御池岳周回



- GPS
- 06:23
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,082m
- 下り
- 1,079m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 6:23
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
御池岳に行く途中にクマガイソウが咲いているらしいと聞いたので、探しに行って来た。結果は大きな葉は残っていたが、花は既に枯れて黒くなっていて残念であったが、場所がわかったことと、あの特徴的な2枚の大きな葉っぱを見ることが出来てよかった。
鞍掛トンネル東口駐車場はもう10台以上の車で、我々でもう満杯だ。R306を下ってコグルミ谷出会から登り始めた。急斜面のゴロゴロした沢に「こんなに急傾斜だったかな?」と昔を思い出しながら沢床や側面をへずりながら両岸の狭まった谷を行く。足場の悪い斜面は継続して左岸の側壁を九十九折して高度を稼ぐとカタクリ峠に達した。峠直前からカタクリの葉が見られるようになった。花は咲き終ってその茎もすでに残っていない。この辺に来ると周囲を見渡す余裕も出て来て、新緑の萌黄色の素晴らしさを喜んだ。真の谷へ下降したあたりでもクマガイソウがあるらしいが、場所が何とも判らないので上を見ながら歩くが葉は見つからないのはやむを得まい。次は場所を特定する方法を講じてから来てみようと思う。
この辺からバイケイソウの群落が山一面に広がっているが、昔はこんなにもバイケイソウだらけであったのだろうか?と皆が疑問を感じながら山頂に到着した。今日は天候はソコソコのようだが、空には雲が半分くらいある。周囲の景色は360°見えるが遠景は黄砂の為かぼやけているのはしょうがないか!ここでランチをしながら周囲の景色を楽しんだ。
これからは、御池の南縁のボタンブチのヘリを歩いて西に進み、日本庭園から鈴北、鈴ケ岳を経て鞍掛峠へ向かう予定だ。山頂からは樹林の中をカレンフェルトのような小さい岩の沢山ある歩きにくい踏み跡のほとんどない道をGPSの軌跡だけを頼りに進むと、細い踏み跡が出て来て後は快適に草原と樹林の交互する平坦な丘稜を進んで、ボタンブチのヘリに立ったりして2〜300m下の谷を覗くのを楽しんだ。西ボタンブチの標識を過ぎて断崖のヘリから平坦地の内部に向かうとドリーネが多く、平坦と言っても浮き沈みの多い複雑な地形である。この辺はオオイタヤメイゲツの林で秋にはそれはそれは見事な紅葉とのことのようだ。そんな地形や木々を楽しみながら、日本庭園へ大きく右折して緩い傾斜を登ると、ものすごく広い苔の絨毯で埋め尽くされた平原に出た。
南から日本庭園に出ると右には御池岳が、左には鈴北岳が見えてそれを繋ぐ稜線に立つ木々が見事な形となっている。平原内には細い足の幅程度の踏み跡だけが一直線に東から西に進んでいて、ゴミやよごれのない実に清々しい一大平地である。そこから鈴北は一投足の地であった。
鈴北からは鞍掛峠への下山道が良く見え、烏帽子岳中腹からの送電線鉄塔が鞍掛峠を通過するのが良く見える。三国岳も目の前に、霊仙山や伊吹山もよく見える。
このまま鞍掛峠では時間も早いので、あまり行く機会のない鈴ケ岳を往復しようと歩き出した。この鈴北周辺もこけの絨毯で、コケの花が咲いている。頭を地面に近づけて、横から見るとその小さな花が首を伸ばしている姿は実に生き生きとして元気そうだ。緑の絨毯に黄色の花があって、前面黄色に見えるのは見る位置が異なるだけでそうなるのだった。いつの間にか鈴ケ岳のコルに降りたが、その昔に鞍掛橋から御池谷を辿って此処迄登ってきたことが何回かあるが、その面影はなく踏み跡も見当たらなかった。
鈴ケ岳山頂は木々はあるが周囲は見渡せるほどの木の高さなのがいい。当初の計画では桜峠、茶野まで行くことを考えていたが、それは2台の車で鞍掛橋に置き車をしておけば、桜峠から鞍掛橋へ巡視路伝いに下降出来るのだ。しかし、今はそうはいかず、鈴北迄登り返す必要があるのだ。
鈴北から御池や南方向の山並みを見納めた後、鞍掛峠へ向けて下り始めた。
”八”、”竹”
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する