記録ID: 4059203
全員に公開
山滑走
谷川・武尊
平標山BC/西ゼン
2022年03月05日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,136m
- 下り
- 1,517m
コースタイム
天候 | 晴れ。夕方から雪、下界では雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土樽(13:57) → 越後湯沢(14:13)上越線 \240 越後湯沢駅(14:45) → 平標登山口(15:19) 南越後観光バス \710 ※スキー持込料金\100含む |
コース状況/ 危険箇所等 |
3/5 現在、毛渡橋まで十分な積雪あり。今冬は積雪豊富なので滑降可能期間は長いと思われます。 登りのヤカイ沢ルート上部にクラックあり。平標山の家からの尾根と合流する直前の支尾根上で見受けられました。西ゼンのルート沿いには目立つクラックやデブリ等はなく、スラブ滝も雪でほぼ埋没した状態です。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
4:13 平標登山口駐車場(970m)出発
先月までの極寒に比べると、だいぶ普通の寒さでした。
まずは肩でスキーを担いで別荘地終点まで無難に車道歩き。
4:30 別荘地終点(1,010m) ※ 当写真
最後の降雪から数日経っているので、明瞭なトレースが出来上がっています。
除雪終了点よりスキーを装着。日陰の雪は予想よりも良い雪質。
北面の西ゼンへの期待が高まります。
先月までの極寒に比べると、だいぶ普通の寒さでした。
まずは肩でスキーを担いで別荘地終点まで無難に車道歩き。
4:30 別荘地終点(1,010m) ※ 当写真
最後の降雪から数日経っているので、明瞭なトレースが出来上がっています。
除雪終了点よりスキーを装着。日陰の雪は予想よりも良い雪質。
北面の西ゼンへの期待が高まります。
7:17 今季初めてクトー装着(1,660m)
この先の森林限界を越える辺りはシールが効かなくなるとみて、ここで今季初めてクトーの出番としました。
ちょうど朝日が当たり始めたこともあり、暖かくて作業しやすかったです。
この先の森林限界を越える辺りはシールが効かなくなるとみて、ここで今季初めてクトーの出番としました。
ちょうど朝日が当たり始めたこともあり、暖かくて作業しやすかったです。
平標山は後半の登りが急登。景色を楽しみながら休み休み登っていきます。
SKI NOWを観てた頃からよく知ってるけど、まだ滑ったことのない苗場スキー場が近い。
景色がすっかり春らしく霞み、長い冬が終わったのを感じます。
SKI NOWを観てた頃からよく知ってるけど、まだ滑ったことのない苗場スキー場が近い。
景色がすっかり春らしく霞み、長い冬が終わったのを感じます。
8:36 平標山山頂(1983.8m)到着
着きました!
所要4時間半かけての登頂。何度登っても登り甲斐のある山です。
登頂まではそれなりでしたが、山頂ではかなりの強風で寒い!!
できるだけ手早くやるべきことを済ませます。
実家にメールを送信したかったけど、今回電波は届かず。
着きました!
所要4時間半かけての登頂。何度登っても登り甲斐のある山です。
登頂まではそれなりでしたが、山頂ではかなりの強風で寒い!!
できるだけ手早くやるべきことを済ませます。
実家にメールを送信したかったけど、今回電波は届かず。
イイ沢出合を過ぎると谷はほぼ真北に向きを変えます。
地形図にはこの先で“仙ノ倉谷”の表記があり。
見た目には良さげな雪面ながら実際は始末の悪いモナカで、
スキーが引っかかって1回転倒…。緩斜面なので起き上がるのがしんどい。
地形図にはこの先で“仙ノ倉谷”の表記があり。
見た目には良さげな雪面ながら実際は始末の悪いモナカで、
スキーが引っかかって1回転倒…。緩斜面なので起き上がるのがしんどい。
バスほどの高さのありそうな雪が乗っている群大ヒュッテ
雪に耐えるように建ててあるでしょうけど、よく潰れないなと感心します。
あまりにスキーが走らないので、ここで固形ワックスを塗布しました。
11:10 出発
群大ヒュッテから北側は林道が通ってるはずですが、もちろん多量の残雪が。
雪は完全にべちゃべちゃでワックスがすぐに剥げてしまいそう。
雪に耐えるように建ててあるでしょうけど、よく潰れないなと感心します。
あまりにスキーが走らないので、ここで固形ワックスを塗布しました。
11:10 出発
群大ヒュッテから北側は林道が通ってるはずですが、もちろん多量の残雪が。
雪は完全にべちゃべちゃでワックスがすぐに剥げてしまいそう。
12:07 上越線・毛渡沢橋梁(580m)
平標山山頂から約2時間半、標高差1,400mの滑降を経て、遂に上越線に到達!
乗車予定の電車は約2時間後発(13:57発)なので間違いなく間に合うでしょう。
※仮に間に合わなくても、まだ後続の電車、バスで今日中に平標登山口まで戻れます。
平標山山頂から約2時間半、標高差1,400mの滑降を経て、遂に上越線に到達!
乗車予定の電車は約2時間後発(13:57発)なので間違いなく間に合うでしょう。
※仮に間に合わなくても、まだ後続の電車、バスで今日中に平標登山口まで戻れます。
13:07 上越線・土樽駅(600m)到着!!
シートラで歩くこと約30分。ようやく待望の土樽駅に到着!!
平標登山口駐車場から始まった長い行程が遂に終わりました。
ここから電車とバスで平標登山口駐車場へ戻ります。
シートラで歩くこと約30分。ようやく待望の土樽駅に到着!!
平標登山口駐車場から始まった長い行程が遂に終わりました。
ここから電車とバスで平標登山口駐車場へ戻ります。
14:13 越後湯沢着
電車が越後湯沢へ到着したら、次は東口に出てバスに乗ります。
14:45 越後湯沢駅発、西部クリスタル行き
(越後湯沢駅 → 平標登山口 710円 手回り品料金100円も含む)
昼からスキー場へ向かうバスだから空いてるのではとの読みはまた外れ。ほぼ座席が埋まった状態でした。
電車が越後湯沢へ到着したら、次は東口に出てバスに乗ります。
14:45 越後湯沢駅発、西部クリスタル行き
(越後湯沢駅 → 平標登山口 710円 手回り品料金100円も含む)
昼からスキー場へ向かうバスだから空いてるのではとの読みはまた外れ。ほぼ座席が埋まった状態でした。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
シール
スキーアイゼン
マムート・アバランチビーコン Barryvox
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
ロープ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線免許
局免
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
平標山には季節問わず何度も登っていますが、ずっと気になっていた北面の西ゼン。
山頂直下の大斜面には惹かれたものの、更に下にある核心部の大滝が難所です。ただし今冬は積雪豊富なだけに、雪が落ち着いたら順調に通過できるとみて決行しました。
いつものヤカイ沢ルートで平標山山頂まで登り、待望の西ゼン滑降。
滑り始めの大斜面をゆったりした大回りで一気に落とす。スキー場と違って、
自分のスキーの滑走音しかしない静寂の世界。山との一体感が半端ない。
核心の大滝はすっかり雪に埋もれて難なくクリア。
大滝以下は快適な斜度となるものの次第に雪が悪くなり、やがては完全にモナカ。
平標沢出合以下ではべちゃべちゃで全く走らない雪。延々とスキーを漕ぎ続ける時間。
長大な行程を経て土樽駅に辿り着いた時の達成感はこの上ないものでした。
車回収の行程は上越線と南越後観光バスを乗り継ぎ、出発点の平標登山口駐車場へ。
旅行気分もちょっと楽しめる盛りだくさんの1日でした!
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今や ツイッターですね。
現場で 電波が飛べば ツイートできます。
自分のHPの掲示板では スマホからの容量が大きくて
小さくするのが 不便ですが
ツイッターでは あちらで 小さくしてくださるのか
すいすい 投稿できます。
そして ルーンさんの動向を知ることができますね。
便利ー。
19.5キロと 長がい コースでしたね。
雪のシーズンでは グリーンシーズンには
登山道がない斜面を自由に 歩ける。
醍醐味ありますねー。
私には到底無理ですが、
足に重いスキーをつけてシールをはったり
くとーを付けたり シートらに担いだりと
、、、、無理ですわ、、。笑
山頂が付かずくと 展望がひろーーくなり、
雪をかぶった峰々が見渡せ、すばらしい
銀世界です。
空も青く 良い天気だったようですね。
下りでは 仙の倉谷にたどり着くまでに
いろいろな谷が待ってるのですね。
山頂部でも 北西へ進み
ヤカイ谷源頭部を超えた
あたりから 北東へと滑るのかな。
難しいコースとりですね。
真っ白な中、よく滑るルートがわかられるんだな、、と
感心するばかりです。
西ゼン スラブ滝と検索してみました。
すごーい 美しい渓谷なのですね。
一枚岩の大きな滝。滑沢が続くようでした。
沢登もできる 谷のようですね。
あの滝も 雪で埋まってるのですねー。
無事に滑り下られ なによりです。
後半は 斜度がすくなく ながそうと
思いましたが、最中雪で
ノルディック練習となられたようですね。
私なら まぁむりですが、次の日 腕痛!!
腕激痛でしょうね。笑
お疲れさまでした。電車 バスそして
車運転と タフでないとできません。
素敵な景色をたっぷりと提供くださり、
感謝です。
ありがとうございました。
さっそくコメントまでいただきまして、いつも本当にありがとうございます!
本当に長い行程でした。下部の斜度が無くなってスキーが走らないのが大変。
しかも地味な登り返しが多数ありまして、下ってるはずなのにしんどいです。
さっそく春のべちゃ雪の洗礼を受けました。
自分は山からツィートはしないようにしていますが、実家には連絡を入れています。
今回は下山直前まで電波が届かなかったんですが…。実際に山頂はめちゃくちゃ寒くて
スマホなんていじってる場合ではありません。(^^;
それにフィールドにいる時間は大切にしたいですし、やっぱり帰宅後にツィートするのが
自分の安定のパターンです。SNSの利点の即応性は低いのはご容赦ください。
山スキーは滑降だけでなく、登りも楽しいんですよ。
もちろんトレースがあれば使いますが、自分の裁量と判断でルートを決められるのが
醍醐味ですね。今回のように安全にクトーを付ける場所に到達することを考えたり、
シールが効かなくなることを予想したりといろいろな判断をしながらとなります。
山スキーのブーツとスキーはゲレンデ用に比べると本当に軽いんですよ。
クトーやシートラなどに換装の手間はありますが、重さの点では夏のテント泊のほうが遥かに重いです。
平標山、1月に登った東谷山、そして今冬はまだ行っていない巻機山など、
山頂部がゆったりと広い山が新潟には多い気がします。
森林限界を越えて得られる銀世界の光景は本当にいつもほれぼれします。
でも厳冬期は終わって、次第に春の気配を感じ取れますね。
西ゼンの滑降ですが、平標山山頂北面直下はガタガタのシュカブラで滑れないので、
北西のコルへ下りてから西ゼンへ滑降開始となります。
最初のだだっ広い大斜面を気持ちよく滑った後、スラブ滝へとつながる谷へ入ります。
予め地形図や先行の方のヤマレコで地形やルートどりのイメージを掴んでいますので、
だいたい目視で検討が付きます。念のためにGPSで現在位置を確認することもあります。
西ゼンは沢登りでも有名らしく、できれば一度遡行してみたいですね。
でもとりあえずはスラブ滝を眺められる平標新道を夏に登ってみようかなと思っています。
スラブ滝はしっかり雪で埋まっていないと、クラックや穴があったり、
また降雪直後は雪崩リスクもあったりで、なかなか突入するタイミングに気を遣うところです。
後半のクロスカントリースキーで腕が疲れて、痛みこそありませんでしたがやはり腕が重かったです。
疲れがとれるまで3日かかりました。
ずっと気になっていた西ゼンを滑降できて、最高の気分で3月をスタートできました。
鳴かず飛ばずの2月の分を取り返していきたいところです。
mayasanpoさんに楽しんでいただけまして、こちらも嬉しいです。
本当にありがとうございました!
実は去年辺りからヤマレコの投稿を注目してます。
滑走写真とか毎回いい感じの写真が取れてますがどんな感じで取ってるんでしょうか。
自分の投稿を注目していただいてるとのこと、本当にありがとうございます!
今後ともよろしくお願いします。
平標山山頂でお会いしていたのですね!あの時は強風で寒かったですね…。
お二方が西ゼンを颯爽と滑降されているところを山頂からしっかり拝見させて頂きました。
自分の滑降のイメージ作りやフォールラインの参考になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
自分が写ってる写真は全て三脚を使っての自撮りなんです。
特に滑降シーンは階段登行が一仕事ですし、セルフタイマーのタイミングもシビアです。
でも臨場感ある写真が撮れますし、自分にとって山行の大きな楽しみでもあるのです。
あの日から疑問に思ってたことが解決しました。
三脚担いだり努力の賜物だったんですね
今シーズンはほぼ終わってしましますが来シーズンも山でばったりということはあるかと思いますのでその時はお声がけさせていただきたいと思います。
自分の場合は撮影時間も含めての山行計画となっていて、
たぶん標準の1.2倍くらい掛かってると思います。
自分も平標山をはじめ新潟の山が好きで、冬季は長野県内の山より多く通っています。
長野市からなので新潟県の山へ行きやすいんですよ。
またお会いできましたら、こちらこそよろしくお願いします!
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