ニセイカウシュッペ山 茅刈別第四支川3の沢



- GPS
- 12:15
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,258m
- 下り
- 1,294m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上川北部森林管理事務所に営業時間内に電話すると番号を教えてくれます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下山後 黒岳の湯へ |
写真
感想
茅刈別第四支川には三つの沢がある。「北海道の山と谷」では三本ともグレード1本の沢と紹介されており所属山岳会では誰でも楽しめる集中登山を企画し、この山域を選び何パーティかで入った。
私が割付されたパーティは3の沢で一番奥の沢である。
夏道登山口駐車場の西側についている踏み跡をたどって茅刈別第三支川に降り立つ。
そこから下っていくと茅刈別第四支川との合流地点となり今度は第四支川を遡る。
1の沢に行くパーティと分かれて更に奥に進む。
綺麗な滑床が出てきたりしっとりとした緑に覆われた沢の景色はなかなか良い。
まあ何も無いといえば何も無い穏やかな沢歩きが続く。
ちょっとミニ電気の沢風の渓相もあったりして結構みんな満足げ
ところが斜度も出てきて両岸の壁が迫ってくるようになると巨大なチョックストーンが絶望的な姿で行く手を阻む。
「ああ。こりゃ、無理無理」とひとり苦笑いしているとハーケンが上に打ってありロープがぶら下がっていた。
まさかグレード1本の沢と高をくくっていた我々はそれ程の装備があるわけではなく、全員からギアをかき集める。
さすが会では教祖様と崇め奉られているベテランがリードクライミングを敢行。苦労しながら中段まで登り上がると上段ではバイルのループを解きハーケンを追加して突破して行った。
ここら辺から北海道の山と谷のグレード1本に疑問が沸く。「こりゃ三本だぞ。」の教祖様の声にうなずくしかない。
何かあるぞと進むとふたたびでっかいチョックストーンがあり、まわりの岩はホールドもスタンスも無いのっぺりとしとしたもの。ここはデブな私が肩車で教祖様を上に押し上げる。
後は3人の女性を教祖様がお助けロープで引き上げる。
私といえば余計なお世話で釜の中から胸まで漬かりながら彼女らの靴底を手で支えていた。
すっかりと体が冷え切って息も苦しい私には「問題は重量級の紋ちゃんだな」と冷たい言葉まで浴びせかけられる。それはそうなのだが・・・(泣)
中段まで上がって先に教祖様には行ってもらってお助けロープをもらうのだがどうしてもスタンスが見つからずうねうねと少しずつ体を上げていって最後は置いてもらったバイルを手がかりに突破した。
登ったところで遠くの斜面の白いところを見て取る。「雪渓がありますな・・・・(めんどくせい)」とほほな感じである。どおりで水が冷たいわけである。
しかし、結局、沢筋を詰めるのではなく雪渓の手前から右に折れて尾根に向かって薮を直登した。
尾根上は草原風で極めて歩きやすい平坦な地形となっていてガスで視界のないニセイカウシュッペの頂上までは直ぐである。
チョックストーンが近年おさまったのではないことは確かなのだが、ならなぜ「北海道の山と谷」はこの沢のグレードを1本にしたのか・・・三本は大げさかもしれないが信じられんほど手ごわかった〜♪
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