記録ID: 3879005
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ハイキング
甲信越
甲斐武田氏の詰城・甲府の要害山で新年初登山
2022年01月01日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 672m
- 下り
- 670m
コースタイム
舞鶴城(甲府城)13:00→武田神社13:30→深草園地14:05→合流点14:20→要害山山頂14:45→正面登山口(積翠寺温泉)15:00→武田神社15:30→舞鶴城(甲府城)15:55 【歩行時間:2時間55分】
天候 | ☀晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス | 山梨県甲府市内の親類宅よりJR甲府駅に近い舞鶴城(甲府城)まで移動。城を起点に要害山までを往復しています。今回は全行程を徒歩で通しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
要害山は甲府市上積翠寺町にある標高780mの山。山梨百名山に選ばれていて、信玄公生誕の地として知られています。 ●舞鶴城(甲府城)→武田神社→要害山 舞鶴城から甲府駅北口へ移動すると、当面の目標である武田神社へは通称「武田通り」を真っ直ぐ進んだ突き当たりにあります。距離にして約2.2km。緩やかな登り坂になっています。 神社からは左右のどちらに巻いても要害山に向かうことができますが、左側から巻けば後は県道を歩くだけで登山口に辿り着くことができて分かりやすいです。私は右から巻いて住宅や農地の中を歩きましたが「←要害山」の指導標識は1箇所のみでした。山の手前で県道と合流します。下積翠寺バス停の先に「積翠寺温泉 古湯坊 要害」の標識があり、道が分岐しています。どちらからも登山口に進むことができますが、私は右手「要害」へと向かいました。更に先で「古湯坊 深草観音・日吉神社」の標識が現れますが、左手(古湯坊)に向かうと要害山の正面登山口へ、私は右手にとって日吉神社経由で深草園地の登山口へ向かいました。 ●深草園地→要害山→正面登山口(積翠寺温泉) 日吉神社から200m程先に登山口があります。園地にはトイレ(ペーパーあり)がありました。登山口からは急斜面に付けられた手摺り付の舗装路を登ります。トレイルというより遊歩道といった感じ。路面には落ち葉が堆積し、落石があり、階段は一部崩壊していて、あまり踏まれている雰囲気はありません。 一旦、大きく登ると、道は左手に下りながらトラバースしていき、数百m先で正面登山口からのトレイルと合流(標識あり)します。途中に見所もなく、これならメインルートである正面から登るか、距離は長くなりますが深草園地から更に先の深草観音を経由して登頂した方が良いでしょう。 園地登山口から先は斜面をつづら折りに登りますが、要害山城の史跡である曲輪や門の跡が次々に現れます。上積翠寺の家並みや遠く甲府盆地を見下ろしながらセカセカと20分ほど歩くと山頂に到着。標高は780mで、山頂は主郭を造るためか広く平坦に均されています。 帰路は正面登山口へと下りました。左手には閉館した旅館要害の建物が見えています。橋を渡った県道には広い駐車可能なスペースが設けられています。県道を下ると、古湯坊(休館中)や積翠寺を見ながら武田神社へと戻ります。 今回ルートでは、トイレは駅、店舗、武田神社のほかは、深草園地で2基(ペーパーあり)見かけました。私のau携帯は、山中で電波が弱かったようです。 |
その他周辺情報 | ●武田神社 甲斐守護・武田信虎により1519年に居館「躑躅ヶ崎館」が築かれ、家臣団が集住して城下町が形成された。以来信虎・晴信(信玄)・勝頼の三代にわたって武田領国の中心地として機能した。1582年に武田宗家が滅亡すると、豊臣秀吉の命により、南方に舞鶴城が築城され、館は詰めの城である要害山城とともに1600年に破却された。 日露戦争後の1904年には各地の神社に武神・軍神を祀ることが奨励され、軍神と評される武田信玄を祀った神社創建の機運が高まった。1915年に大正天皇の即位記念に武田信玄に従三位が追贈されたのを契機に、1916年には山梨県知事を総裁とする「武田神社奉建会」が設立され、1919年に館の跡地に社殿が竣工した、とのこと。 http://www.takedajinja.or.jp/ ●湯村温泉郷 要害山の麓にある積翠寺温泉は、要害温泉及び古湯坊温泉の2湯の総称。両温泉にはそれぞれ1軒ずつの旅館「要害」と「坐忘庵」がありますが、残念ながらどちらも閉館してしまいました。 こちらの湯村温泉は皇室も使われる常磐ホテルを筆頭に有名な温泉地。甲府駅からは車で15分ほどの場所にあります。 https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/stay/yumura.html ●ガレットcafe すきまのじかん ルールヴィッド 舞鶴城公園に近い本格的なガレットの店。小箱でカウンターとテーブル一つの全15席程でしょうか。ガレット食べて、デザートにクレープをいただくという、甲府のお洒落カフェです。 営業時間は、11時30分〜19時(L.O.18時)、日曜祝日は11時30分〜16時。月曜定休。(祝日は翌日休) https://s.tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19008867/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
靴
サブザック
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
例年、正月には甲府市内の親類宅を訪問しています。
今年の元日は強風となり、寒く感じましたが、昨年は武田信玄公の生誕500年とのことで、昼食後、信玄公生誕の地・要害山で初登山しようと思い立ち、出かけたものです。
要害山は、とても小さな山です。
武田氏の居館・躑躅ヶ崎館が危機に陥った際の詰めの城という位置づけだからか、大大名の武田氏にしては小規模な山城で、上杉謙信公の春日山城と比べようも無く、家臣となった小山田氏の岩殿山城と比べても小規模です。人は石垣、人は城・・・ということでしょうか。
三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)の造った大規模な城下町とは、町づくりの思想が異なっているようです。
南側の甲府盆地に向けて見晴らしは良く、きっと夜景も綺麗なことでしょう。そう考えると、積翠寺温泉の旅館が閉館してしまったことは名残惜しいことですね。
要害山は、石和温泉駅北側にある同じ山梨百名山の大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)から兜山経由で縦走するルートもあるようで、時間がある時にまた歩いてみたいと思います。
さて、今年はどんな山と出会えるかな。どのような山であっても畏敬の念をもって謙虚に登りたいと考えております。
皆様、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
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