ポロヌプリ厳冬期登頂と滑降


- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,083m
- 下り
- 1,085m
コースタイム
2/9 C1発(7:20)→兵知安川源流二股から西斜面を経てポロヌプリ北方最高点に登る(9:20)→北西斜面滑降の後、C1戻り(10:30〜45)→来たルートを戻り林道着(12:15)→兵知安橋着(14:20〜40)
天候 | 2/8 晴れ −17℃ 2/9 吹雪 山頂−15℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
間ノ川林道は行きに踝〜脛のラッセルが続いたが、帰りはスノーモービルのトレースがあって楽だった。鹿30頭見た。 |
写真
感想
道北の「大きな山」ポロヌプリへ。札幌から遠いうえに冬期のアプローチも困難な為、なかなか行く機会が無かった。
1日目は無風快晴。途中の士別ではマイナス27度まで下がる。ダイヤモンドダストが煌く中、目出帽下ろして林道のラッセルをスタート。間ノ川林道を経てポロヌプリ西方台地からのアプローチは、頓別川の一大支流ペーチャン川(兵知安川←一昔前のゴールドラッシュで有名)をショートカットするルート。地形図を睨んで編み出した厳冬期最短ルートかもしれない。鹿の大群を追うように林道上を交代のラッセルで進み、夕暮れのせまる頃、ようやくポロヌプリ西方台地に達した。台地の上からペーチャン川源流を隔て、目指すポロヌプリが残照とともに浮かび上がって感動的な光景。はるか北方、シベリヤ極東山脈へと漂泊の夢が膨らむ。台地の上からペーチャン川源流の森へ滑り込んで日没。C1は夏用のタープをツエルトにして設営、手早く焚き火を起こすが、さすがにマイナス20℃を下回れば炎に当たっていても寒い。すごすごと天幕の中へ。
翌朝、やんけは低温で寝不足のようだ。空は曇って風も出てきた。昨日ほどの寒さはないが、風がある分、体感気温も下がる。ペーチャン川の源流筋は雪で完全に埋まっていた。源流筋からポロヌプリ西面の針葉樹の森を抜ける。標高700mから上部は背の低い樺がまばらに生える吹きっさらし地帯。札幌周辺でこの位の標高であれば、まだ樹林帯のはず。地吹雪できわどい状況の中、東側から回り込むようにしてポロヌプリの北端ピークにタッチ。すぐに引き返す。帰りは北西側の斜面を滑る。視界があればもっと面白い滑降ルートが採れたかと思う。時間が経つにつれて地吹雪も酷くなってきた。C1に戻って荷物をまとめ、再び西方台地を越える。この日は林道の奥までスノーモービルが入った痕跡があった。帰りは天塩川温泉。
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