ニセイカウシュッペ山 ニセイノオキシマップ川遡行



- GPS
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- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
「北海道の山と谷」で2本以上のグレードの沢は奥深かったり雪渓が残っていたりで8月以降に行こうということになる。
5年前に降雨のために引き返してきた天国の階段どうしても引っかかっていて、ただF3の登りは私には際どいということで所属山岳会の承認がなかなか得られなかった。
若い伸び盛りの若者の同行が得られてやっと承認となり感謝である。
登はん技術・能力の向上は私に突きつけられた課題であることが明らかになった今日この頃ではある。(そんなことは前から自覚しとりましたわ)
誰か私を小樽赤岩に連れてって。寿司おごります(笑)
朝、夏道ルートの駐車場に一台をデポし層雲峡のニセイノシキオマップ川の林道に急ぐ。国道からすぐのところでゲートが閉められていてその手前の土場付近に車を止めさせてもらう。
左岸に伸びる林道が切れたところから渡渉し右岸に移り直ぐに二股があって左に進路をとるのが正しいのだが地図をよく見ずにピンクテープの張ってある右に行ってしまった。
コンパスで進行方向がおかしいことに気が付き先に進む若者を追うが彼も間違いに気が付き私にご立腹の様子。本当に穴があったら入りたい情け無い気分。
それにしても若者の歩行速度は速い。女性メンバーの様子がおかしい。引き返すことも選択肢に入れて考えたが彼女のペースを基準とするために先頭を歩かせるとイキナリ元気回復。
若者のハイペースにすっかりと息があがってしまっていただけだった。
余計なお世話様である私には今度は彼女のペースに付いていくのが精一杯という手痛い罰が待っていた。
下降沢出合い(南稜からの標準下山ルート)からしばらくごろごろとした岩が続き、伏流したりとメリハリの無い沢歩きとなる。
両岸が切り立った深い谷が近づくといよいよ夢にまでみたF1が現れる。
ここには残置ハーケンに細引きみたいな綱が垂れ下がっていて、これが無ければ私なんかには手も足も出ない感じだ。
山行部の意向もあって若者にリードしてもらって後続者を上で確保してもらった。
天国の階段は気持ちのいい滝登りであっという間に終わってしまったが楽しかった。
そして、ネットでおっかねぇと思っていたF3が黒光りする岩肌が現れた。
上り口の近くにアンカーが打ってあり若者の登はんをビレイする。
滝の左にハーケンが打ってあるが若者はもう一本上にハーケンを打ってランニングを取った。
無事、突破する。
続くメンバーが滝の途中で足を滑らせると若者が打ったハーケンは見事に外れてしまった。
最後に私が登るが意外とスタンス・ホールドもある感じではあるがやはりリードは無理かなと弱気な私である。
私ならハーケンかカムで2本は支点を追加したいところだ。
この前後の幽玄で荒々しい渓相は忘れられないものがある。また相当な高度感だ。
大槍の基部に回りこみ微妙なトラバースと紹介される部分は怯えるほどのものではなかった。周りに広がる谷や斜面は既に紅葉が始っていてうっとりと見とれる。
ニセイカウシュッペ頂上では全く視界はなかったが降り出した雨の中の下山途中にはアンギラスとかが姿を現してくれ、途中からは夕日が周りを黄色く染めるのだがなぜか我々が進む登山道だけが時々雨にたたられている。
こうしてあこがれていた沢がまた一本終わって仲間に対する感謝と満足に満たされて帰路についた。
若者に飯をおごるぞの約束を交わしながら・・・・
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