久多から峰床山



- GPS
- 06:21
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 779m
- 下り
- 777m
コースタイム
天候 | 小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
古君道(コクンド)谷は踏み跡がとても薄く、荒れているが、林道と合流地点は崩落防止斜面である。この谷はヒルが多い。 林道から尾根道に入るが、始めはそこそこ道はあるが、寺谷峠へのトラバースあたりから、殆ど踏み跡は見えずシンドイトラバース道である。 寺谷峠からは踏み跡や林道で問題なし。 峰床山直下は林道から急斜面を登れば登り着いた場所が山頂である。 下りはオグロ坂を下降したが、山毛欅などの樹林帯で、新緑や秋の紅葉が楽しみである。ただ、夏の時期は下の谷道はヒルで大変だ。 |
写真
感想
前回の桑谷山に続いて2回目のサクライソウ探しのハイクで、峰床山に久多から登ってきた。台風一過の快晴の中と思いきや、朝から雨模様であるが、その内止むだろうとおりたたみ傘での出発だ。古君道谷沿いの悪い道を進むと、足元のズボンに何やら。ヒルのお出ましだ。皆でチェックと退治で安心だ。堰堤や側面のヘツリや渡渉で足元はグシャグシャで、雨は上がっていたが、体中は湿気で一杯だ。沢の最上流の堰堤を越えると綺麗な急斜面は林道すぐ下の崩壊防止斜面のようだ。彼方此方にこの斜面があるのを見て登ったことがある。
林道を北に少し戻って、尾根への登り口を見つけて登山道を登る。松林もあるが、ヒノキの林に代わってきたら花探しの花は道端にひっそりと咲いている。この色この形では誰の目にも花としては認められないのだろう。人知れずに咲く可愛い花だ。
踏み跡も続く尾根道の斜面が急になった所で、ロープでトウセンボをして左上に続いている。どうも当初の進行方向は崩壊しているようで、深い灌木と切れ込みがあるようだ。巻道なので、すぐに右へ進むものと思っていたが、何時まで経っても上に進み嫌けがさしたころ踏み跡は殆ど見当たらない。持参したGPSの軌跡を頼りに、右方向へ寺谷峠側に比較的急な斜面のトラバースを続けていると明るくなって、寺谷峠に達した。峰定寺への下降コースは赤テープと共に踏み跡もしっかり着いていた。
寺谷峠から北へ向かう尾根は今までより踏み跡はシッカリしているが、倒木も多く歩きにくいのは否めない。灌木も続き尾根を登るのも嫌だなと思っていると838mピークのようだ。そこにもお目当ての花は無数に咲いていた。これで前回と今回のハイクでたくさんの花を見ることができて満足であった。838ピークを下降すると林道に出て実に歩く来やすいが、何もない道もこれまた頼りないのではないが、山道と違って何故か歩きにくい。僅かな登りがしんどくなってくるのだ。すぐそこに峰床山の鉄塔がみえるので山頂も直ぐなのだが、林道からの急斜面も登りがシンドイ。やはり林道歩きは快適なのだ。それを山道よりも歩きにくいなどとは贅沢もほどほどに言え!とのお叱りだろうか?
鉄塔への尾根をすぐ右に見て。峰床山に到着した。誰もいない山頂に。皆子山と左に権現山と霊仙が見える。蓬莱山は大きな木の陰だ。雨は上がっているが、遠くには雨雲があって時折雨粒が飛んできている。今日は歩き始めの30分くらいが小雨で、そのあとは晴れと雲で涼しい登山日寄りである。
オグロ坂を下るべくオグロ坂峠へ向かうが、意外と上り下りが多くこんなに登り降りをして峰床迄来たのか?と自分の記憶のいい加減さに驚きながら、少しの登りに息が上がりそうになっていた。やっとオグロ坂峠への急傾斜の少しの下りにホッとしている始末であった。
此処も風があって、街にいたら熱波でクーラーの中にしかいられないのに、この涼しさは最高だ!と喜んだ。
オグロ坂は鯖街道の一つなのでこの道は歴史を感じさせる杣道風の古道である。九十九折れの緩い掘割道が長々と続いている。ここも倒木が何本もあるが、巻道が出来ているから安心だ。この古道は山毛欅やナラ類が多く、大きなトチノキもあるので熊には最高の餌場と言えるだろう。今回は熊の存在を示すものは何もなかったが、代わりに沢沿いの林道では、登り始めと同様にヒルの歓迎だ。後ろのメンバーが靴の上のズボンに着いている!というので見てみると2匹もついているではないか!指で取ろうとすると、その指に着いて離れないので、杉の枝でこすり取るように引きはがすしかない。しばらく歩いているとまた、ヒルが着いている!と指摘を受けるくらいだ。どうも靴の下に着いたヒルが靴のけ返しで、ズボンに飛ばされたのかも知れない。時々立ち止まっては、ヒルのチェックをしながらの林道歩きであった。
久多集落のはずれの馬牧場までくれば、もう安心だ、駐車地の志古淵神社に到着して最初の作業は、靴を脱いで靴下やズボンのなかのヒルのチェックである。4名の内2名はヒルの餌食で、献血と同じだろうから次の造血作業を怠りなくと言った感じだ。オグロ坂道は早い春と晩秋の季節は是非来てみたい感じの良いコースと思われるが、この季節はもう御免だ。
”八”、”永”、”竹”
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