槍ヶ岳 - 新穂高からの飛騨沢ルート


- GPS
- 32:00
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,358m
- 下り
- 2,341m
コースタイム
時 刻 累 計 場 所
07:30 00:00 深山荘
07:45 00:15 新穂高温泉口
08:30 01:00 穂高平小屋(休止20分)
09:30 02:00 白出沢出合
10:50 03:20 滝谷出合
11:50 04:20 槍平小屋
[7/21:槍平小屋〜槍ヶ岳〜新穂高]
時 刻 累 計 場 所
03:45 00:00 槍平小屋
05:15 01:30 千丈分岐
06:30 02:45 槍ヶ岳山荘
07:00 03:15 槍ヶ岳(休止15分)
07:30 03:45 槍ヶ岳山荘(休止30分)
08:30 04:45 千丈乗越
08:50 05:05 千丈分岐
10:00 06:15 槍平小屋(休止50分)
11:30 07:45 滝谷出合
12:40 08:55 白出沢出合
13:15 09:30 穂高平小屋(休止10分)
14:15 10:30 深山荘
歩行距離:29.5km
累積標高差(登り):2,728m
累積標高差(下り):2,723m
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○深山荘/対岸の登山者駐車場(200台−無料) http://shinzansou.com/ ※週末は早朝から満車になります ○新穂高温泉駐車場(250台−500円/6時間) http://www.kitaalpsgifu.jp/parking_info.html ※登山者は鍋平駐車場(400台−500円/1日)へ ◆公共交通機関 ○平湯・新穂高線(リンク先:濃飛バス) http://www.nouhibus.co.jp/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【トピック】 ・新穂高ロープウェイ ・槍平から眺める滝谷 ・天空の尖峰、槍ヶ岳 ・北アルプス裏銀座を歩く 【要注意箇所】 ・雨天時の沢の渡渉(特に滝谷と南沢) ・飛騨乗越の急坂はザレとガレの連続で滑りやすい |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
[7/20]
現地へ前夜に入り、深山荘対岸の登山者駐車場へ駐車しました。
0時過ぎにはアスファルトの駐車スペースは満車となっていました。
新穂高温泉口から右俣林道を歩き続けます。
穂高平を越えて林道を歩き続けると、
柳谷を通過し白出沢が見えてきます。
対岸に渡り、登山道となります。
ブドウ谷、チビ谷、滝谷、南沢を通過します。
この内、常時水の流れがあるのは滝谷です。
架橋してある橋を渡ります。
橋が流失してしまった場合は渡れません。
木道を歩くようになると、槍平小屋はすぐです。
飛騨沢ルートのオアシス的存在であり、水が豊富な場所です。
南岳へ直登する南岳新道は、ここから入ります。
飛騨沢の河畔にキャンプ場があり、ここから眺める滝谷は圧巻です。
南岳新道の下見がてら、南沢の残雪を確認しに行きました。
対岸へ渡るためには雪渓上を歩く必要があります。
高さ2mのスノーブリッジを越えるためには、
右岸から取り付き、雪渓上を横断する方法が安全と思われました。
[7/21]
テントを張ったまま、軽装で出発しました。
標高2290mあたりが最終水場です。
この先は稜線上、水場がありませんので必要量を取水します。
標高2350mあたりから傾斜がきつくなり始め、
森林限界に到達すると荒々しい稜線と槍ヶ岳山荘が目に飛び込んできます。
後ろを振り返ると、笠ヶ岳や裏銀座の眺望が素晴らしいです。
標高2550mが千丈分岐点です。
分岐を真っ直ぐ進むと、標高差530mのザレとガレの急坂を経て飛騨乗越へ。
左へ進むと、標高差180mの急坂を経て千丈乗越へ、
そこから西鎌尾根が槍ヶ岳の肩まで続いていきます。
ここでは登りを飛騨乗越、
下りを西鎌尾根の稜線歩きとしました。
槍ヶ岳山荘のテント場を通り過ぎ、槍ヶ岳山荘でザックを下ろします。
穂先への登頂は混雑状況によってコースタイムが大幅に変わります。
当日は数名しか取り付いていませんでしたので、登り30分ほどでした。
最初の垂直な岩場は三点確保で登ります。
ホールドは豊富にありますので、
初歩的な岩登り技術があれば問題ありません。
真下には登山者が待機していますので、
落石を起こさないように注意します。
待機する方も、常に人工落石を想定しなければなりません。
岩場を登り詰めると小槍の尖峰が眼前に飛び込んできます。
まず1つ目の鉄製梯子に取り付きます。
鎖場と鉄杭の足場を登り切ると、最後の登りとなる2連垂直梯子を登ります。
高度慣れしていない方は、下を見ない方が良いです。
梯子を登り切ると槍ヶ岳山頂です。
360度の素晴らしい大展望が広がります。
北アルプスのどの山からも、その峻険な山容で存在感を示す槍ヶ岳。
こちら槍ヶ岳からは、名立たる峰々を見渡す事が出来ました。
下山は登りと違うルートを下ります。
梯子と鎖が整備されています。
足がかりが豊富なため難しくはありませんが、
少しだけ高さを感じるので、高度慣れしていない方は怖いと感じるかもしれません。
槍ヶ岳山荘のテラスで眺望を楽しみながら、
後ろ髪引かれる思いで槍ヶ岳を後にします。
短い距離ですが、裏銀座の稜線漫歩を楽しむ事にしました。
海の日3連休後の夏休み前、梅雨の中休みと好条件が揃い、
この週末は最高の登山日和でした。
こんにちは、南沢雪渓でお会いしたnanasukeといいます。その節はルートのアドバイスをしていただき、ありがとうございました。お陰様で助かりました。
小屋で買った缶ビールを2本抱えキャンプ地に向かわれた姿を見て、あ〜っ、ゆっくりテント泊もいいなあと羨ましくなりました。(私はもっぱら日帰りなので)飛騨沢の水で冷やされ、さぞおいしかった事でしょうね。
また、どこかでお会いしましょう!
nanasukeさん、はじめまして
南岳新道の状況は判断が難しいですね。
こちらこそ、貴重な情報をありがとうございました。
残雪の状況はとても参考になりました
アドバイスなんてトンデモナイ
下から雪渓の状況がよく見えていた為です
後からいらしたグループの方も、
「コーンなんか見えやしね〜よ」と
仰っておられました(笑)
実際に対岸まで渡って見返すと、
少し解りづらい通過点でした。
また北アルプスへおいでください
良い山旅を!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する