杣谷川本谷


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 611m
- 下り
- 670m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:10
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
幾度か、登山道が沢を横切る。沢は穏健、たいていの滝は直登可。 |
その他周辺情報 | 山麓に多数。山上では摩耶ロープウエイ星の駅に喫茶・軽食。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
地下足袋
わらじ
ヘルメット
捨て縄。
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感想
六甲山はかつて沢登りのメッカだった。今のように堰堤はなく、花崗岩のフリクションの利く岩盤で且つ斜度の大きな沢には多数の滝がかかって、その素晴らしさは想像に難くない。しかし今や堰堤ばかりとなってしまっているが、うだる暑さの夏場には手軽な遡行を楽しめる場である。東北から越してきてすぐの我々には、六甲の沢の探索も悪くない。
杣谷川は居留地の外国人たちによってcascade Valley と名付けられていたというから、連瀑を擁する渓谷の筈。一度遡行してみようと入渓してみた。摩耶東谷出合上から踏み跡に沿って堰堤上の川原にでて、わらじを湿らせ、しばしくつろぐ。わらじを締めると、行くぞ、と気合が入る。早速滝があるが、何やら臭気が気になる。例によって堰堤にせき止められた水の腐敗臭だ。沢が臭いなんて、六甲に来るまで全く想像もしなかった。清冽な流れを楽しむ沢登りには、これほど落胆を誘うものはない。しかし、臭いのもこの辺りだけで、上流ではさして気になるところはない。堰堤の数や規模も他の六甲の沢より小ぶりなのは助かる。それでも堰堤巻きでkinuasaがつかんだ浮石が抜け、滑落するというハプニング。大事がなく安堵する。左岸に塩ビのパイプが走っている大きめの滝は直登不能で、左を小さく巻くが、基本、直登可能。小滝をどんどん越していくと右の支沢に作られた巨大な新しい堰堤の威圧的な姿が目に入る。岩谷沢だな。この支沢は涸滝が連続するそれなりに面白い谷だとか。いずれ遡行したい。ここを過ぎると本谷はちょっとしたゴルジュだがすぐに終わる。どんどん小滝を乗越してゆくとやがて右岸の登山道を行く人の姿が見えるようになる。そろそろ源頭部にさしかかるので、上の二俣から道に上がり、遡行を切り上げて一般ルートを杣谷峠へ。観光客でにぎわう掬星台を通り、摩耶山のメインルートの青谷道から下山したのだった。途中、観光茶園の辺りでは、盛夏の青空を占有するかのようにオオムラサキが飛翔する姿を見て、かつて虫取りに興じた時代を懐かしく顧みるasakinuであった。
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