ベンケイ・太郎谷周回



- GPS
- 04:21
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 584m
- 下り
- 590m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
太郎谷を下降したが、登山道は殆ど消失していて沢の下降と急斜面のトラバースに終始する状態である。林道に出てホッとした次第だ。おすすめのコースではなくなっていると思う。 |
写真
感想
滋賀と三重の県境山域(鈴鹿)のベンケイから太郎谷を周回してきた。登山口は土山町の黒滝という小さな集落にある惣王神社というかなり古い謂われのありそうな感じの所の直ぐ脇から登り始めた。
何時も登り初めは急坂であるのは当たり前で、喘ぎながら登るが気温が低いのでまだましだと言いながら上を見てため息をついていた。幸いと急斜面は長くは続かずに緩やかな斜面との組み合わせに安堵しながら進むが、そう易々とは許してくれないのだ。獣除けらしい金網フェンスに足下はおぼつかないような狭い登路となったり、アセビの藪やサルトリイバラのとげなど、色んな試練がでてくるのだ。そのうちにピークに到着すると637mのピークであった。これでもう急斜面はないだろうし、ベンケイまでは標高差で140m程度だと思うと心が軽くなってくるのだ。
ベンケイまでは痩せ尾根状の小さなアップダウンが暫く続いて最後の急斜面を登ると緩やかなピークのベンケイに着いた。しかし、周囲は何も見えない樹林の山頂で面白さの全くない山頂であった。ベンケイから木々の多い稜線を進むと先方が急に明るくなったと思ったら、国境稜線であった。そこは舟石と呼ばれる船状の岩がある伊勢湾を見下ろす絶景の場所であるのだが、今日は靄か何かで海は明快には見えず、見えるはずの知多半島を心の中で想像するだけだった。この景色の良い場所で昼食するのは最高だ。また西側からの猛烈な風も岩をホンの少し三重側に降りると嘘のように風がないだけでなく、暖かい陽射しに最高の休憩地だ。
こんないいところだからゆっくり昼食を楽しもうとリーダーは言ってはいたが、結局はいつものように簡単な昼食時間で済ましてしまうのは何でであろうか?もっと落ち着いて休憩をしたらいいのに!と思いながら、何をすればいいのか?と暇つぶしを旨いこと使えない人種にはむずかしいことのようだ。
舟石から北の方向に進んで展望の良い大岩に行って、仙ケ岳、御所平を見上げたり、鬼が牙の低い稜線を俯瞰したりしてから南方向に戻って、舟石・太郎乗越を越えて太郎谷源頭から太郎谷へ殆どない踏み跡を辿りながら木々の多い斜面を右や左に少しでも歩きやすそうなコースや緩い斜面を進んで、ホンの少しの流れのある谷に降りて、これで安心してゆるい谷歩きか?と思いきや、その後がシンドイ道であった。
下山路の踏み跡は殆ど見えない状態で、沢の中にも歩いた後は認められないために必然的に斜面のトラバースに僅かに残る踏み跡を頼りに不安定な歩きが続いた。
右から小沢が入り込んできて、二股になってこれで広い谷か?と思ったがそうはいかずに、谷は渓谷状を呈して、高捲きを強いられてきた。GPSや地図を見ると点線の登山コースのすぐ脇を辿っているが、少し先には林道らしき表示があるので、その旨メンバーに伝えた。しかし、その林道らしきものは見えないが、対岸(右岸)には石積があるのが見える。あれは林道の基礎のはずだ。林道が崩壊してその跡が判らない状態になっているものと思われる。
川床近くを通過するも再び高捲きを強いられるらしいので、何とかできないかと川床に降りて右岸に渡渉し、下流に進むと林道らしきコンクリの作り物が遠いが見えるではないか!慌てて、メンバーに『林道が見えたぞ』と怒鳴った。メンバーは大きな石の間の渡渉に手間がかかったが、無事右岸に渡り林道に出て、稜線から初めての休憩をした。ホッとしたものだ。あとは、林道をのんびりと20分程ブラブラ歩きで惣王神社の駐車地に帰ってこられた。
”LCC12名” M
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