岩菅山〜裏岩菅山


- GPS
- 08:38
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 932m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:37
天候 | 曇りのち晴れのち曇りのち晴れ。午前中、時々強い風あり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○雪が所々に少し残っていたが問題なし。チェーンアイゼンも不要です。 ○岩菅山直下の急坂は石がゴロゴロして歩きにくい。木の階段も少しあるがほとんど壊れている。 ○アライタ沢の渡渉点から岩菅山中間点まで平坦部を除いて木の階段が多い。 |
その他周辺情報 | ○湯田中温泉、渋温泉など温泉多数あり。 ○湯田中駅前温泉「楓の湯」を利用。そんなに大きい施設ではないが、きれいで露店の岩風呂もあり300円は安い。日曜日の14時半頃に入ったがコロナのせいか空いていた。 http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/kaedenoyu/index.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
|
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感想
2021年05月30日(日)【岩菅山〜裏岩菅山】
友人とGW前から決めていた皇海山への山行。日程が近づいてきたので、計画書を作ってみると、私の早くない足では、前夜庚申山荘泊まりでも1泊2日が厳しいことが判りました。
そこで別の山を物色していたところ、友人からスキー登山で果たせなかった岩菅山への無念?を晴らしたいとの申出を受けました。私もまだ登ったことがなかったので、前夜山麓泊りの岩菅山山行が決まりました。
前日5月29日(土)のお昼前に東京を出て、中央道&長野道&上信越道を経由して、志賀高原に向かいました。
関東は雲が多かったのですが、甲府盆地に入って北上するにつれて青空が広がり、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の山並みが午後の時間なのに、いつもよりクリアに見えるようでした。
休憩で寄った梓川SAからも多少雲がかかっていましたが、北アルプスの山並みがよく見えました。
前夜、登山口近くで夜を明かした後、5月30日(日)の5時前に岩菅山聖平登山口に移動しました。駐車スペースには先行車が1台とまっていました。準備をしているともう1台到着しました。
天気は薄曇り。移動性高気圧に期待して、背の高い笹と新緑が鮮やか広葉樹の森に真っ直ぐに伸びる木の階段を登って行きました。標高の高い山ならではの野鳥のさえずりもたくさん聞こえました。
水平歩道?に出たところが小三郎小屋跡というところで、左に曲がって上条用水路と並行している歩きやすい登山道を進みました。
すぐに水路の岩の壁から清水が出ている「底清水」という水場が現れました。しかし、足元は水路で、清水は水路の水面とほぼ同じか少し高いところから出ているため、水を汲むことは難しいと思われました。
快適な広葉樹主体の森の中に続く水平歩道を進んで行くと、武右エ門沢を渡った袂に僅かですが、はや残雪が現れました。
美しい滑床のアライタ沢を渡ると主稜線上のノッキリという所に向けて長い登りが始まりました。最初の木の階段の急坂を登ると広く平坦な所へ出ました。背の高い針葉樹やカンバなどが良い感じでした。
再び登りが始まり木の階段が延々と続きました。少々面白みに欠けていましたが、主稜線からの眺めに期待して黙々と登りました。
岩菅山中間点という平坦な場所から先は緩やかな登りになり、木の階段から解放されました。尾根の左側の樹木の切れ間から、時折岩菅山のすっきりとした山容が見えました。主稜線が近づくにつれて、登山道はさらに緩やかになり、所々で残雪を踏みながら進みました。
主稜線にあるノッキリという分岐は樹林に囲まれた小さなところでした。少々バテ気味だったので一つだけあったベンチに腰を下ろしてパンを食べてエネルギーを補給しました。晴れ間も出てきたようで陽がさし込んできました。
ノッキリを出ると主稜線の右側に魚野川の大きな谷間の眺めが広がりました。正面には岩菅山も見え始めました。時折吹く強い風はかなり冷たいものでしたが、正面に聳える岩菅山と魚野川の雄大な谷間を眺めながら緩やかに登りました。途中から石がゴロゴロして歩きにくい急坂になりました。振り返ると南側に志賀高原の山々や浅間山(あとで判った)も見えました。
ペースが上がらないままようやく誰もいない岩菅山の山頂にたどり着きました。寒気のせいか、やや低い雲が多いものの、雄大な展望が広がっていました。しかし、見慣れない山並みのため、山座同定は周りの山々しか出来ず、方向感覚もないため、浅間山が見えていることも最初は判りませんでした。登頂の証拠写真を撮っていると、単独の方が二人登ってきて、僕たちの写真を撮ってくれました。二人はすぐに裏岩菅山へ向けて出発していきました。男性はさらに足を延ばして烏帽子岳まで行ってみるとのことでした。
時間もまだ早いので僕たちも裏岩菅山まで往復することにしました。小さなアップダウンはありましたが、森林限界を超えている主稜線からの眺めはとても良くて、魚野川の大きな谷間とこれを取り囲む山々の素晴らしい景観を終始楽しみながら歩くことができました。
裏岩菅山は主稜線上の小さなコブのような山頂でした。さらに東へと続く主稜線と中ノ岳、烏帽子岳の眺めがとても魅力的でした。
岩菅山の山頂まで戻ってくるとトレランの方々がたくさんいました。空にはいつの間にかまた雲が増えていて、寺子屋峰まで縦走しても展望は無さそうだし、高天ヶ原へ下りてから聖平登山口に戻るのはかなり時間がかかりそうでした。気温が上がってきているためか、幸い陽がささなくても寒くないので、寺子屋峰への縦走は素直に諦めて、魚野川の雄大な谷間を眺めながらゆっくりお昼にすることにしました。
小一時間ほど過ごしたのち、すっかり人影の少なくなった山頂から後ろ髪引かれながら下山を始めました。増え続ける雲のため遠くの山々の展望は既になく、魚野川の谷間を眺めながら下りました。
ノッキリから樹林帯に入ると、樹間から時折岩菅山の山容が見えるほかは黙々と下るだけでした。アライタ沢まで下ってくると時折陽がさんさんと照りつけていて、緑色の滑床とその上を走る流れがキラキラと輝いていました。
水平歩道に入ると青空を背景にした鮮やかな新緑を見上げたり、朝は開いていなかったお花を愛でながらゆっくり歩きました。小三郎小屋跡で水平歩道を離れて新緑の森を下りました。聖平登山口まであっという間でした。
おしまい。
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