恵庭岳 (2往復)


- GPS
- 05:28
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,582m
- 下り
- 1,600m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪の量はまだ問題ないが、ザラメにはなっていない。 1本目 往復3:10 2本目 往復2:20 |
写真
感想
久しぶりの平日休み。冬の未踏シリーズ第2段として近場の恵庭岳へ行くことにした。心配だった積雪量は問題ない。暖かい支笏湖界隈ならザラメかと期待していたので細板で来た。しかしズブリと沈み込む湿った雪で大失敗。しかも尾根に取り付けば脳筋ハイクアップかと思っていたが意外とウネウネしており、無駄なポコも多数あり簡単ではない。巻きながら淡々と尾根を上げるが、初めてなので岩塔基部の左に出てしまった。軌道修正し基部にて板をデポしてアイゼン履いてピークに到着。
何度も登っているエニーだが、実は本峰は初登頂。曇天覚悟だったが風も無く、支笏湖を見る事ができて良かった。
戻って板を履いたら試練の滑走開始。過去ワースト1クラスの悪雪でまともなターンもできずに悶絶。初めてツボで戻った方が早いのでは!?と思うくらい酷い重雪だった。テールボーゲンで何とかコケないようゲートに帰ってきて安堵した。
帰宅してチャッチャと後片付けして美味い昼飯食ってサ活しようと作業を進めるが、カメラが無い……山頂に置き去りにしたことを思い出した!
時計を見るとまだ10時半、今ならまだ回収可能。行くしか選択肢が無い…片付けたばかりの道具をザックにブチ込み再度ゲートへ向かう。
途中の支笏湖線で恵庭岳の岩峰がくっきり見えた時には絶望と同時に切腹したい気持ちになった。しかし今日は良いトレーニングになると自分に言い聞かせてリクライム開始。
2ndアタックは太板にしたが、自分のトレースを追いながら脳筋で高度を上げるだけなので意外とキツく無く、気づけば基部に戻ってきた。ウィペットを握り締め恐る恐る山頂に戻るとカメラと三脚が健気に待っていてくれた。曇天ながら安定した天候と、本日は僕しか入山していなかったのが幸いだった。
デポした板に戻るが、気温が上がっているため岩塔から氷粒と細かい岩が常にポロポロと落ちてくる。急いでセットアップして逃げ帰ろう。太板なので午前ほど泣きは入らないが急斜面ではデロデロ雪崩が多発するので最後まで気が抜けない。林道に合流しホっとして無事にゲートまで戻ってきた。
真面目に勤労している仲間達を出し抜いた罰かなー!?と思いながらも、中々経験できない事をできたので良いトレーニングができたと思うことにしよう(笑)
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