宇野津山〜鷲尾山〜烏帽子山〜筆山☆太平洋を眺めに

- GPS
- 02:46
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 696m
- 下り
- 677m
コースタイム
| 過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
京都を早朝に出発する時には昨夜からの雨が降り続いていた。飛行機が高知の上空に差し掛かると高知市の周辺では雲が全くなく、すっかり晴れているようだ。宿泊先のホテルに荷物を預けるとまずは市電に乗って桟橋通りを南下する。終点は桟橋通り五丁目であるが、乗った市電は一つ手前の桟橋車庫行きであった。桟橋車庫で下車するとすぐ目の前に五丁目の停車場が見える。果たしてなぜここを終点にする意味があるのだろうかと疑問が生じる。
高知の港湾に面して太平洋セメントの大きな工場を通り過ぎると小さな石鳥居が現れる。常緑の広葉樹林の中に明瞭な道が続いている。雨上がりのせいか妙に生暖かく感じられる。山麓からはひっきりなしにセメント工場からの大きな音が聞こてくる。地味に小さなアップダウンを繰り返し、尾根を進んでゆく。
峠越えの古道と交差する宇津野峠を過ぎ、ひとしきり急登を登ると宇津野山だ。送電線鉄塔がたつピークが山頂と思ったが、鉄塔の下には何も見当たらない。三角点のある宇津野山の山頂は一つ手前の樹林の中の小ピークだったようだが、見過ごしてしまったらしい。地図を確認すると送電線鉄塔のあるこちらのピークの方がわずかに標高が高い。
宇津野山を過ぎると鷲尾山にかけてなだらかな道が続く。
鷲尾山の山頂に至ると一気に南側の展望が開け、視界に太平洋が飛び込んでくる。一人の男性が休憩しておられた。「今日は霞んどるなぁー」と仰る。東側を見るとジオラマのような浦戸湾の彼方に大きな孤を描く海岸が辛うじて目に入るが、その景色はかなり霞んでいる。
山頂の西側からは紅白の大きな電波塔を山頂に戴く円錐状の烏帽子山が目に入る。高知市街に戻るにはこの鷲尾山から北に伸びる尾根を辿ることになるのだが、烏帽子山まで往復することにする。見た目は遠く感じられるが、往復1時間はかからないだろうと踏む。
山頂の手前ca270mでは二人のご婦人がベンチに腰を下ろして休憩しておられる。ここでも南東に大きく展望が開け、鷲尾山を望むことが出来る。ご婦人方は烏帽子まではまだまだと仰っておられたが、ひと登りで山頂に到着する。
山頂の西側の樹間に大きな電波塔が見える。樹林に囲まれた山頂には鳥居と祠があるものの展望はないが、三角点の柱石がどう見ても大きい。よくよく見るとなんと一等三角点だ。
鷲尾山に引き返すと鞍部の手前で先ほどのご婦人方に追いついた。再び鷲尾山の山頂に登ると二組ほどパーティーがおられ、ひと組は山頂の東側のベンチでランチを広げようとしておられるところだった。
市街を目指して、檜の植林の北尾根を下る。鞍部を越えると学校のグランドを西側から回り込むことになる。土佐塾高校らしい。
なだらかな尾根を先に進むと唐突に樹林を抜け出し、かやとの原が広がるようになる。登山道に沿ってお墓が現れるので驚くが、よくよく見るとかやとの腹の中には随所に墓が点在している。この山自体が大きな墓地になっているらしい。墓は真新しいもの見られる一方で管理する人もいないような古いものもあり、墓地としての歴史を感じさせる。
東側に広がる高知市街の展望につられ道を直進するが、折角なので皿ヶ峰のピークに寄り道することにする。皿ヶ峰の山頂からは墓地が延々と続く。次の筆山との間の鞍部には舗装路が現れ、する西側には駐車場があるようだ。おそらく鷲尾山に登るにはここから往復する人が多いのだろう。
筆山の山頂は遊具が置かれ、広々とした公園になっている。周囲には樹林に囲まれているので展望は得られない。展望台が設けられてはいるが老朽化のせいか展望台には立入禁止のテープが貼られている。山頂から北東に続く道を辿ると、ここでも墓地の間の狭い道となる。鬱蒼とした常緑の広葉樹林の中に広がる墓地は薄暗く、独特の雰囲気だ。明るい市街地に飛び出すと異次元の空間にいたかのようだ。
あとは高知駅までわずかに1.5kmほどの道のりだ。市電に乗るほどの距離ではないので歩くことにするが、朝とは異なり吹き付ける北風の強さに驚く。明日にかけてかなりの寒波が到来し、高知でも北部は雪となるらしい。
山猫












無事に到着されましたか?
寒波到来で瀬戸内側の松山も昨日から寒く、昨日は歩いていると押し戻されそうな強い風邪でした。
明日の予報、午前中は⛄マークがあります。
気を付けて楽しんで下さい。😃✌️
金曜日は高知市内でもそのような風でした。
予報通り本日(日曜日)も予土国境は吹雪ですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する