記録ID: 385614
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積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
安倍奥山稜縦走(真富士峠〜第一真富士山〜龍爪山)
2010年02月14日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,954m
- 下り
- 2,053m
コースタイム
2/13 東伏見=静岡・牛妻河原(車中泊)
2/14
07:24 牛妻坂下BS発
07:55 平野BS着
10:30 真富士峠
10:55 真富士山
12:10 富士見岳(1078m) 12:25発
12:55 駒引峠
13:15 富士見峠通過
14:05 薬師岳
14:20 文殊岳 14:55発
16:55 牛妻坂下河原Pクルマに戻る
2/14
07:24 牛妻坂下BS発
07:55 平野BS着
10:30 真富士峠
10:55 真富士山
12:10 富士見岳(1078m) 12:25発
12:55 駒引峠
13:15 富士見峠通過
14:05 薬師岳
14:20 文殊岳 14:55発
16:55 牛妻坂下河原Pクルマに戻る
天候 | 2/14 曇り〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
[復路]安倍川河原P=清水=東名=東伏見 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■山行記録 この縦走は、資料がなくて正直困っていた。 それで、Webを見ていたら静岡のKという人がブログでこのあたりの山を歩き回っていることがわかり、コメント欄で質問をしたら、いい答えを返してくれた。 牛妻坂下のバス停のそばに駐車場があるので、そこに駐車して、一番のバスに乗り、平野で下りてそこから登って南下すればいい。登り2時間、縦走が5時間で、車に戻れるでしょうと・・・。 簡潔ないいコメントで即それを採用して実行に移すことにした。 前日のうちにいつも通り東名を飛ばして清水で下りる。 今回は楽だ。それほど谷の奥に入らなくてもいい。 牛妻はいつものとおり集落の途切れるところすぐだった。 河原に下りるところに駐車場がある。星は出ていた。 朝、起きて手巻き寿司をほお張ると、そそくさと準備をして牛妻坂下のバス停に向かう。バス停でしばし待つと予定どおりのバスがやってきた。7時24分。 バスは何人かの登山者が乗っていた。一度、橋を渡り、また渡り返して安倍川の左岸を行く。やがて平野、予定通り7時55分だった。 平野からはこの前、青笹山で知り合った人に入ってもらった平野の林道平野線に入る。冬枯れのこの林道、面白みもなく、まだ陽の当たらない林道をテクテクと歩く。 途中で登山道入り口があり、少し登るが、下の方からクルマの音が聞こえたのでもしや、乗せてくれるか?とスケベ心を発して下って林道沿いに行く。 やがてクルマが私を追い越したが、何も声をかけずに行ってしまった。がっかり。もうひとつの登山道が横切るところから登山道に入る。明瞭な道。しばし登りに汗をかく。やがて林道を横切り、トラバース気味に行くと再度林道に出て、そのまま林道を行く。 やっとこの前、車を停めた場所だ。この前よりも暖かく、霜もあまり下りていない。ひたすら登り、ヲイ平から縦走を繋げるために左にとり真富士峠を目指す。 登りの雪は先週と比較するとかなり少ないが、つるつる滑る。ここで上からおじさんが一人降りてくる。もう下山?これからこちらは戦いが始まるというのに・・・。さらにもうひとり叔母さんも下山してくる。 やがて真富士峠。10:30だった。約2時間30分かかった計算。まだ真富士山の頂上じゃないから、Kさんのコースタイムはかなり厳しいということになる。 ここでアイゼンをつける。なんでこんなことやってるんだろ・・・と思いながら。 雪の積もった縦走路を行く。真っ白な雪を踏みしめて行くのは悪くない。すぐに左に下山ルートを分けるとゆるやかになってしばらくいく。 誰もいないと思ったら、声が聞こえてきてやがて真富士山頂上。10:55. 3人ほどいて、犬もいた。その人に声をかけて「龍爪山はどちらの方ですか」「このふみ跡をいって、途中曲がるところから、尾根に入ればいいですよ」と親切に教えてくれる。 「ところで純じゃぱさんですか」 えっ? 「Kです」と自己紹介をしてくれた。 驚いた。 登ってきていたとは! もしかして?と思いつつ来たのだという。 ブログ等で交信した人にリアルに会うのはこれが初めて。 ホントウに驚いた((笑)) そのKさんから驚くべきコトバが。 「もうこの時間だと5時間では下山は難しいかも知れませんね、龍爪山までかなりあるから・・・」 えつ?本当ですか?! いやこの雪だと・・・という。 かなり焦った。 一方では5時までに下ると考えれば何とかなるさ・・・とかすかに心の声が呟こうとしている。 とにかく急がねばなるまい。 慌てて写真を撮るとそそくさと出発する。その後ろ姿をKさんのブログで紹介されてしまった。 だれの足跡もない。たしかな縦走路ではない上に時間がないときて焦りの道と化している。 下りきると、俵峰への分岐の指導標がありここからは一般路ではなくなる。 尾根上への指導標はなく、さらに心細くなる。 でも、それでも誰かのトレースはある。 造林帯の道を下り、小さなこぶをいくつか超えていく。 尾根の広いところではふみ跡がはっきりせず、一瞬、戻る?の心の点滅があったりする。 何とかみつけながら先を急ぐ。 そのうちに向こうからなんと夫婦ものがやってくるではないか。 どちらから? 穂積神社からです。 どのくらいかかりました? 5時間くらいかな。 結構かかってるなぁ・・・。 真富士山からどうされるんですか? いや、来た道を戻ります。 えー?ほんとうですか。それは大変だ。 逆にこちらは、抜ける予定なので、時間的に大丈夫かなーと急に気持ちが楽になった。 雪の上の彼らのトレースがずっと使える。これが本当に心の支えになった。 急に気持ちが楽になった道をとにかくどんどん進む。 12:10富士見岳 1078m。 展望はなくぴーぴーとなく鳥の声。ガスで何も見えない。静かな樹林の中のピーク。ここでアイゼンをはずした。 すこし腹を満たす。 12:25発。 12:55 駒引峠通過。雪の造形がとにかく美しい。太陽が出てきて枝に積もった雪をばさばさと落としている。 13:15富士見峠通過。指導標がある。 14:05 薬師岳。樹林中の頂上。写真とる。 14:20 文殊岳。ラーメンを作る。景色がいい。浅間神社への尾根が丸見えだ。 静岡の港も・・・。とうとうここまで来た。それにしても寒い。何組かの登山者も頂上でゆっくりと時をやり過ごしている。14:55発。 16:55 若山を超え、茶畑を下って、無事牛妻の駐車場に着いた。 予定どおり5時に下りてくることができた。 帰りに静岡の美肌の湯(びじんのゆ)に入った。 1000円とちとお高かったが、体と心をずんぶりとお湯の中に浸けた。 |
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