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Yamareco

記録ID: 3692431
全員に公開
沢登り
東北

摺上川滑谷沢右俣

2021年10月30日(土) 〜 2021年10月31日(日)
情報量の目安: A
都道府県 山形県 福島県
 - 拍手
juqcho その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
32:38
距離
22.0km
登り
1,079m
下り
1,071m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:35
休憩
0:10
合計
7:45
距離 11.3km 登り 512m 下り 214m
8:10
110
烏川入渓
10:00
10:10
105
滑谷沢出合
11:55
180
滑谷沢二俣
14:55
奥ノ二俣
2日目
山行
7:19
休憩
0:49
合計
8:08
距離 10.7km 登り 565m 下り 861m
7:36
156
奥ノ二俣
10:12
10:31
83
11:54
12:02
73
13:15
13:25
100
栗子隧道
15:05
15:17
27
天候 1日目:晴れ
2日目:曇り
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
R13東栗子トンネルの手前の広い駐車スペースから出発。
R13東栗子トンネルの手前の広い駐車スペースから出発。
紅葉はもう終わりの時期らしい。
紅葉はもう終わりの時期らしい。
二ツ小屋トンネルをくぐる。このトンネルの由来については後ほど。
二ツ小屋トンネルをくぐる。このトンネルの由来については後ほど。
トンネルの向こう側から少し下ったところから烏川橋まで行かずに右の枝沢に入り、烏川に降りた。
トンネルの向こう側から少し下ったところから烏川橋まで行かずに右の枝沢に入り、烏川に降りた。
烏川は基本的に穏やかな平瀬。
烏川は基本的に穏やかな平瀬。
ところどころのこうしたギャップがアクセントになっている。
ところどころのこうしたギャップがアクセントになっている。
滑谷沢出合には素晴らしいテン場あり。
滑谷沢出合には素晴らしいテン場あり。
滑谷沢に入る。
ムキタケを収穫。
ムキタケを収穫。
この沢も難しい滝はない。
この沢も難しい滝はない。
右俣に入り、ブナ林がきれいだなぁと空を見上げていたら……。
1
右俣に入り、ブナ林がきれいだなぁと空を見上げていたら……。
同行者はめざとくナメコの群生を発見。
1
同行者はめざとくナメコの群生を発見。
大きいのも小さいのもあります。
1
大きいのも小さいのもあります。
この沢で唯一岩登りになる滝。
この沢で唯一岩登りになる滝。
奥ノ二俣に到着。
奥ノ二俣に到着。
ここにも見事なテン場があり、我々の独り占めとなった。
ここにも見事なテン場があり、我々の独り占めとなった。
収穫を広げる。
焚き火。この後、夜の9時まで宴会が続く……。
焚き火。この後、夜の9時まで宴会が続く……。
2日目の朝食はキノコラーメン。
2日目の朝食はキノコラーメン。
遡行再開。穏やかな渓相が続く。
遡行再開。穏やかな渓相が続く。
枝沢が滝になって合わさる。
1
枝沢が滝になって合わさる。
岩が脆そうな小滝。ここは簡単に登れる。
岩が脆そうな小滝。ここは簡単に登れる。
次の小滝もつっぱりで頑張って越える。
次の小滝もつっぱりで頑張って越える。
枯れ葉のダム。
最後の10m滝手前で小休止。この滝を越えると傾斜が緩む。
最後の10m滝手前で小休止。この滝を越えると傾斜が緩む。
水が涸れ、空が近くなる。
水が涸れ、空が近くなる。
藪漕ぎの途中で見つけたドラム缶。
藪漕ぎの途中で見つけたドラム缶。
ドラム缶からすぐで栗子山の山頂に到着。三角点周辺はきれいに刈り払われていた。
ドラム缶からすぐで栗子山の山頂に到着。三角点周辺はきれいに刈り払われていた。
杭甲山を目指す。行手に大きいのは吾妻連峰。右にぐるっと視線を回すと遠くに雪をつけた飯豊連峰やまだ黒い朝日連峰も見えた。
杭甲山を目指す。行手に大きいのは吾妻連峰。右にぐるっと視線を回すと遠くに雪をつけた飯豊連峰やまだ黒い朝日連峰も見えた。
栗子山山頂から続いていた刈り払いは途中の平坦地で右(米沢側)へ下ってしまい、ここからは再び藪漕ぎとなる。
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栗子山山頂から続いていた刈り払いは途中の平坦地で右(米沢側)へ下ってしまい、ここからは再び藪漕ぎとなる。
藪漕ぎ50分で杭甲山に到着。山頂には何もなし。ただし、ここから南西方向にかすかに道の痕跡のようなものがあった。
藪漕ぎ50分で杭甲山に到着。山頂には何もなし。ただし、ここから南西方向にかすかに道の痕跡のようなものがあった。
ナギタキノ沢を目指して薮を下る。
ナギタキノ沢を目指して薮を下る。
沢筋に降りるとピンクテープが出てきた。
沢筋に降りるとピンクテープが出てきた。
沢はブナ林に入り、ナメが続くようになる。
沢はブナ林に入り、ナメが続くようになる。
沢の終点(?)はコンクリートの水路。
沢の終点(?)はコンクリートの水路。
これが今回の山行の目的のひとつである栗子トンネルの福島側出口。明治時代に福島と米沢をつなぐために作られた萬世大路の最高所で当時としては画期的な長さを持つトンネル(昭和初期に改修されたもの)。先ほどの水路も沢の水をこのトンネルの脇に逃すために作られている。
これが今回の山行の目的のひとつである栗子トンネルの福島側出口。明治時代に福島と米沢をつなぐために作られた萬世大路の最高所で当時としては画期的な長さを持つトンネル(昭和初期に改修されたもの)。先ほどの水路も沢の水をこのトンネルの脇に逃すために作られている。
栗子トンネルから萬世大路→旧国道13号を歩く。
栗子トンネルから萬世大路→旧国道13号を歩く。
二ツ小屋トンネルに戻ってきた。ここも萬世大路の一部として作られたもの。
二ツ小屋トンネルに戻ってきた。ここも萬世大路の一部として作られたもの。
トンネルの右には記念碑とその右上に山神碑。
トンネルの右には記念碑とその右上に山神碑。
山行終了。

感想

この週末は暖を求めて南紀方面に遠征する予定でしたが、諸般の事情によりこの計画はスリップし、なぜかこの寒い時期に東北地方の沢に行くことに。行き先となったのは、蔵王連峰と吾妻連峰の間に位置する栗子山の福島県側の摺上川滑谷沢右俣です。

この一帯の沢は美しいブナ林の中を穏やかに流れますが、すでに禁漁期ですし紅葉も盛りを過ぎていて、これは焚き火宴会だけで終わりかと思いきや、思わぬなめこの一叢に当たって一同大喜び。さらに沢を詰めて登り着いた栗子山から南へ進む稜線上からの大展望(行手に吾妻連邦、右にぐるりと振り返ると飯豊連峰、米沢盆地、朝日連峰)や明治時代に福島と米沢をつないだ萬世大路の遺構である栗子トンネルを見ることができて、実り多い山行となりました。

詳細な記録はこちらです。→ https://climb.juqcho.jp/2021/20211030.html

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