13 越後湯沢着

電車が越後湯沢へ到着したら、次は東口に出てバスに乗ります。


14:45 越後湯沢駅発、西部クリスタル行き
   (越後湯沢駅 → 平標登山口 710円 手回り品料金100円も含む)

昼からスキー場へ向かうバスだから空いてるのではとの読みはまた外れ。ほぼ座席が埋まった状態でした。
15:19 平標登山口バス停着(970m)

懐かしい平標登山口付近に戻ってきました!
電車、バスに乗ってる間にすっかり曇り空。でも行動中はほぼずっと晴れてたので幸運でした。
15:19 平標登山口バス停着(970m)

懐かしい平標登山口付近に戻ってきました!
電車、バスに乗ってる間にすっかり曇り空。でも行動中はほぼずっと晴れてたので幸運でした。
まだまだ残雪たっぷりの平標登山口駐車場入り口付近
まだまだ残雪たっぷりの平標登山口駐車場入り口付近
雪の壁に囲まれた平標登山口駐車場

スキーなどの片付けが終わり、出発する頃になって雪が降り始めました。
2日前までは昼前から天気が崩れる予報でしたが、良い方向へと修正されました。
やはり最後まで可能性を捨てずにチェックしなければならないと実感しました。


今季目標にしていた候補の一つ、西ゼン滑降を首尾よく終えました。
充実感に包まれて約3時間の帰途に就きました。帰り道の下界ではかなりの雨が降っていました。
予報どおり新潟県から北信の山間部ではこのあと大雪となったようです。
雪の壁に囲まれた平標登山口駐車場

スキーなどの片付けが終わり、出発する頃になって雪が降り始めました。
2日前までは昼前から天気が崩れる予報でしたが、良い方向へと修正されました。
やはり最後まで可能性を捨てずにチェックしなければならないと実感しました。


今季目標にしていた候補の一つ、西ゼン滑降を首尾よく終えました。
充実感に包まれて約3時間の帰途に就きました。帰り道の下界ではかなりの雨が降っていました。
予報どおり新潟県から北信の山間部ではこのあと大雪となったようです。

装備

個人装備
山スキー ポール シール スキーアイゼン マムート・アバランチビーコン Barryvox ブーツ 携帯用ワックス 携帯用ブラシ 長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン スキー用靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー 薄手のビーニー ザック 12本爪アイゼン ピッケル ロープ 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) 山と高原地図 コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 無線免許 局免 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ゴーグル タオル カメラ 交換レンズ 三脚 ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

平標山には季節問わず何度も登っていますが、ずっと気になっていた北面の西ゼン。
山頂直下の大斜面には惹かれたものの、更に下にある核心部の大滝が難所です。ただし今冬は積雪豊富なだけに、雪が落ち着いたら順調に通過できるとみて決行しました。

いつものヤカイ沢ルートで平標山山頂まで登り、待望の西ゼン滑降。
滑り始めの大斜面をゆったりした大回りで一気に落とす。スキー場と違って、
自分のスキーの滑走音しかしない静寂の世界。山との一体感が半端ない。
核心の大滝はすっかり雪に埋もれて難なくクリア。
大滝以下は快適な斜度となるものの次第に雪が悪くなり、やがては完全にモナカ。
平標沢出合以下ではべちゃべちゃで全く走らない雪。延々とスキーを漕ぎ続ける時間。
長大な行程を経て土樽駅に辿り着いた時の達成感はこの上ないものでした。

車回収の行程は上越線と南越後観光バスを乗り継ぎ、出発点の平標登山口駐車場へ。
旅行気分もちょっと楽しめる盛りだくさんの1日でした!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:898人

コメント

ルーンさん こんにちわ。
今や ツイッターですね。
現場で 電波が飛べば ツイートできます。
自分のHPの掲示板では スマホからの容量が大きくて
小さくするのが 不便ですが
ツイッターでは あちらで 小さくしてくださるのか
すいすい 投稿できます。
そして ルーンさんの動向を知ることができますね。
便利ー。

19.5キロと 長がい コースでしたね。
雪のシーズンでは グリーンシーズンには
登山道がない斜面を自由に 歩ける。
醍醐味ありますねー。

私には到底無理ですが、
足に重いスキーをつけてシールをはったり
くとーを付けたり シートらに担いだりと
、、、、無理ですわ、、。笑

山頂が付かずくと 展望がひろーーくなり、
雪をかぶった峰々が見渡せ、すばらしい
銀世界です。
空も青く 良い天気だったようですね。

下りでは 仙の倉谷にたどり着くまでに
いろいろな谷が待ってるのですね。
山頂部でも 北西へ進み
ヤカイ谷源頭部を超えた
あたりから 北東へと滑るのかな。

難しいコースとりですね。
真っ白な中、よく滑るルートがわかられるんだな、、と
感心するばかりです。

西ゼン スラブ滝と検索してみました。
すごーい 美しい渓谷なのですね。
一枚岩の大きな滝。滑沢が続くようでした。
沢登もできる 谷のようですね。

あの滝も 雪で埋まってるのですねー。
無事に滑り下られ なによりです。
後半は 斜度がすくなく ながそうと
思いましたが、最中雪で
ノルディック練習となられたようですね。

私なら まぁむりですが、次の日 腕痛!!
腕激痛でしょうね。笑

お疲れさまでした。電車 バスそして
車運転と タフでないとできません。
素敵な景色をたっぷりと提供くださり、
感謝です。

ありがとうございました。
2022/3/9 14:36
mayasanpoさん、こんばんは。
さっそくコメントまでいただきまして、いつも本当にありがとうございます!

本当に長い行程でした。下部の斜度が無くなってスキーが走らないのが大変。
しかも地味な登り返しが多数ありまして、下ってるはずなのにしんどいです。
さっそく春のべちゃ雪の洗礼を受けました。

自分は山からツィートはしないようにしていますが、実家には連絡を入れています。
今回は下山直前まで電波が届かなかったんですが…。実際に山頂はめちゃくちゃ寒くて
スマホなんていじってる場合ではありません。(^^;
それにフィールドにいる時間は大切にしたいですし、やっぱり帰宅後にツィートするのが
自分の安定のパターンです。SNSの利点の即応性は低いのはご容赦ください。

山スキーは滑降だけでなく、登りも楽しいんですよ。
もちろんトレースがあれば使いますが、自分の裁量と判断でルートを決められるのが
醍醐味ですね。今回のように安全にクトーを付ける場所に到達することを考えたり、
シールが効かなくなることを予想したりといろいろな判断をしながらとなります。

山スキーのブーツとスキーはゲレンデ用に比べると本当に軽いんですよ。
クトーやシートラなどに換装の手間はありますが、重さの点では夏のテント泊のほうが遥かに重いです。
平標山、1月に登った東谷山、そして今冬はまだ行っていない巻機山など、
山頂部がゆったりと広い山が新潟には多い気がします。
森林限界を越えて得られる銀世界の光景は本当にいつもほれぼれします。
でも厳冬期は終わって、次第に春の気配を感じ取れますね。

西ゼンの滑降ですが、平標山山頂北面直下はガタガタのシュカブラで滑れないので、
北西のコルへ下りてから西ゼンへ滑降開始となります。
最初のだだっ広い大斜面を気持ちよく滑った後、スラブ滝へとつながる谷へ入ります。
予め地形図や先行の方のヤマレコで地形やルートどりのイメージを掴んでいますので、
だいたい目視で検討が付きます。念のためにGPSで現在位置を確認することもあります。

西ゼンは沢登りでも有名らしく、できれば一度遡行してみたいですね。
でもとりあえずはスラブ滝を眺められる平標新道を夏に登ってみようかなと思っています。
スラブ滝はしっかり雪で埋まっていないと、クラックや穴があったり、
また降雪直後は雪崩リスクもあったりで、なかなか突入するタイミングに気を遣うところです。

後半のクロスカントリースキーで腕が疲れて、痛みこそありませんでしたがやはり腕が重かったです。
疲れがとれるまで3日かかりました。

ずっと気になっていた西ゼンを滑降できて、最高の気分で3月をスタートできました。
鳴かず飛ばずの2月の分を取り返していきたいところです。
mayasanpoさんに楽しんでいただけまして、こちらも嬉しいです。
本当にありがとうございました!
2022/3/9 23:30
こんばんは!平標山の山頂でお会いしたものです。お先に西ゼン滑らせてもらいました。ありがとうございます。
実は去年辺りからヤマレコの投稿を注目してます。
滑走写真とか毎回いい感じの写真が取れてますがどんな感じで取ってるんでしょうか。
2022/4/19 22:12
yuzawaskiさん、こんばんは!
自分の投稿を注目していただいてるとのこと、本当にありがとうございます!
今後ともよろしくお願いします。

平標山山頂でお会いしていたのですね!あの時は強風で寒かったですね…。
お二方が西ゼンを颯爽と滑降されているところを山頂からしっかり拝見させて頂きました。
自分の滑降のイメージ作りやフォールラインの参考になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

自分が写ってる写真は全て三脚を使っての自撮りなんです。
特に滑降シーンは階段登行が一仕事ですし、セルフタイマーのタイミングもシビアです。
でも臨場感ある写真が撮れますし、自分にとって山行の大きな楽しみでもあるのです。
2022/4/20 21:26
コメントありがとうございます。
あの日から疑問に思ってたことが解決しました。
三脚担いだり努力の賜物だったんですね

今シーズンはほぼ終わってしましますが来シーズンも山でばったりということはあるかと思いますのでその時はお声がけさせていただきたいと思います。
2022/4/25 13:06
yuzawaskiさん、ありがとうございます!
自分の場合は撮影時間も含めての山行計画となっていて、
たぶん標準の1.2倍くらい掛かってると思います。

自分も平標山をはじめ新潟の山が好きで、冬季は長野県内の山より多く通っています。
長野市からなので新潟県の山へ行きやすいんですよ。
またお会いできましたら、こちらこそよろしくお願いします!
2022/4/26 21:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [日帰り]
平標山ヤカイ沢ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [日帰り]
越後湯沢から平標山
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら