北山:品谷山
京都府
エスエス
その他2人 
体力度について
- GPS
- 05:41
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 545m
- 下り
- 543m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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感想
久しぶりに品谷山に行ってきた。以前は広河原の菅原〜衣懸坂→八丁平→品谷山→ダンノ峠→菅原であった。今回は佐々里峠からの安直コースである。
佐々里峠には1台の車が駐車してあった。峠の品谷山登山口から登り始めると直ぐに京都府の通信施設の建物とアンテナがある。尾根道は沢山の登山者が歩いたとは思えないほど草木で覆われている。幸いと雨の直後でないので濡れる心配はなかったが、雨の後であるとカッパが必須になるだろう。芦生が近いからなのか、大きな芦生杉も見受けられる。小さなアップダウンを繰り返して急斜面を登ると、860mの品谷山とダンノ峠の分岐ピークである。南方向の山並みが少し見えるが、何処なのかは判らないのが残念だ。も少し木々が覆いかぶさってなければ、いいのにと思う。ピークに小さなイガグリが沢山落ちているので上を見ると、本当に小さくて緑のイガグリが付いているではないか。でもこれでは猿も目もくれないかも知れない。そうすると、何かの縁で栗の実は実生となって何時の時期にか栗の木に育つかもしれないと小さいこともいいことかも！
分岐から南南西向きに進み、866mピークを越えて、更にアップダウンを繰り返していると、30分ほどで品谷山山頂だ。確かここから西方面の眺望が見られるのではないかと記憶していたが、今日は木々に覆われていて、葉の間から遠方の山並みがとぎれとぎれに見えるだけだ。新緑の頃か葉の落ちる11月後半なら見えるのかもしれないが。
ここからは廃村八丁までは登りはないので楽勝と思ってルンルン気分で下降を開始した。すると品又峠との間で稜線の倒木がとても大きなもので、更に何本もあるので難渋した。木を潜る、上を越えるなど、背中のザックも邪魔をしてシンドイことこの上ないものであった。やっと通リ抜けて下草の無い歩き易い尾根道になると品又峠に到着だ。ここも見通しは効かないのが残念だ。
廃村八丁への下りは広く緩い谷状を進むと徐々に渓谷状態になって、岩と岩に囲まれた歩きにくい道となった。流れの水流も増えて来て、渡渉を何度なく繰り返していると、右に大きな炭焼き址がある。このすぐ下には石垣が長く続いている。廃村八丁の昔の集落跡のようだ。石垣の上の木々は直径は40〜50cmほどなので、住居を止めてから50年以上経過しているのであろうか？この辺に来ると平地になっていて、すぐ先には三角屋根のトタンの建物が見える。北側からの谷と品又峠からの谷の合流地点で、扇状地のような感じで生活するにはもってこいの地形なのだろう。
平流の蛇行した川を少し下流まで進むと、住居地だったと思われる今は樹林帯を抜けると、広い原っぱである。此処が廃村八丁の盆地状の広場なのだろう。昔来た時は原っぱという言葉がぴったしだったが、今は茫々と生えた草むらで住居の残骸も殆ど隠れてしまっている。一つだけ掘っ立て小屋に青いビニルシートが掛かっている。廃材にはステンレスの小型のドラム缶やフライパンなども見える。此処での生活はいつ頃まで継続していたのであろうか？一斉離村の後も、ここで生活をしていた人もいたようなことを聞いたことがあるが。
帰路は四郎五郎峠からダンノ峠を経て佐々里峠へもどる予定である。ダンノ峠に行くには四郎五郎峠の他に刑部滝コースもあるらしいが、渡渉が多いのとヒルが多い(もう大丈夫かも?)らしいと聞いていたので、こちらは遠慮した。
四郎五郎峠へは初めは緩い流れをのんびりと進んでいたが、沢と離れると急斜面の九十九折で息を切らせて登ると杉の植林である。峠から緩やかに下りながら右手からの谷に下ると、そこは刑部滝の上流である。この谷もここからは緩やかな谷で、落葉樹が周囲を覆い空が良く見えて秋の雲が見える。川幅も広く、疎林の落葉樹帯は歩くのには最高な雰囲気である。『鈴鹿の上高地にようだな』と言いながら進んでいると、とてつもなく大きな木が目についた。その先にはさらに大きそうだが、枯れていて上部は既になくなっていた。
緩い傾斜のままダンノ峠に到着である。ここも周囲は何も見えないで、何処にいるのかはGPSの軌跡だけしか認識されないのが残念至極である。朝の分岐迄は意外と登りが多く、もう着くか、まだか？と思っているとようやく分岐に着いた。あとは峠までの下りだけだと思いきや、アップダウンはあるのだった。紅葉にはちと早いタイミングではあったが、木によっては色付きはじめているのもあった、初秋の品又山散策は程よい運動となった。
軌跡の最後は電池切れに近く、途切れた後に復活したもののすぐにこと切れた形で、変則的に終了した。
””竹な、”竹む”
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