熊野古道:小辺路(水ヶ峰〜高野山)【奥高野、和歌山県・奈良県】


- GPS
- 03:33
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 384m
- 下り
- 657m
コースタイム
- 山行
- 2:43
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 3:31
野迫川村総合案内所 620 ― 水ヶ峰分岐(小辺路入口) 632 ― 「野迫川口」交差点 642 ― 大滝方面への小辺路分岐 648 ― 大滝、最初の家屋 707 ― 大滝休憩所 712/719 ― 車道合流 720 ― 作業同への分岐 728 ― 御殿川に架かる橋 733 ― 車幅の終点 740 ― 薄峠 814 ― 円通律寺分岐 836 ― 轆轤峠・大滝口 844/854 ― 古道と林道の分岐 900 ― 天徳院前 906 ― 金剛峯寺 909/拝観/938 ― 千手院橋交差点 943
● 行動時間 3:23
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(和歌山市内=野迫川村総合案内所) 野迫川村総合案内所―水ヶ峰分岐―薄峠―高野山金剛峯寺―千手院橋東 (千手院橋東=野迫川村総合案内所)南海りんかんバス (野迫川村総合案内所=和歌山市内) ●登山口へのアクセス ○野迫川村総合案内所 ・高野龍神スカイラインを走ること約11kmで野迫川村総合案内所に着く ・駐車場は20〜30台は駐められそうだ。ただし総合案内所は開いていなかった。いつ開くのかもわからない。また、そんなときにはトイレも開いていないようだ ○千手院橋東 ・ケーブルカー高野山駅からのバスに乗ると、奥の院や金剛峯寺への分かれ目にあるバス停。奥の院側に向かうバスは“東”に停車する。交差点近辺には案内が多数出ているが、よく確認しないと見間違うこともあるかもしれない |
コース状況/ 危険箇所等 |
○水ヶ峰分岐〜大滝(熊野古道:小辺路) ・しばらくは高野龍神スカイラインを歩く。約1.6kmでスカイラインから分岐して山道へと進む。そのあとしばらくは平坦な道を進む。最後はきつくはないが一気の下降道で大滝集落へ。集落内の車道からの分岐点には休憩所やトイレが設置されている ○大滝〜薄峠(熊野古道:小辺路) ・車道を降り、途中から左手へと外れる町の小道を行く。急な舗装路を降りると御殿川(おどがわ)に架かる弱々しい橋を渡り対岸へ。今度は急な登り坂を進むが車幅ほどの道は途中の畑で終わる。その先の土地の道も、急な登りは峠手前まで続く ○薄峠〜轆轤峠〜金剛峯寺(熊野古道:小辺路) ・峠の先にある電波塔へと向かう作業道。あまり起伏を感じない平坦かつ車幅の道。円通律寺分岐からは女人高野道と重なる。轆轤峠で再び女人高野道を分ける。そのまま車道を下降すると千手院橋に近い川に降りるが、かつての熊野古道に従い、途中から金剛峯寺前に向かうほうへと進む。最後は天徳院の脇をかすめ、金剛峯寺前に顔を出す (いずれの記述も2021.11現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・野迫川村内にも店舗はあるが、早朝深夜の状況は不明。村に入る前には買い物した方が良さそう ・高野山にもコンビニはあるが、午前7時より前は開いていない ●日帰り温泉 ・付近には見当たらないが、かつらぎ町に降りると「かつらぎ温泉 八風の湯」、橋本市には天然温泉「ゆの里」などがある (2021. 11現在) |
写真
感想
昨日に続き水ヶ峰へ。今日は野迫川村総合案内所から高野山へと歩く。小辺路の高野山側の端部となる。
休みを連続では取りにくいだけに、いかに日帰りで組み立てるかを考えた小辺路歩き。その開始点というのか終点というのか。それを踏破しようというものだ。
昨日も立ち寄った総合案内所は今日も開いていないようだ。まずは車道歩き。昨日も歩いたコースを逆走する。面白みも薄く足早に進む。ほどなく水ヶ峰分岐。鳥居でお詣りをしてさらに車道を進む。スタートから2kmで「野迫川口」三叉路。ここで高野龍神スカイラインに接続することで、野迫川村中心部と高野山はずいぶん近くなったのであろう。
さらに下るとようやく熊野古道はスカイラインを離れる。林道のような道をしばらく歩き、ようやく山道然としたら次第に高度を下げるようになり、やがて大滝集落に到着する。休憩所でしばし休憩。目の前に紅葉した葉っぱがあり、目の保養になる。
大滝集落を出てしばらく下り、谷側に折り返す格好で曲がると、急激な下り舗装路。降りきると御殿川(おどがわ)を渡る。危なっかしい橋だ。そしてこの辺がコース中の最低標高点となるはずだ。橋を渡ると急な上り。しばらくするとまだ耕作されている畑が現れる。舗装路はここまで。その先で山道に変わった道を登っていく。休むことのない上りだ。
頂稜部に到達するとそこが薄峠。峠の名前の通り、尾根をえぐり取って道が付いている。尾根を越えて反対斜面側に進むとそこには作業道が通っている。峠からはその道を進むことになる。
殆ど起伏のない作業道をずっと進むとやがて女人高野道と合流する。そこからは女人高野道との供用区間となる。今時の国道のようだ。10分も進むとろくろ峠に到着する。再びここで女人高野道と分かれ、金剛峯寺を目指す。下降していく林道を進むが、最後の最後で左へと逸れる。金剛峯寺に直接向かうのは左に逸れる道の方だ。ものの本にはそちらが熊野古道と案内されている。その通り進むと金剛峯寺へ。
遙か昔は、金剛峯寺へと来る人が多かったのか、那智へ行く人が多かったのか。いずれにしても山あり谷ありで苦労の多い道だけに、金剛峯寺にたどり着いた時の喜びはいかほどであったであろう。
金剛峯寺の中も鑑賞し、バスに向かう。今日も昨日と同じくらいの乗りだが、やはり他のすべての人が龍神バスに乗り換えるようだ。たった一本しかないのが残念なバスだが、利用者が増えていけばいいと切に思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する