富士山 御殿場〜主杖流し〜剣ヶ峰〜須走〜御殿場


- GPS
- 11:10
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,443m
- 下り
- 2,454m
コースタイム
08:09 大石茶屋
08:47 四辻(二合)
08:58 三辻
09:08 小天狗塚
09:20 御殿庭入口
09:41 御殿庭上
10:07 山体監視装置
10:22 第一火口縁
10:28 宝永山荘
10:48 六合目(お中道取り付き)
11:46 主杖流し取り付き
15:55 剣ヶ峰 16:12
16:32 須走口頂上
16:54 八合目
17:19 七合目
17:46 砂払五合
18:03 須走口五合目 18:13
19:09 御殿場口五合目
天候 | 2013/08/17:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(無料:マイカー規制なし) 第一駐車場:満車 第二駐車場:9割程度(ここを利用) 第三駐車場:1割程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
主要道以外について ■御殿場新五合目〜宝永山荘 樹林帯を除けば道が広く歩行者も少ないので渋滞なし ■富士宮六合目〜主杖流し取り付き P2604付近で柵を越えてブル道へ抜ける。 暫くブル道を進み、ブル道の終点からお中道へ。 ペンキ・リボンがあるのでルートはわかりやすい。 主杖流しの取り付きには「主木犬」のペンキマークがあるらしいが、 多分ペンキマークの手前から取り付いているので未確認。 ■主杖流し 二足歩行で登るには急で、手を使って登るには緩い微妙な勾配。 ガレが堆積しているところはなるべく避けて登る。 落石に注意。 ・取り付き〜3350mあたり ザックを置いて休憩できそうな場所がないので一気に通過したい。 ・3350mあたり〜剣ヶ峰 ゆるい斜面が平坦に近い部分もでてきて休憩可能。 剣ヶ峰直下はガレがひどく、岩盤を島渡りするように移動した。 ■須走口五合目〜御殿場口五合目 旧ブル道。 須走側が少し荒れていているが特に危険ではない。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
通算9回目の富士山に登頂。
今回の富士は御殿場口から変則的なルートを使っての山行となった。
まず御殿場口から山頂は目指さず、富士宮の六合目を目指す。
富士宮の六合目からは、御中道を使って富士山のバリエーションルートで
最もポピュラーな主杖流しを使って剣が峰へ。
下山では須走を使い、須走を下りきってから旧ブル道を使って御殿場へと戻る。
何故このような変則ルートにしたかというと、
・主杖流しを歩きたい
・須走ルートをあるきたい
須走以外の主要3ルート(富士吉田・御殿場・富士宮)はそれぞれ
複数回歩いているが、須走のみ未経験。
・・・という理由からだ。
主杖流しと須走を同時に歩く場合、富士宮口から主杖流しを登り
須走へ下山するのが最適なコースだが、この場合は車の回収が問題。
そこで御殿場を起点にすることで問題を解消。
御殿場口であれば富士宮口、須走口ともに登山道でアクセスできるからだ。
■御殿場口〜宝永山荘
御殿場口で準備をしている最中、靴下を忘れたことに気づく。
一旦コンビニまで車を移動し靴下を購入し、再び御殿場口へ戻る。
幸先が悪い。
出発後は二ツ塚の間を抜けて第一火口へ続くハイキングコースを進む。
御殿庭から火口縁にかけてから眺める宝永山・富士山は迫力があった。
通常の富士登山ではあまり踏まれないコースだが、一見の価値はある。
この辺りは登山者もまばらで数えるほどの人数しか歩いていなかった。
が、宝永山荘に近づくと富士宮ルートを利用する多数の登山者で賑わっている。
■宝永山荘〜御中道〜主杖流し取り付き
宝永山荘からは富士宮ルートと合流しひっきりなしに登山者が行き交う。
お盆ウィークの週末なのでこのへんは仕方ない。
しかし富士宮六合目からブル道に抜け、角を一つ曲がるだけで人気は皆無となる。
ブル道から御中道へと進み主杖流しを目指す。
ルート上では御中道を周回しているという方に遭遇。
富士山周辺に詳しい方で、須走〜御殿場のブル道の取り付き位置など
細かい上方を教えて頂いた。御中道では唯一の遭遇者だった。
主杖流しへの取り付きは、御中道から「主木犬(木辺に犬の字)」というペンキマーク
を目印にして山頂方向へ90度ターンして登るのが本来のルートらしいが、
ペンキマークが現れる前に取りつくことにした。(写真14の位置)
本来のルートと比較して直線距離は短くなるが、酷いガレ場もあったので
正しい選択だったかどうかはわからない。
■主杖流し〜剣ヶ峰
標高1000mの岩場登りということでストックをしまいメットを装着。
しかし岩場は二足歩行で歩け、三点支持が必要な場所もほとんどなかった。
ストックを使った方が有効だと思ったが、ザックをおろして装備を変更する
にはキツイ傾斜だったので両手フリーのまますすむ。
標高3300mを超えると休憩できそうな場所があった。
自分の下方に人も見えなかったので、ここで再びストックを手にして山頂を目指す。
山頂直下、標高3700mあたりからは蟻地獄のような酷いガレ場が多く、
露岩している場所を探しながら剣ヶ峰の観測所への最短ルートを探した。
■剣ヶ峰〜須走五合目
16時前後の到着ということで、剣ヶ峰やお鉢を歩く登山者も少ない。
待ち時間なしに剣ヶ峰で記念撮影を行った。
小休止してから須走下山道へ。
下山道では渋滞も多く、砂走での砂埃も酷かった。
18時過ぎに須走五合目に下ってからはヘッドランプとハンドライトを装備し、
ナイトハイクの準備を行う。
■須走五合目〜御殿場新五合目
旧ブル道を進む。
現在は廃道になっていて所々で道が途切れているが概ね明確。
広大で荒涼とした風景。美ヶ原や霧ヶ峰と較べても見劣りしないだだっ広い空間。
緩やかな斜面の奥には富士山ん宝永山がバランスよく並ぶ。
富士山好きなら是非歩いてもらいたい好展望のルート。
途中から日が暮れナイトハイクとなる。
気づけば富士山本体にも夜間登山の明かりがたくさん灯っていた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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面白いコースでがっつり歩きましたね。
主杖をやってしまうと、普通の登山道は飽きてしまうので、気を付けてくださいね(笑)
こんばんは。
実は主杖流しを通過するにあたって、upaさんの記録を熟読し、
参考にさせて頂いています。ありがとうございます!
主杖流しの滑り台?に合流したときはホッとしました(笑)
登るより見る山、などと言われることもありますが、
主杖流しから延々と続く岩場の絶望感、
火口縁から睨みを効かせる宝永火口の威圧感、
旧ブル道から広大な裾野の奥にに聳える富士山のスケール
と、通常の富士山ピークハントでは見られない風景も楽しめましたし、
やっぱり登っても楽しいなと再確認。
今度は御中道周回を目指したいと思っています。
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