大文字山から皇子山公園



- GPS
- 04:53
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 582m
- 下り
- 625m
コースタイム
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 4:55
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
朝起きると雨がジャンジャン降っているので、どうなることかと気にもんでいたが、行ってみると一粒の雨にも合わないばかりか、時には陽ざしが指すほどの天候にラッキーなハイクであった。
山中道(白川)の水槽タンクのある沢の入り口から、何時もより水量の多い沢を進むと前方に2段滝が見え隠れしてきた。そこが鹿尾根への登り口であった。急斜面にトラバース気味に足幅くらいの踏み跡は心もとないが、直登は出来ない傾斜にはありがたい程の道だ。稜線に出ると傾斜は緩やかで直ぐに子鹿ピークに達した。
ここの山名表示板は丁寧に2頭の鹿が彫られている。空を見ると雲が一杯であるが、雨が降ってきそうな恐れはないのが安心できる。尾根をそのまま南に進むと、少しずつ登りながら周囲の木々には葉はないが、針葉樹が混じっているので何も見えない。ルートから右に少し入り込んだ所に鹿山の山名版があって、ここも子鹿と同じ作者もので、子鹿のものは如何にも子鹿であるように、此方は親らしい感じに彫られているのだ。感心ばかりである。
更に南に高度を上げ、丸木の階段状の斜面対策は優しい施行で本当にうれしい。この尾根は出会坂に通ずる尾根であるが、その途中から右の浅い谷に下る踏み跡に進み、小尾根から北北西に進んで小さなアップダウンを繰り返し小ピークに到着すると、竹若山であった。そこの山名板は竹若山以外に、猪山と綾傘とある。綾傘とは綾傘鉾の事であろう。ここ大文字の北面尾根のピークなどに祇園祭の山鉾名が付けられていることが多かったが、最近これが少なくなったよう気がするのであるが?どうであろうか?
竹若山から戻って、古道の様な杣道風の掘割道を進んで、流れに合流したらそのまま下降して中尾の滝に直面した。今日は水量が何時もの2〜3倍くらいだろうか!迫力があってちとてもいいものだ。中尾の滝から流れを戻り、幻の滝に水が流れていると良いのに!と言いながら進むが、それはないことを確認して、出合坂に登った。すると、出合坂の表示はなくなっていて、新たに『鵲(カササギ)峠』と記載されていた。今まで聞いたことがないが、何か根拠のある地名なのであろうか?”設置者は説明責任があるで!”
そこから大文字山頂までは意外とシンドイ斜面を喘ぎながら、杉林の山頂へ到着すれど、話し声が何も聞こえない。『だあれもいない大文字なんて初めてだ・・・・』と唸っている。朝まで雨なのだから、登る人もいないのは当然だ!と納得しながら、静かなランチと相成った。京都タワーは良く見えるし、街並みもいつもと一緒であるが、ポンポン山や小塩山は少し霞んでいるほどだ。アベノハルカスは望むべくもないとは思ってはいたが、霞状が晴れれば見えそうだという感じであった。太陽の陽の指す町並みが大文字にも欲しいよと思いながら、皇子山へ足を進めた。
雨社大神を過ぎて、メンバーの一人が『お願い観音』を通ってみようというので、如意ケ岳の巻道に入る。倒木が多いが、それらは皆手入れされて歩くのには何の不自由もないように管理状態だ。如意ケ岳の真南を過ぎた辺りに『お願い漢音』はあった。そばには赤と黄色のセンリョウがたわわに実をつけている。
暫く巻道を進むと林道に出て、轍が残る現役の林道だ。この周辺の持ち主のものらしい小屋掛けや立派なゲートもあって、何を主体にこのようなことをしているのか興味を持つのだった。
その林道は如意ケ岳航空施設からの舗装路に合流するが、この舗装路歩きは嫌だからと藪山に入ると薄い踏み跡が付いているので、近道よろしく少しの藪の中を進むと鉄塔に出て、舗装路と再び合流だ。合流点の前が三井寺へのガードレール潜りの場所で、一般登山道は歩き易いねと言いながら進むと、三井寺敷地の灰山庭園で一服だ。メンバーの一人は、この庭は比叡山を借景に作られたらしいと説明していたが、こんな大きな岩を昔の人はどのようにして動かしたのか?疑問に思うし、感心してしまう。
灰山庭園のすぐ東が京都・滋賀の府県境であるが、その境には何もない。樹林を進むと長等山三角点への分岐である。長等山までゴルフ場脇を進むとゴルフに興じてる御仁がいるのである。長等山三角点は何も見えないので面白みはないが、この先の長等山テラスはそれはそれは素晴らしいのだ。これで長等山の見晴らしも帳消しだ。
琵琶湖を下に、対岸の東岸平野も陽ざしが指していている。真下の競艇場や浜大津港の水面も穏やかであるし、後ろの比叡山にも陽射しで暖かそうである。
朝の雨を思うと、この様子を想像することは出来なかったが、天気はよく持ったものである。余りにも早い時間の下山に何処かで反省会でもするか!と言うのが結論であった。
”山”、”八”、”竹”
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