御正体山(2回目)


- GPS
- 10:29
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,104m
- 下り
- 1,097m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 10:20
天候 | 快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○「ベリーパーク in FISH ON! 鹿留」 https://www.sisidome.jp/ ○「ホリデイロッヂ鹿留本館」 https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p2_3135.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
文台山分岐から御正体山山頂まで全面雪道。 細野への分岐からさらに雪が多くなる。踏み跡はあるが登山者が少なく踏み固められていないので、足を取られる。 鞍部は短い痩せ尾根で左(東)側が切れ落ちている。鞍部への下り口はお助けロープが張られた段差となっている。雪が多かったり、凍結しているとやっかいかも。 すれ違った人は男性のソロ2人、女性のペア1組。うちプリンスルートの往復は男性のソロ1人。 |
その他周辺情報 | ○「ホリデイロッヂ鹿留本館」 https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p2_3135.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2022年03月06日(日) 【御正体山】
4/1付の人事異動の発表があり、宮崎への転勤が決まった。東京在住の4年間の締めくくりの山行をどうするか、色々考えたが、未踏の山より今歩いておかないと必ずや心残りになる山とコースを優先し、道志山塊の御正体山を西側のプリンスルートから歩くことにした。林道工事の関係で、車道歩きが少々長いが、ましてや積雪期なので、人も少なく静かな山歩きが期待できると考えた。
同行の友人は早出が難しいので、7時半頃に「ベリーパーク in FISH ON! 鹿留」の「ホリデイロッヂ鹿留本館」前の広い駐車場に着いた。自分たちのほかにハイカーらしい人影はなかった。天気は快晴。北風の予報だったが、風は殆どなかった。
池の平までは鹿留川に沿って車道歩きが続いた。前半は凍り付いた雪に砂が乗っていて、舗装路なのか分からないところがあった。鹿留川は川幅が広く水量も多いゆったりとした流れで、瀬音と野鳥のさえずりを聴きながらの林道歩きは退屈しなかった。
天岩橋あたりの工事は、路面の舗装だけを残して終わっているようだった。工事が終われば林道が通れるようになって、池の平までの長い林道歩きから解放されるだろう。
池の平から所々コンクリートになってはいるが、荒れ気味の林道が続いた。鉄板の橋を渡ると雪道が多くなり、歩きにくくなった。
沢の左岸に沿って進むようになると、林道はますます荒れていき、終点間際は崩壊していた。林道終点から沢へ降りて左岸の雪道を少し進むと雪がほとんどない右岸の植林帯に渡った。しばらく右岸を進むと龍ノ口というところに出たので、1本だけあるベンチに腰を降ろして一休みした。
見上げるような人工林の急な尾根に取りつくと、所々に合成樹脂の階段が設置されていて、どんどん高度を上げていった。上人堂跡は広くて平坦なところで、少々樹の枝が邪魔するが富士山がよく見えた。
上人堂跡からだんだんと雪が出てきて、文台山分岐はほぼ雪に覆われていた。樹林に囲まれているが、西側の樹間から富士山や鹿留山、御坂山塊の山々がよく見えた。富士山は言うまでなく素晴らしいが、鹿留川を挟んで御正体山と対峙する鹿留山も大きな山体が素晴らしかった。
文台山分岐あたりは風の通り道なのか、じっとしていると寒いので、写真を撮って、パンをかじって直ぐ雪の稜線を細野へ下る分岐に向けて登り始めた。風はなくなったが、凍った雪が滑るので、途中でチェーンアイゼンを履いた。
細野へ下る広い分岐は樹林帯の中にあり、峰宮跡展望台と呼ばれている樹間から富士山の眺めがあるが、樹間があまり広くないので文台山分岐からの眺めの方が良い気がした。
予定より遅れているので、写真をとって直ぐに稜線を進んだ。峰宮跡を過ぎてから少し下ると痩せた鞍部があった。鞍部へは短い段差があるが雪があっていやらしく、お助けロープを掴んで切り抜けた。短い鞍部の左(東)側は急斜面になっていて、滑落しないように注意する必要があった。
鞍部から山頂までは文字通り段々と登っていくが、歩く人が少ないためか、雪道が踏み固められてなくて足を取られてノロノロと進むしかなかった。
想定外の1時間遅れの13時半過ぎに樹林に囲まれた誰もいない静かな御正体山の山頂に着いた。ロングコースの雪山ハイクの山頂到着時刻としては遅過ぎるので、直ぐに下山した方が良いのだが、最後の関東の山頂での憩いを楽しまずには下山できなかったので、お湯を沸かしてカップ麺と甘酒でお昼にした。
記念写真も撮ったりしたが、タイムリミットの14時半に下山を始めることができた。午後の陽が差し込む冬枯れの雪の稜線はとてもきれいで気持ち良かった。難関の鞍部の出口の雪の段差を力任せに切り抜けると細野へ下る分岐あたりから急に強い風が吹き始めた。
峰宮跡展望台からの富士山は既に雲が掛かって見えなくなっていた。風も強いのでそのまま通過した。文台山分岐も風が強いので、お茶だけ飲んで直ぐに龍ノ口に向けて急坂の尾根を下り始めた。尾根道は不思議と風がなく、龍ノ口近くまで下ってくると暑いぐらいだった。
林道を歩く頃、谷間に差し込む光は穏やかな夕方のオレンジ色になっていて、雪道をサクサク歩く感触もとても心地よかった。池の平から車道を歩いていると、時折風が吹いて寒かった。途中からだんだんと暗くなり、駐車場に着く頃には真っ暗になっていた。
おしまい。
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