北比良峠(ダケ道経由、イブルキノコバで撤退)

- GPS
- --:--
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 776m
- 下り
- 71m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
北比良峠は、看板が朽ちていて参考にならない。事前に調べておく必要がある。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|---|
| 備考 | GPSをオンにしていれば、武奈ヶ岳まで登ることができたでしょう。水分を多めに運ぶ必要があるため、夏の昼食はなるたけ軽くて小さい食糧がよいと思うところです(小柄な私であれば、日帰りならばクラッカーかチョコバーがあれば充分です)。スポーツドリンクを多めに持って行ったのは正解でした。 |
感想
今日は、二つの目標を並行して立てた。(1)酷暑の日の登山を試みる(2)未踏破の道を行く。昨年秋から登山を始めた私にとって、酷暑の日は未体験のゾーンだ。撤退をオプションに入れながら、新しい気づきを求めて登山した。すでに経験のある山道では侮ってしまうので、未踏破の北比良峠〜武奈ヶ岳を選択。とりあえずの目標は、北比良峠に達すること。そこで体力と気力が残っていれば、武奈ヶ岳まで進もう。
北比良峠への道はよく整備されていて、難事はない(峠の直前に、山裾をトラバースする危ない道が設定されている。ここは横にある迂回路を進むべきだ)。ただし、ひたすらに登る。休みなく登る。もっと穏やかな季節であればそれほど苦にもならないが、この酷暑の中では厳しい。日頃は何とも覚えぬ道が、今日は重うなったるぞや。今日は、スポーツドリンクを多めに持参してきた。なるたけ飲む回数を抑えようと思ったが、大山口からカモシカ台までの間で、三度口に含まずにはいられなかった。休憩すると気力が萎えると思って、足を止めることはしなかった。
予想よりも早い時間に北比良峠に着いて、まだ進むことができると思った。向こうに見える武奈ヶ岳まで、たどり着けるならば行こう。途中までは順調だった。だが、二つある山頂へのコースのうち、イブルキノコバを選んだのはおそらく間違いであった。渓流を縫うように歩く、鬱蒼とした道であった。標識もテープも、多くを期待できない。イブルキノコバに着いた時点で、気力が大きく失われていると感じた。気力が残っていれば、判断力は間違いが少ない。道迷いのリスクを、減らすことができる。だが、この鬱蒼とした道を眼前に置いて、正しい判断ができるかどうか自信が持てなかった。たぶん正しい道を進んでいたはずだし、正しい道をあと30分ほど歩いたならば山頂への道が見えたであろう。だが、この時の私は、暑さで倍増した疲労感にも襲われていた。今日は大事を取って、ここまでにしよう。山頂は、もっとよい季節に行けばよい。そう考えて、ここで撤退した。酷暑の登山は、他の季節の登山よりも倍ほどに体力を削ってくる。
Kinjin











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