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Yamareco

記録ID: 3045983
全員に公開
講習/トレーニング
丹沢

檜洞丸(三椏トンネル、山頂からのダイナミックな下り)

2021年04月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:08
距離
15.5km
登り
1,895m
下り
1,882m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:18
休憩
0:44
合計
7:02
距離 15.5km 登り 1,898m 下り 1,895m
6:58
7:04
38
7:42
7:45
48
8:33
8:36
53
9:43
9:51
2
9:53
9:54
4
9:58
9:59
23
10:22
10:24
15
10:39
10:41
33
11:14
11:19
38
11:57
12:05
16
12:21
12:22
7
12:29
12:33
60
13:33
16
13:54
西丹沢ビジターセンター
神奈川県民の皆さんが平成19年度から支払っている「水源環境保全税」は一人当たり年額約890円のこと。
いたずらに階段が多いわけではなく、登山道の植生保護のための構造型階段の整備に使われています。
シカが植物を食べて土が流れてしまうのを保護するためにつくられた植生保護柵の整備にも使われています。

登山者が安心して神奈川県民の大事な水源である丹沢の山々を登ることが出来るのもこういった整備があるからこそ。神奈川県民の皆さんに感謝の気持ちを抱きながら登山を行う際にも自然を大切にする気持ちも忘れてはいけないと改めて想いました。
天候 早朝雨→霧→薄曇り→雲間の太陽→晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西丹沢ビジターセンター
前日から車中泊、朝7時時点で10+14台満車(西丹沢橋より下の路肩未確認)
14時の帰路では箒沢の駐車場まで路肩は断続駐車
コース状況/
危険箇所等
ツツジ新道から山頂までは危険地帯はありませんが、階段地獄が続きます。
山頂から犬越路へ向かうルートは危険個所が多いと書かれています。
小笄を過ぎる辺りまではザレた急な下りや鎖場が続きます(大笄に気が付かないほどの緊張感がありました)。
犬越路避難小屋から用木沢出合に下るルートは崩壊跡に付けられたルートやロープの助けを借りないと滑り落ちそうなザレた急斜面、また渡渉しながらのポイントは注意深くピンクテープや踏み跡を探して辿る必要があります。
その他周辺情報 丹沢湖から車で上がって来る途中にあった酒屋さんでご褒美をゲット。
信号「城山」の脇にある「おかべ酒店」
種類が豊富というほどではありませんが「湧深青(ユーシンブルー)」という純米酒を手に入れました。
朝方まで小雨が降っていたので1時間半遅らせてスタート。
本日は車道を上がっていきます。
朝方まで小雨が降っていたので1時間半遅らせてスタート。
本日は車道を上がっていきます。
キャンプ場の斜面から車道にあふれんばかりのミツマタ
キャンプ場の斜面から車道にあふれんばかりのミツマタ
ツツジ新道登山口に到着。
「熊出没注意」とありましたので熊鈴を鳴らします。
ツツジ新道登山口に到着。
「熊出没注意」とありましたので熊鈴を鳴らします。
いきなりこの沢が登山道・・・
いきなりこの沢が登山道・・・
1分後には登りの梯子登場
1分後には登りの梯子登場
登山道がミツマタのトンネルになっていました。
登山道がミツマタのトンネルになっていました。
斜面もミツマタの群落になっていて、昨日の畦ヶ丸に勝るとも劣らない規模でした。
斜面もミツマタの群落になっていて、昨日の畦ヶ丸に勝るとも劣らない規模でした。
山と高原地図には載っていませんでしたが、西丹沢ビジターセンターからウエルキャンプの私有地内を通るルートがあるようです。渡渉があるので増水時は通行困難と書かれています。
山と高原地図には載っていませんでしたが、西丹沢ビジターセンターからウエルキャンプの私有地内を通るルートがあるようです。渡渉があるので増水時は通行困難と書かれています。
東沢とゴーラ沢の合流地点に出ました。ゴロゴロとした岩を渡り歩いて斜め向かいにある階段を上ります。
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東沢とゴーラ沢の合流地点に出ました。ゴロゴロとした岩を渡り歩いて斜め向かいにある階段を上ります。
しっかりとした作りの階段です。
「ここから先は急な登りが続く経験者向け登山道」と書かれています。
しっかりとした作りの階段です。
「ここから先は急な登りが続く経験者向け登山道」と書かれています。
山中に登山者数のカウンターがありました。
山中に登山者数のカウンターがありました。
展望台に到着しましたがモヤで周囲の景色は見渡せません。
展望台に到着しましたがモヤで周囲の景色は見渡せません。
木道が続きます。木道設置理由は尾瀬などと同様に植生保護でもありますので踏み外さないように進みます。
それにしてもこのつなぎ方は芸術的だと感心しました。
木道が続きます。木道設置理由は尾瀬などと同様に植生保護でもありますので踏み外さないように進みます。
それにしてもこのつなぎ方は芸術的だと感心しました。
檜洞丸山頂です。三角点は見当たりません。
比較的広くてテーブルが6〜7台はありました。
檜洞丸山頂です。三角点は見当たりません。
比較的広くてテーブルが6〜7台はありました。
少し下って、青ヶ岳山荘を確認。
色々とマナーなど注意書きがあり、しっかりと運営されているようでした。
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少し下って、青ヶ岳山荘を確認。
色々とマナーなど注意書きがあり、しっかりと運営されているようでした。
青ヶ岳山荘裏には立派なトイレもあります。
山頂にも「100円で、紙持参で紙持ち帰り」と書かれていました。
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青ヶ岳山荘裏には立派なトイレもあります。
山頂にも「100円で、紙持参で紙持ち帰り」と書かれていました。
山頂に戻って、犬越路方向に下山します。危険とか通行止めと書かれていましたが、前日にビジターセンターでルート確認した際には注意事項はありませんでしたので問題無いと自分に言い聞かせて進みます。
山頂に戻って、犬越路方向に下山します。危険とか通行止めと書かれていましたが、前日にビジターセンターでルート確認した際には注意事項はありませんでしたので問題無いと自分に言い聞かせて進みます。
山頂直下にもカウンターがありました。急な階段です。
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山頂直下にもカウンターがありました。急な階段です。
グイグイ下って、崩壊地を抜けて行きます。良く整備していただいています。結構急だと思っていましたが、これは序の口でした。
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グイグイ下って、崩壊地を抜けて行きます。良く整備していただいています。結構急だと思っていましたが、これは序の口でした。
雲も減って景色が良くなってきました。
雲も減って景色が良くなってきました。
奥深い山々です。
奥深い山々です。
何か所か鎖場が続きます。
長い鎖もありますので、身体が振られないように両手をフリーにしておきましょう。
何か所か鎖場が続きます。
長い鎖もありますので、身体が振られないように両手をフリーにしておきましょう。
何の印でしょう。なごみます。
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何の印でしょう。なごみます。
犬越路避難小屋です。トイレもあります。
犬越路避難小屋です。トイレもあります。
避難小屋から大室山方向に向かって約10分、1168mピークの藪の中に埋もれた三角点を発見しました。
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避難小屋から大室山方向に向かって約10分、1168mピークの藪の中に埋もれた三角点を発見しました。
三等三角点でした。
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三等三角点でした。
更に進んだ1221mピークは富士山の眺望が良いとのことで行ってみましたが遠方に雲が掛かり拝むことが出来ませんでした。それにしても何もないピークです。
更に進んだ1221mピークは富士山の眺望が良いとのことで行ってみましたが遠方に雲が掛かり拝むことが出来ませんでした。それにしても何もないピークです。
本日のピンクリボン大賞
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本日のピンクリボン大賞
避難小屋に戻って、用木沢出合に向けて下って行きます。
避難小屋に戻って、用木沢出合に向けて下って行きます。
補助ロープがありますが急な砂地で足元が滑ります。
補助ロープがありますが急な砂地で足元が滑ります。
落石ご注意の通路です。
落石ご注意の通路です。
落石の衝撃で渡り板(鉄板)に穴が開いていたり、手すりがひしゃげていたりします。
落石の衝撃で渡り板(鉄板)に穴が開いていたり、手すりがひしゃげていたりします。
最後に掛かる立派な橋です。
最後に掛かる立派な橋です。
車道に出てビジターセンターを目指して下って行きますが、車が通れるはずの橋の一部が崩落していて、とりあえず人は通れるように仮設してありました。 感謝です。
2021年04月03日 13:34撮影 by  SO-03K, Sony
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4/3 13:34
車道に出てビジターセンターを目指して下って行きますが、車が通れるはずの橋の一部が崩落していて、とりあえず人は通れるように仮設してありました。 感謝です。
ご褒美
湧深青(ユーシンブルー)
2021年04月06日 19:17撮影 by  SO-03K, Sony
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4/6 19:17
ご褒美
湧深青(ユーシンブルー)
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 常備薬 携帯 時計 タオル ストック 地図(地形図) コンパス GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ツェルト カメラ

感想

西丹沢ビジターセンター駐車場に前日から車中泊。丹沢湖の天気予報は夜半から晴れだったのですが、朝4時半に起床したら小雨でした。車両はすっかり濡れていましたので寝ている間にしっかりと雨が降ったようです。
天気は快方にむかっ向かっていると思われ、また、行程に余裕があり、初めてのコースでもあったので完全に雨が止むのを待って7時にスタート。
5時半頃の日の出時刻とともに次々とスタートする方々は多かったように思います。

ツツジ新道入口から入山して用木沢出合に降りてくる周回コースです。
スタートから30分でミツマタのトンネルおよび群生に出会いました。ツツジ新道入口までの途中のキャンプ場の斜面から車道にあふれんばかりのミツマタもありましたが群生の規模が違います。そして何よりも登山道をトンネルのように覆っていることが感動的でした。
東沢とゴーラ沢の出逢いの登り階段には「ここから先急登で経験者向け」との案内がありましたが。。。辛かったのは、「山頂まで0.8Km」の後の階段・階段また階段・・・途中でツムラ68を追加投入して・・・良いトレーニングになりました。途中ですれ違った方に「階段ばかりで大変でした」と言ったら「山頂はもうすぐですよ、階段ばかりですが(笑)」とのこと、それはそれは良いトレーニングでした。
檜洞丸の山頂は比較的開けていてテーブルなど整備されているので食事や休憩に最適です。そして数分下ったところに青ヶ岳山荘がありますので、まったりとココアを飲んで休憩などしたい方には最適です。山荘の裏にはバイオトイレがあります。料金は100円で、紙は持参+持ち帰りです。
さて、山頂に戻って犬越路に下ります。
いきなり高度感のある階段の連続からの大きく崩壊した斜面の上部を進みます(整備されているので危険はありません)。
その後は、熊笹ノ峰、大笄(おおこうげ)、小笄(ここうげ)と辿ります。
熊笹ノ峰までは景色の良い稜線歩きといった感じです。
更に10分ほど進むと急な下りが始まります(ここが大笄だったのか?)。
そこから小笄の少し先までは鎖場もあり中々気が抜けない状況でした(そろそろ大笄かなと思ってGPSを見たら小笄だった)。
そして犬越路までは再び気持ちの良い道でした。
※武田信玄が小田原城を攻めた際に犬を先頭にここを越えたのが地名の起こりという説があるそうです(避難小屋の中に説明板がありました)。
計画では寄り道として三角点がある大杉丸まで往復のつもりでしたが最新の山と高原地図に少し先の1221mピークから富士山の展望が良いと書かれていたので行ってみましたが、運悪く見ることは出来ませんでした。この2つのピークの間はアップダウンが少なく、気持ちよく走ることが出来ました。
犬越路に戻って用木沢出合に向けて下山しましたが、犬越路まで200mの標識から下は崩壊地迂回はあり、ザレた急斜面あり、ピンクテープ頼りの場所も多く少々難易度が高いものでした。そうは言っても小笄の辺りで、お子さん2人を連れたお父さんも居ましたので・・・登れるんですね〜
下山の頃には大分天気も良かったのでそういった意味での難易度は下がっていて良かったです。

さて、前日(金曜日)とは異なりそれなりの人出でした。密ということでは無かったですし、すれ違いも出来るだけ広い場所で事前に待機してすれ違いましたから感染の恐れは感じませんでした。
檜洞丸までの登りでは10人くらいの方に抜かれました。
山頂には6〜7組が各テーブルで各々ランチタイム?
下りでは登って来る20人以上とすれ違いました。

用木沢出合までの下りでは途中から1名の女性が先行されており、ペースが同じなのか間隔が縮まらないまま追いかける形になり、煽っていると思われたくなかったので写真撮影で何度も立ち止まりましたが、気が付くとまた微妙な間隔になりを繰り返していました。おかげさまでルート確認をせずに付いていけばよいので助かりましたが、後を付けられているようで気持ち悪かったでしょうね。偶然とは言え失礼しました。
最後の立派な橋の写真を撮影してから車道に出たら忽然と消えていたので、ルートを案内してくれた幽霊?こんなに明るい時間から??とドキッとしました。

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