醍醐周辺の低山徘徊



- GPS
- 08:32
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
山科の里山ともいうべき行者の森と言う山があるが、行ったことが無い。そこで、醍醐の周辺をウロウロと徘徊をしてきた。山科駅から大塚野溝町バス停まで行き、歩きだして最後は大津の石山団地バス停までの距離は20Kmとなった。あるアプリでは18.6Kmであるが、カシミールでは20Kmとなっているのだ。何故か、そのアプリでは距離が1〜2Km少なく出るような気がするが?
大塚野溝町のバス停から五条バイパスを横断して、特別支援学校の裏から山道に入り、自然林の斜面をシンドイと感じながら登ると行者の森の標識があった。周りの木々は常緑樹の上に高いので周囲は何も見えないのが残念である。次の大宅奥山に向かうべく南方向に進むと、再び行者の森の標識があった。GPSを確認すると、此処が404mの地点であるので、先のは間違いのようだ?この2か所ある行者の森について、何方か知っている方があれば是非お教え願いたい!
大宅奥山は高塚山へのコースから少し北側へピストンするらしく分岐に来たので北東方向へ向かう。途端に踏み跡が乏しくなって、背の高い藪状の木々を分けながらGPSを確認しつつ進んでほぼ平な樹林帯の中に小さな大宅奥山の標識があった。来た道を戻るのも嫌だな!ということで、高塚山へのコースに最短距離で進むべくGPSとにらめっこしながら藪の中を進むが、谷に下がるようなので何か変だと感じながらも、なおも藪を進んで、小沢状に下降すると踏み跡らしきものがあるが、かなり古いもののようだ。すぐ上に稜線らしき尾根状が見えるので登ると明確な登山道があった。これは素直にピストンした方がお利口であったと反省だ。
コースを進んでいると、正面に細い丸太木が横たわっているが、突破するとその先は崩壊していて急な段差だ。やむなく少し戻って下ると、桜の馬場からのコースに合流だ。足元の踏み跡にタイヤ痕があるのに気づいて、”こんな所にオートバイが走っているぞ”と言っていたら後ろでオートバイの音と共に転倒する様を見て驚いた。”大丈夫か”と声をかけると、手を上げて問題なさそうな気配である。びっくりしたものだ。そのオートバイは直ぐに我々を追い越していったが、すぐその後にもオートバイが追い越していった。歩くのにもシンドイ悪路なのに何が楽しくてこんな場所に、と悪たれを言うが、我々も同様にこんな所を歩いていると人様に言われるのだから、お互い様だと納得だ。
横峯峠からのコースと合流すると直ぐに高塚山である。ここも何も見えない山頂だ。せめて西や北方向の木々を少しでも伐採すれば、山科の街並みが見えて登りがいがあるのだが!と思いながら醍醐寺へと下降しだした。この下りも醍醐山方面が見える場所が僅か1か所あるだけの深い樹林の山で、楽しみの多くない山である。
下りきった場所には長尾天満宮があるが中々立派なものである。醍醐寺には何度も来ているが、此処は知らない。醍醐寺の裏を通って南側迄進み、ユーレイ峠への分岐周辺でランチとしたが、今日は最近では暖かい日で風もなく快適な昼食時間だ。
ユーレイ峠入り口道周辺は何かの工事のようで、ロープや鉄筋を土に埋め込んでいるようで、安全な道つくりなのであろうか?特に説明版がないので判らない。一段上がると道は平たんで歩き易くなってきた。笹と針葉樹などの樹林で昼でも真っ暗な感じである。左の谷に向けて薄い踏み跡が幾つか見当たるので、それを辿るといつの間にか踏み跡は消えた。斜面も傾斜がきつくなるので上に上にと登って尾根を廻り込んでも踏み跡は見つからない。やむを得ず、平行にトラバースしながら進むとその先に小沢が見えたので、急斜面を降りて小沢を下降すると参道がそこにあった。
参道は何人かのお詣りをする人が行きかうが、シンドイ道である。上醍醐の社務所までくればもう少しだと言い聞かせながら最後の階段を辛抱して、五大堂まで上がった。これで今日はもう登りは終わりだろうとこの時は考えて、あとは平坦と下りだと喜んだものである。しかしながら、これからの方が今までよりもズーっとシンドイことになろうとは思いもしなかった。横峯峠までは針葉樹林帯の道で清々しささえ感じながらであったが、横峯峠から旧ゴルフ場までの長い長い舗装路はアップダウンも多くウンザリの連続であった。此の道は旧ゴルフ場から横峯峠へばかりで、反対方向へは初めてだ。
旧ゴルフ場は音羽山からもよく見えて、太陽電池盤が沢山設置されているのを見ているが、目の前にするとその壮大さには驚くばかりだ。電池盤広場はフェンスで大きく囲まれて、その周囲をぐるっと迂回が必要なのにはびっくりと言うよりは腹立たしくもなった。延々と外周を歩いて北端からフェンスを越えて昔からの登山路に出て一安心だ。送電線の鉄塔から下降するはずの谷の方向を覗いて、しばらく稜線を歩くと陀羅谷への分岐にやっと到達だ。時間はもう16時である。当初計画では石山団地バス停の時間だ。思いのほか時間が掛かってしまったが、時間設定のミスが主因のようだ。
陀羅谷集落までの下りの道は思いのほか悪く、林道状の道は掘割が深く溝淵や溝底など行ったり来たりで大変な道だった。やっと陀羅谷集落に到着してホッとしたものだ。集落の彼方此方に家屋の解体後の整地された場所が多くみられたが、限界集落に徐々に近づいているかのような雰囲気だ。そんな集落の家の庭に沢山の焼きものや、石の作り物などが綺麗に並べられていた。そこから石山団地バス停迄の約20分の長いこと長いこと。
バス停での長い時間待ちも含めて今回のハイクの思惑外れの重なりを、居酒屋での反省会で何とか落とし前をつけたこととしよう。
”八”、”竹”
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