記録ID: 3658426
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ハイキング
京都・北摂
黒尾山 〜 城山 ー 光秀が築いた総石垣の山城・周山城を訪ねて ー
2021年10月23日(土) [日帰り]
京都府
tos-M
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 03:34
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 418m
- 下り
- 420m
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| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
コースは、京都一周トレイル京北コースとなっており、よく整備されています。 |
写真
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近くを流れる弓削川の橋を渡って突き当りの信号交差点を渡って右折します
道沿いにしばらく歩いて行くと「周山城址登山口」の表示を見つける京都一周トレイルの表示もあり、ここに出てくる「城山」が周山城本丸を意味するようです
10/23 8:42
道沿いにしばらく歩いて行くと「周山城址登山口」の表示を見つける京都一周トレイルの表示もあり、ここに出てくる「城山」が周山城本丸を意味するようです
右は立ち入り禁止ですが、縄張り図では馬馳場という曲輪になっているようです
ここに「周山城址」の碑がありますが、ここは本丸ではなく�靴粒圓砲△燭蠅泙�
左右にわかれた土塁が見えます。虎口のようです。よく見ると崩れた石塁（石垣）が見られます
左の石塁は細かい石が多いです。これは石垣の中に組み込まれている栗石ではないかと思います
分岐道側に回ると人工的に重なった石塁が見られます。後世の杉の植林により風前の灯火ですが、これも致し方ないですね
ここが左右の石塁で守られた虎口です。堅固な城門があったと推察します
再び分岐がありましたが、斜面を登らず今度はトレイルコースを進みます。大きな曲輪の下を進む形になります。
右の斜面にはいたるところに石塁が見られます。曲輪の土台はかつては総石垣造りの大城郭だったのではと想像されます
右側は完全に破壊されています。ここは先に通った城門よりさらに堅固な門があったのは散らばった大量の石でも想像できます
左が一番隅で横に並んだ石の上にさらに石が高く積み上げられていたと思われます
先程の左側の石塁跡、斜面であったので左隅は少なくとも4〜5mの高さはあったのではないか？
曲輪の北側にも尾根づたいに道が続いていました。後で行くつもりだったのですが、忘れてしまいました。残念！
城門脇から斜面側を見ると石垣の一部が見えました。ほとんどが崩れているか土砂に埋まっているようですが、曲輪の外面も総石垣だったようです
10/23 9:32
城門脇から斜面側を見ると石垣の一部が見えました。ほとんどが崩れているか土砂に埋まっているようですが、曲輪の外面も総石垣だったようです
この縄張り図は貴重です。俯瞰が読めれば曲輪跡が見つけれますし、自分の現在位置が確認でき道迷いが防げます。この図によると主郭（本丸）から続く尾根上すべてに郭（曲輪）が配置されています
10/23 9:39
この縄張り図は貴重です。俯瞰が読めれば曲輪跡が見つけれますし、自分の現在位置が確認でき道迷いが防げます。この図によると主郭（本丸）から続く尾根上すべてに郭（曲輪）が配置されています
上部の石垣がほとんどないですが、土台の石の並びで天守台の一部と思われます
南方向から見た天守台内部。中央部は土砂で埋まっていますが、明らかに窪んでおり、石垣で囲まれた入り口のある穴蔵式の天守だったと推定されます。
10/23 9:44
南方向から見た天守台内部。中央部は土砂で埋まっていますが、明らかに窪んでおり、石垣で囲まれた入り口のある穴蔵式の天守だったと推定されます。
こちらは北の尾根（曲輪）につながる道のようです。ここも行くのを忘れた
虎口と思われるところ（南側）。横に並んだ石の配置が見受けられる
見事な杉の植林だが、この斜面下には石垣の遺構があると思うと複雑
石塁の先端部は崩落の危険があり立ち入り禁止の表示がありますが、安全と遺構保全に配慮して規制区域外に回ります
石垣すごい。かつては各曲輪の外面もこのようになっていたと思われます
この城にはどれだけの石が運ばれて使われていたのか想像できません
平坦地に出ました。どうやらここが ”西の城” の入り口のようです
横から見るとこんな感じ。倒木の浮き具合で高さが出ていることがわかります
感動をありがとう。少し小雨が降ってきましたので名残惜しいですが下山します
登城口に戻って来ました。立てかけているのは本日のお供をしてくれた杖です。ありがとう
装備
| 個人装備 |
筆記具(1)
ティッシュ(3)
携帯電話(1)
防寒具(2)
時計(1)
予備電池(1)
保険証(1)
バンドエイド(1)
飲料(3)
タオル(2)
カメラ(1)
携行食(1)
|
|---|
感想
気になっていた明智光秀ゆかりの城、周山城。
ネットで検索すると京都一周トレイルコースの一部になっているようなので
黒尾山登頂をかねて周山城へ行きました。
周山城は、石垣で築かれた東の城と土の城である西の城に分れています。
城が使われていた時期は短いといわれ、織田信長の安土城の運命と重なりますね。
秀吉と光秀が戦った山崎の合戦で光秀が破れてその後、光秀が亡くなり
城は秀吉配下の加藤光泰が城主として城に入った時期もあったようですが
その後まもなく廃城になったとのこと。
大規模な城郭遺構ではありますが、まだ謎の部分が多い魅力的な山城です。
今回見落としたルートもありますが、貴重な遺構をむやみに踏み荒らさないように
慎重にまた見学したいと思います。
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