日向山


- GPS
- 04:29
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 963m
- 下り
- 965m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
その他周辺情報 | はくしゅう道の駅 白州塩沢温泉 |
写真
感想
これまで日向山には2度ほど登っているが、いずれも秋の紅葉の時期だったので、一度新緑の季節に行ってみようと思った。2日前に行った雨乞岳は山行者も少なく、さすがに時節柄人出は少ないのかと思いきや、こちらは駐車場に着くとかなりの台数が停まっていた。キャンプ場の駐車場を兼ねているので、前日からキャンプをしている人も多いのであろう。
竹宇駒ケ岳神社にお参りして登山開始。今回は単独行である。アクセスのいい山であり、また好天ということもあって今日は登山者が多そうだ。前回は竹宇駒ケ岳神社の登山口から矢立石までの途中で道を間違えたので、慎重に進む。なんとなくここで間違えたのかな、という場所を確認しつつ登っていくと、林道に到達し、その林道の数十m先に再度登山道に入るところがあり、そこを直登すると矢立石の駐車場(登山口)に着く。すでに矢立石の駐車場はいっぱいで、皆さん少し下まで戻って路肩に駐車しているようであった。
矢立石で一休みして登山再開。少し登るとそろそろ山が見えてくる。八ヶ岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳と、新緑の間から雪を頂いた山々が見える。いい季節である。ただ、花にはちょっと早かったようだ、ヤマツツジと思しき木々の新緑が目に染みるが花はまだである。矢立石から先は家族連れの姿が目立ってきた。小さいお子さんを連れているケースも多く、大変だろうなあと思う。帰路には肩車をして登ってくるお父さんともすれ違った。すごい体力である。こちらは自分の貧弱な体と軽量化したザックだけで一杯一杯である。そろそろ休もうかな、と思ったところで傾斜が緩やかになり、山頂が近いことが分かった。山頂は「密」な雰囲気だったので、帰りに寄ることにして、先に雁が原に行くことにした。
雁が原は相変わらずの絶景であった。北東に八ヶ岳。例年に比べると雪が少ないだろうか。砂浜の西側に行くと甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、そして富士山が見える。2日前に登った雨乞岳も。さくっと写真を撮って降りようかと思っていたが、この景色を見るとそうはいかなくなり、おなか一杯になるまで景色を堪能した。ただちょっと気になったのは、以前に来た時より、白砂に交じって茶色の泥(砂)が多くなっているように思えた。我々登山者が持ち込んでいるのであろうか、あるいは別の理由なのだろうか。これからもきれいな白浜を見るために我々が出来ることはあるのだろうか。
さて、十分景色を楽しんだ後、下山開始。その際に山頂にも寄った。以前よりきれいになっている気がした。途中タチツボスミレを見つけたりしながら下り、いろいろな登山者(家族連れ、犬連れ、Gパン、サンダル履きなどなど)とすれ違いながら下った。気軽に登れる山として認知度が高まってきているということなのだろう。とはいえ、れっきとした登山なので、ご安全に。
竹宇駒ケ岳神社登山口付近まで戻ってくると、ヤマツツジが迎えてくれた。もう少しすると上の方でも一斉に開花するのだろう。今年は無理だが、その時期にまた来てみたい。
神社の脇の尾白川の脇で、つり橋を見ながら、簡単な昼食を取った。そのあと駐車場まで行くと、下山で同じようなペースで降りていたご夫婦と目が合った。「お疲れ様でした」と挨拶し、自分の車まで行ったが、これも一期一会というのであろうか。この言葉は財界のエライ人とかが好きな言葉として挙げていることがあるが、筆者もこの歳になってきて、この言葉の良さが少しわかってきたような気がする。人も山も一期一会なのかもしれない。
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