小岱山《九州百名山》
熊本県
山キチどん
その他1人 
体力度について
- GPS
- 05:32
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 772m
- 下り
- 765m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:32
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復路：JR鹿児島本線荒尾駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
小岱山系は整備された安全な道 前岳の西には登山道はなく果樹園に下りてしまうので脱出困難 |
写真
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霞が酷い
広い山頂で展望良く、紀元2600年記念碑がある
筒ヶ岳落城の時に大判小判を隠した井戸の蓋石とされている
小岱山系最高峰で小代（しょうだい）氏の筒ヶ岳城址
前岳の西斜面に登山道はなく這い下りると林道跡に達し獣害防止のフェンスの先は果樹園出口はフェンスが高く鎖錠され丁度軽トラで来られたオーナーに”救出”してもらった。
出口はフェンスが高く鎖錠され丁度軽トラで来られたオーナーに”救出”してもらった。
此処から荒尾駅までの車道歩きが始まる
感想
九州新幹線で新玉名駅に着くとすぐに歩き出した。国道208号線から丸山(392m)が布団を着て寝ているよう名姿で見えた。道路沿いでは梅が咲き出し南国九州を感じさせてくれた。2�卍�西に進み蛇ヶ谷公園に入ると遊歩道のコンクリート丸太階段を登って蛇ヶ谷公園展望所に達した。南側の展望が開け二ノ岳、三ノ岳、木葉山が望めた。有明海越しに雲仙も見られたが霞んでしまっていた。「蛇ヶ谷」の由来の説明があり法然上人の師匠皇円上人は玉名の産で修行を続け96歳のとき静岡の桜ヶ池で竜となり今も龍神を祀る祭りが行われていると云う人吉に移封になった相良氏が生誕地に桜ヶ池を造り竜が甲羅を干す場所として蛇ヶ谷と名付けられたとか。
展望所から北への縦走路を進むと小さなアップダウンが続き笹千里駐車場に達した。此処をベースに小岱山の山域を歩く人が多いようで祝日とあって沢山の人と出会った。丸山（392m)山頂に到ると東屋があり4組のパーティーが休憩していた。3等三角点「丸山」があり国見山(389m)や木葉山(284m)の展望が楽しめた。寒くなってきたので昼食休憩もそこそこに北への縦走に戻り、観音岳（473m)を目指した。観音岳の登りに“うさぎ石”があり横顔に入った筋が兎の顔に見えて微笑ましい。観音岳の広い山頂は、展望が良く、紀元2600年の記念碑があり大勢の登山者来ていた。南西に200m行った所に唐渡岩があり行ってみると祠があり、先端には唐渡岩と思われる大岩があった。西側が開け、荒尾市街と有明海が展望できた。
観音岳に戻り北への縦走を続けると渡神岩や人形岩への標識が現れるが距離が書かれていないので立ち寄りは省略した。次のピークは七峰台(ななほうだい473m)で、展望は殆どなく嘗ては7つの峰が見えたのだろうか? 縦走路は曲がりくねりながら長い丸太階段を登り筒ヶ岳(501m)に達した。小岱山系最高峰で展望も良く、北に三池山(388m)とこの後で行く前岳(292m)が望めた。此処は嘗ての城跡で鎌倉時代小代（しょうだい）氏が戦功により地頭職に就いたときに築いたという。山頂南稜線には、“筒ヶ岳の巨石”があり戦国時代筒ヶ岳落城の時に大判小判を隠した井戸の蓋石とされている。
中央登山口と書かれた指導標に従い西に進み稜線を下って行った。“中央登山口”が何処か分からず戸惑ったがコンパスの示す方向に間違いはなく、石仏や“くじら石”なるものが現れた。残念ながら“うさぎ石”のように何処が鯨かは分からなかった。登山道に「針の耳」の表示があり何だろうと探してみるがよく分からなかった。林道に下りると“針の耳登山口”と標識があり中央登山口は何処に行ってしまったのだろう。林道を少し進むと稜線の赤テープに従って進んで行くと前岳(281m)に達した。西方向の展望がよく最後の景色を楽しめた。山頂には4等三角点「前岳」が設置されていた。
前岳から先に登山道はなく仕方がないので山麓まで延びている林道を目指して尾根を下った。120m程下ると廃道然とした林道に達した辿っていくと獣害防止のフェンスで区切られ扉も無かった。壊さないように端っこを乗り越え先に進むと、果樹園の中に入ってしまったようで柑橘系の果樹が栽培されていた。果樹園の出口には厳重に鎖鍵され開けることができず、乗り越えられる所を探していると丁度果樹園のオーナーが軽トラで上がって来られ、天の救いか救出して頂いた。
林道歩きの末、陣屋敷の集落に下り立ったが、今日は此の後の行程が長く荒尾駅まで歩かなければならない。荒尾駅からは16:09の列車に乗らなければならないので7.3�劼瞭擦里蠅魑泙�足で歩き10分前に駅に辿り着いた。最後に歩いた自転車道はどうも軌道の跡のようで帰って調べてみると荒尾市交通部（通称：荒尾市電）の軌道跡だった。
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