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Yamareco

記録ID: 35209
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

トホレコ(日本縦断徒歩旅行の記録)22・原ノ町へ。

2006年08月23日(水) 〜 2006年08月26日(土)
情報量の目安: B
都道府県 宮城県 福島県
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GPS
--:--
距離
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登り
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下り
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コースタイム

8/23 多賀城〜空港〜二ノ倉海岸
8/24 二ノ倉海岸〜阿武隈川〜鳥の海〜吉田海岸〜磯浜
8/25 磯浜〜相馬港〜松川浦〜日立木〜原ノ町
8/26 原ノ町運動公園
過去天気図(気象庁) 2006年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
8/23
 9時過ぎ多賀城に戻ってくる。駅の立ち喰いソバで朝食とす。取り敢えずフェリーターミナルのはずれにある仙台港中央公園とかいうところに行ってみる。乳母車を押したヤンママ軍団などいる。ここから風雲!Crane城のある蒲生の方へ抜けてみやうと思ったのだが、キリンビールだかの工場が行く手を遮っている。蜘蛛の巣をかきわけ、フェンスを乗り越えてなんとか突破。
 Crane氏曰く、この辺の波は激マブで、ハワイなんかよりアツイんだそうで。折角なんで黄昏て行こうかと思ったんだが、どうにも道がゴチャゴチャしてて分かり難い。ちょっとした水路みたいなのに橋が架かってなくて渡れなかったり。あっさり諦める。別に俺は波とかこだわりないしなぁ。
 素直に県道10号とかいうのを歩いていく。どうせ名取川なんかもこの道を行かないと橋がないんだらう。この道はやがて仙台空港をトンネルで抜けて行けるはずだ。それまでは大人しくこの道をたどるのが良かろう。
 それにしても今日は何だか頻繁に個人的な地震が起こる。“個人的な地震”というのは軽い目眩のやうな症状のことで僕の造語である。三陸海岸を彷徨っている頃からたまに起こるやうになったのだが、初めて起こった時は本当に地震が起きたのかと思った。それこそ地面がガクンとタテ揺れを起こしたかのやうな感覚に襲われるのだ。
「直下型かな?今の揺れなら震度4以下ということはあるまい・・・。」
などと思って、晩にはテントでラジヲに注意を傾けてみるのだが、一向に地震のニュースなどやらない。
「おかしいな、案外大した揺れでは無かったのかも・・・。」
などと思ってみたものの、どうも釈然としない。同じやうな現象が何度も起こるので、漸く「この揺れは俺にだけ、個人的に訪れているものらしい。」と理解するに至ったのだ。ちょっと言葉で言っても理解しにくいかも知れないが、本当に地震が起きたかのような感じがする。多分栄養が足りてねえんだらう、なんて思っていたのだが、今日は仙台を出て来たばかりでそれも考えにくい。天一のラーメンとか寿司とか、結構あれこれ食べたしな。寝不足のせいかも。昨夜は“スティール・ボール・ラン”にはまってロクに寝てねえし。面白れえからな、ジョジョは。
 そうこうするうちに空港をトンネルからやり過ごす。丁度日暮れ時だったんで、ラーメン屋で晩飯にする。昨日さんざん暇だったのに食糧の買い出しを怠った。ザックの中には晩の食材など何もない。米が少し残ってたか。ていうか、明日の朝飯どうするんだろ、俺。どーでもいいか。
 空港を越えてから進路を東に変えて海岸に出る。だーれも、だーれも、だーれもいない砂浜が続いている。お盆過ぎだからかだらうか。静かでいいもんだ。うち寄せるゴツイ波だけが唸りを上げている。てきとーな所で野営。
 夜中、大量のぴょんぴょん虫が発生して往生した。ラムプを点けるとテントがぞわわわわわぁっと低い音を立てる。夕方ちょっと雨が降ったりしていたので、また雨かな?とも思ったのだが、それにしちゃ地面近くでしか音がしない。虫だってことに気付いた時には既に遅く、テントの中にもかなりの量が侵入してしまった。三陸の大理石海岸だかで遭遇したフナムシ的なものとはまた違う種類のもののやうだった。灯りを点けない限り大人しくしてるみたいだし、まあいいか、などと闇の中で思う。

8/24
 今朝もいい波たっとる。サーファーも来とる。水も食糧もなーんもないので、朝飯抜きで歩き始める。空は晴れたが“スイカ割れ”って感じでもない。夏空はスイカのやうにぱかーっと割れるなんて言ったのは誰だったかな。あれは、北大構内の芝生の上に巨大な青テントをおっ建ててデタラメな演劇の公演などブチかましていた僕の友人ではなかったか?なんてことを思う。さすがに8月も下旬になると、いくら晴れてもぱかーっとはいかねえな。空気は早くも晩夏の趣。雲が言ってる、もうじき秋なんだってさ。こんな気分を僕は“サウダージ”って呼んでいる。木漏れ日がくの字に曲がった猫に影を落として斑に変へていく時などにこみ上げて来る、カテゴライズ出来ないアノ感じ。
 そうこうするうちに二の倉海浜プールってとこを通りかかる。駐車場の監視かなんかのオヤジが海を見ている。オヤジ曰く、
「今、波が立ってるあの辺りは、昔はぜーんぶ砂浜だったんだ。
相馬港で無茶しよるからこんなことになってしまって・・・」
なんでも河口をコンクリートで固めてしまうから、山から土砂が供給されなくなって砂浜が痩せていくんだそうで。なるほど、向こうでは盛んにテトラポットを積んで波をブロックしようとしているが、そんなもんで自然の摂理には勝てんのだらう。こうやって日本の砂浜はどんどんダメになっていくのね。
ここで水は汲めたが食糧までは手に入らず。天蓋の中を改めて物色したところ、ギョニッキーが一本出て来たので噛じる。ちなみに魚肉ソーセージのことを、僕は親しみを込めてギョニッキーと呼んでいる。
 この先、海岸は護岸工事で騒がしいので、松林の中の道を抜けていく。やがて阿武隈川の河口に出る。デカい川の河口ってのは何時見てもいいもんだ。
 橋を渡ってすぐ、荒浜ってあたりに川口神社というのがある。水など汲ませてもらってボケッとする。境内のキツネ様など撮影させて頂く。なんか珠のやうなものを咥えていらっしゃった。

「風景の中にいると風景に囚われてしまふ。もっとどーでもいいやうなモノを撮れないものだらうか?カメラとは、そんな些細なモノを見るための道具ではなかったか?」
 
この日の僕の日記帳を紐解くとそのやうなことが記されている。たまにはまともな事も考えていたやうだ。そう、僕にとってカメラってのは圧倒的に“見るための道具”なのである。写真ってのはその再現性の精巧なことから、記録を残すためのものと捕らえられがちだが、僕にとってはそうではないのだ。考えてみれば、レンズってのは見るための道具である。双眼鏡、望遠鏡、眼鏡、顕微鏡、みんなそうだ。肉眼では見えないモノを見るためにそれらはある。カメラを“撮るための道具”と考えていた頃、僕はカメラという道具が嫌いだった。それは端に“見ること”の邪魔にしかならないと感じたからだ。しかし、一眼レフカメラというものはレンズを通して被写体を見るものである。僕がカメラというものに興味を示し始めたのは、カメラを“見るための道具”として捉え始めたからではなかったらうか。それも漫然と覗き見るのではない。被写体としてフィルムに残す、という心持ちで“見る”のである。云わば、気分の上ではシャッターボタンに指を掛けたまま“見る”のである。僕は何種類かの単焦点レンズを携帯して歩いているが、被写体に合わせてそれらを使い分けているのではない。レンズに合わせて被写体を見るのだ。僕はズームレンズというものを殆ど使わない。何故ならズームレンズというのは被写体(構図)に応じて画角を決めてしまい勝ちだからだ。僕はむしろレンズによって被写体を選ぶ位な心持ちでいたい。レンズというのはモノを見るための僕の目玉なのだ。ああ、でもそれはキレイ事かな。実際には被写体に対してレンズを選択してることも多いか・・・。
 なんてね、やってしまった。語ってしまったよぉ。これからも抜き打ちで語ったりしてみたいものだ。ネタがあればの話。
 素直に国道沿いを歩けば良さそうなものを、変な裏道ばかり選んで歩くので、何かっつーと行き止まったり、遠回りしたりで、ちっとも先に進まん。
 そうこうするうちに“鳥の海”っていう小さな浦に出る。これをぐるりと回って再び砂浜に出る。どこも同じやうな、いかにも太平洋〜って感じの朗らかな海。波が綺麗だ。日本海では決して御目にかかれないやうな、独特の波。やっぱサーファーならみんな太平洋LOVEなんだらうね。僕はどっちかって言うと日本海派なんだけど、その気持ちは分かるやうな気がする。
 あまりにも漠然たる砂浜が続くので不安になり,浜吉田って辺りで一度県道に戻って来る。やたら塩辛い町並みが続いている。しかし今日は仲々はかどらんな。明日のうちに原ノ町まで到達してしまうつもりなので、なんぼなんでももう少し先に進んでおかねば。ってことで、ここらから県道沿いを真面目に歩いていく。コンビニでコロッケパンでも喰って、もう少し元気出せって感じ。
 磯浜って辺りで陽が暮れた。砂浜の人気の無い辺りで野営。食糧を買い出しに行くもなーんもない。仕方ないんで、水だけ汲んで帰って来る。今夜はお米と塩コブとみそ汁の定食。なんぼなんでも侘びしすぎるだろ。また“個人的な地震”が起きるだろ。
 夜、相馬の方でカミナリ。遠く雷鳴を聞くが、この辺りは変に生温かい風が吹いているくらいで、雨も降らない。カミナリが落ちるたびに、闇の中にくっきりと積乱雲の姿がキノコ雲のやうに浮かび上がる。夜空の不気味なクラゲだ。

8/25
 多分、太平洋岸で朝を迎えるのは今日が最後。原ノ町からは進路を西に取って、安達太良山を越えてみるつもりだ。この次太平洋岸に出てくるのは何時になるんだらう?半年後?それとももっと先?ということで別れを惜しむ意味合いも込めて、早起きして朝日の写真など撮ろうと試みる。おあつらえ向きによく晴れて、わりと見事な御来光。なのだが、異常に眠くって眠くって、とてもテントから出ようという気になれない。アリバイ的にテント内から何枚か撮って、またすぐ寝てしまう。
 7時近くまで二度寝して、慌てて荷物まとめて7時半ころ出発。天気予報では、
「夏空がスイカ割れるのも、仙台では今日が最後になるかもしれません・・・」
みたいなことを言っている。なるほど、よく晴れてはいるが「スイカ割れ」っつーには爽やか過ぎる高い空。海は珍しく凪いで、波はいつもの迫力がない。これじゃサーファーに出番はないな。
 あっという間に相馬港到着。漁港というイメージがあったが、来てみるとなんだかとってもインダストリィ。まあ、インダストリィも悪くないよ。インダストリィも時には必要だ。インダストリィを否定して生きてゆく訳にはいかないよ。でも、インダストリィは油断してると魂をとられちゃうからなぁ・・・。なんてことを考えるともなく考えるうちに、松浦大橋を渡る。相馬港のすぐとなりにある松川浦は地図で見ると大変ユニークな形をしている。天橋立状の半島が細長く、太平洋と松川浦を区切って続いている。橋を渡って、このおかしな地形に足を踏み入れていく。まあ、でも歩いてみてもいまいちピンとこない。上空から見ないと分からんのだらう。一応砂浜が渚100選とやらに選ばれとるやうだが、テトラポットがんがんでちょっと残念な感じ。ここなんかちゃんと護岸しないと海に飲まれちゃうのかもしれないなぁ。まあ、何にしてもまっつぐでさはやかな道だ。
 ふと見ると遠くの方に、何やら怪しげな人影が。真っ黒に陽灼けした上半身を諸肌脱ぎ、素足に白い短パン一丁という出で立ちで、防波堤の上を悠然とした足取りで行ったり来たりしている。遠目には漁師さんかと見えたのだが、近付いてみると、これがなんと御老人なので。あまりに怪しいので適当に会釈して通り過ぎようと思ったのだが、呼び止められてしまった。風貌は怪しいが、話してみると気さくで温和なお人柄である。聞けばなんでも自転車旅行が趣味だとかで、日本一周もしたそうだ。それが一度や二度では無い。なんとこれまで既に九度をかぞえるんださうで。なるほど、言われてみると傍らには山口ベニーサイクル的な年季の入った真っ黒なチャリ。こんなチャリでこの御老人が日本一周だって?それも9回。俄には信じがたい。毎回なんかテーマを決めて旅しているそうだ。「民謡歌碑の旅」とか「五重塔の旅」とかそんなやつである。何故かチラシのやうなものを持っておられたので、戴いてしまった。大正生まれの83歳。仙台辺りにはこの愛用のチャリで日帰りで行くそうだ。
「日本一周は最初の一回が一番面白いんじゃよなぁ、はぁっはっはっはっは。」
などと高笑いされておられた。みなさん、そんなもんらしいっすよ。敬意を表して僕はこの御老人を“チャリ仙人”と呼ばせていただくことにした。勿論、心の中でって話だけど。
 記念写真など撮らせていただいた後、握手して別れる。何故か妙にさはやかな気分だ。空身で歩いたら負けるんじゃないだらうか、という気がした。83歳の老人に?いやいや、この鼠郎、まだまだ年寄りには負けませぬぞ?などとのたまいつつ先を急ぐ。一応今日の目的地は原ノ町。まだ先は長い。
 松川浦を後に田んぼの中の道を行く。日陰もなくやたら暑い。灼熱地獄だ。死んじゃいそうだ。6号線に出た所に卸売市場があったので水道を拝借して水浴び。道沿いにはコンビニや道の駅もある。道の駅には用はねえが、ファミマとなれば話は別だ。例の1リットル百円の変な紙パックジュースを半分やっつけて残りはペットボトルに入れておく。さらにアイスキャンディーを咥えながら、再び灼熱の荒野へ繰り出して行く。
 日立木というところから常磐線の線路を越えて、妙な裏道に入って行く。道は欝蒼とした雑木林の中を続いている。山道って風情だ。道間違えたか?やがて道が緩やかに下りはじめるころ、道端にたわわに実ったリンゴが。一つ失敬して噛じりながら歩く。まだ時季が早いので、あまり旨くない。青々しててやたらスッパイ。皮だって固い。でも、なんか楽しいよね、こうゆうの。坂を下りきると平坦地に出る。浮田って辺りだ。田んぼの感じが風情ある。
 あとは県道34号だかっていうせまっこい道をひたすら行く。なだらかな丘を幾つか越えていくと北長野に到着。Bosayo様に連絡を入れてみる。Bosayo様とは東北地方を中心に活躍されている原ノ町在住のボサノバ・シンガーの吉田慶子さんの事。僕は敬愛の意を込めて“Bosayo様”と呼ばせて頂いている。まあ、本人は最近では“Bosaco”と名乗っておられるやうだが。Bosayo様とはフェリーのラウンジでライブをされていた事から、親しくさせていただいていた。先日、仙台でお会いしたTacoさんとのデュオは絶妙のコンビである。詳しいプロフィールなど興味のある方はホームページをどうぞ。

★Bosayo様のホームページ→http://www14.plala.or.jp/bosayo/

 缶コーヒーなど飲みながら、商店の前でしばらくボンヤリしていると、ラパンに乗って迎えに来てくれた。「ラパンに乗ってる女の子ぉ〜」などとからかってみた。あまりにBosayo様のイメージ通りなんで、返っておかしいやうな気がしたのだ。でも、パジェロ・ミニなんかよりは似合ってると思いますよ、ラパン。
 新田川沿いにある、わりと小綺麗な温泉に連れていってもらう。湯を使う前にBosayo様が知人の農家で頂いてきたモモを食べる。やたらデカくて甘い、最上級のモモ。休憩室は食べ物持込禁止とかって書いてあったけど、そんなのかんけーねー。ナイフなどないので丸かじりである。相変わらずうめーよな、モモ。やはり、モモは丸かじりに限る。さすがBosayo様、分かってらっしゃる。
 満足したところでおもむろに浴室へ。しかしなんとしたことか、着替えを用意し忘れていた。ザックの一番下の方になってしまっている。全部荷物を広げるのが極度に怠かったので、着替えなくてもいいやってことにしておく。こんな時、ザックって不便。湯上がり夕飯を御馳走になったが、我ながら臭かった。横着はするものではない。
 例のTacoさんが言っていた、桧原湖でのライブの正確な場所と日時を確認してから、原ノ町運動公園に送ってもらう。今日はここで野営、という魂胆。運動公園というところは大抵イノセントな場所である。またライブのときに会いましょう、と云って別れる。なんか、洗濯洗剤とか差入れしてもらった。すみませんね、着替えがないって訳じゃあないんですよ。しかし、相手を心配させないやうに、「今日は駅前に宿をとってありますから。」くらいのことを言えないのかね、俺は。野宿ってものにすっかり慣れきってしまっているな。

8/26
 思った通り、運動公園ってところはとっても健全でとっても静か。ということで今日は休養にして、ここで一日ブラブラしてることにする。あまり先を急いでも、桧原湖でのライブより先に到着してしまいそうだしな。Bosayo様は今日は福島市で仕事だそうで、敢えて連絡はしなかった。まあ、知人がご近所でホームレスやってるなんて知ったら、さぞかし気分の悪いことだらう。
 カメラを持ってブラブラしていると、プールに来た子供達がワラワラと集まって来る。
「とってくれ〜!!」
とかって、やたらテンション高い。元気があってよろすい。あいにく、こちとらはフルマニュアルの古風なカメラなんだから、そう慌てなさんなって。だから、動くなって。ピントが合わんだらう。テキトーに何枚か撮ってやったら満足たらしく、わぁわぁ言いながらプールの方へ消えていった。多分ロクに露出も合ってないと思うよ。しかしアイツら、俺様が誰だがちゃんと分かってるのかねえ。知るわけねーか。
 町へ買い出しに行ってみる。線路を越えて駅前商店街へ。色んな店があるが、全体に閑散とした風情。100円ショップで乾物など買ってみる。
 町のはずれの方に、えらく立派なホールがある。まだ出来て間もないのか、やたらキレイ。たしか「ゆめハット」とか言うんじゃなかったろうか。パソコンを無料で閲覧出来るので、メールチェックなどしてみる。ここのOSはLinuxみたいだった。
 ミニストップでパン買って昼飯にする。チーズ・チリドック、いとうまし。僕は密かにミニストップのファンだ。セイコーマートの次にいい。どーでもいいか。
 運動公園に戻ってくると野球場で試合が始まっている。石神vs飯舘がまだ始まったばかり。スタンドの端っこの方に陣取って、しばし観戦。妙に背丈がデコボコ。たぶん中学生なんだらう。Bosayo様の御子息が野球を嗜まれていたとかで、Bosayo様はその少年野球チームをダメダメボーイズなどと呼んでおられた。(くわしくはBosayo様のブログ“ぼさこログ”を参照の事。)

★ぼさこログ→http://bosayo.jugem.jp/

少年野球というのは、見ていてもどかしいながらも面白いモノなんだそうで。その御子息も、今春から晴れてお江戸の大学に通われるさうで。月日ははくたいのくゎかくにして・・・。
 どっちが勝とうが僕には一切関係ないが、石神側のスタンドにいたので、一応石神を応援してみる。試合は投手戦の様相。なのだが、中坊の肩では盗塁を刺せないらしく、ランナーが出ると絶対3塁まで進まれてしまう。それでも仲々点が入らない。ぬぇぇぇい、何をやっとるんだ。確かにかなりもどかしい。
 5回くらいまで見たところで、ふと、プールに入りたいという気紛れを起こす。僕は市営プールみたいなユルい施設がわりと好きなので。こういう所は大概中高年の社交場と化しているものなのだが、季節柄、子供ばかりである。おちおち泳げもしないが、小一時間子供に混じって水浴びしてみる。別に変質者じゃないんだよお。
 再び野球場に戻ってくると試合は終盤戦。結局8対5で石神は負けてしまった。今日はこの二校の他になんちゃら2中を加えて、3チームで対抗戦をしていたらしく、このあとサドンデスが始まる。ノーアウト満塁で互いに攻め合って勝敗を決めるのだ。おおかた星が1勝1敗で並んでしまったんだらう。この結果、なんちゃら2中が優勝。石神が2位、飯舘が3位で決着。めでたし、めでたし。
 幸楽苑という安いラーメン屋で晩飯。酒飲んで寝る。ダメダメボーイズのお蔭でわりとたのしい一日だった。
謎のチャリ仙人。
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謎のチャリ仙人。
こんなチラシを貰った。
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こんなチラシを貰った。
「日本一周は一回目が面白い」らしいぞ。
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「日本一周は一回目が面白い」らしいぞ。
りんごゲット。
ぬぇぇぇい、慌てるんじゃない。
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ぬぇぇぇい、慌てるんじゃない。
ダメダメ・ボーイズってやつだな・・・。
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ダメダメ・ボーイズってやつだな・・・。
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