紺碧の青空 クッタラカルデラ周回


- GPS
- 08:13
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 883m
- 下り
- 882m
コースタイム
天候 | 快晴(稜線は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体にカルデラ内壁に寄らなければ大丈夫です。 窟太郎山から先はC395のコルへ下りる斜面から笹がうるさいです。茎も太く、非常にやっかいでした。スノシュー、ストックに引っ掛かりまくりです。雪も少なく踏み抜きも多かったです。 P468 から観光道路までは迷いやすく、地形図とコンパスで確認しながら歩きました。ここでも笹薮がうるさい場所がありました。 P524へ向かう尾根は細尾根個所もあります。ここは滑落の注意が必要ですね。笹はそれほどではなかったです。 |
その他周辺情報 | 温泉は周囲に多数あります。入館料は高いですが、第一滝本館がおススメです。あの湯舟のデカさにはいつも驚きます。 セコマは虎杖浜まで行かないとありませんので、ご注意ください。 |
写真
装備
個人装備 |
アウター(厚)
フリース
長袖インナー
ドライナミックメッシュ
ズボン
タイツ
厚手靴下
グローブ(冬)
アウター手袋
予備手袋
雨具(下のみ)
バラクラバ
薄手ダウンジャケット
登山靴(冬)
ゲイター(厚)
サングラスorゴーグル
タオル
高度計付き腕時計
ザック
スノシュー
ストック
スコップ
お守り
ガス
コンロ
コッヘル
サーモス(0.9リットル)
昼ご飯(おにぎり・パン・カップ麺)
行動食(チョコ・エネチャージ系等)
飲料(1.1リットルペット)
カメラ(SDカード)
地形図
筆記用具
コンパス
温度計
笛
スマホ(GPS)
ヘッドランプ
予備電池
ホッカイロ
ビニール袋数枚
ココヘリ
携帯トイレ
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
ツェルト
エマージェンシーシート
キネシオロジーテープ
痛み止め
コムレケア
日焼け止め
保険証
JRO登録証
|
---|
感想
赤井川でのBC事故、残念です。亡くなられた方のお悔やみ申し上げます。
【お山紹介】
今回はクッタラカルデラ周回。俱多楽湖の外輪山一周です。ピークは名前があるのは窟太郎山(標高534m)と四方嶺(標高549.3m)です。
窟太郎山は地理院地図には登山道がありませんが、レコが上がってるので夏道はあるようです。四方嶺も地理院地図では観光道路から道があるようです(ホントにあるのか?)。景色もイマイチで、レコも少ないことから、人気はあまりないのでしょう。
今回気が付きましたが、窟太郎山から少し奥へ行けば、太平洋から漁岳までの絶景が見られます。夏にそこまで行けるかどうか、ですかね。
【地質】
気象庁のHPでは倶多楽火山と言われてます。カルデラは約4万年前に形成され、直径は約3km。ほぼ円形で、噴火口らしい形をしてますね。
地質百選にも選ばれていますね。飛行機から見るとまん丸ですよね。
↓気象庁HPより
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/sapporo/111_Kuttara/111_index.html
↓北海道地質百選より
http://www.geosites-hokkaido.org/geosites/site0131.html
【山行】
しばらく温めていた企画、クッタラカルデラ周回。前日の気象情報から速攻決定しました。今回の山行はyamakichiさん(プチ山キチさん)のレコを参考にさせていただいてます。ありがとうございました。
朝4:00に家を出発。高速を利用して6:00過ぎに現地に到着。ワクワクする気持ちを抑えながら準備を進め、登山開始です。
観光道路は遠回りなのでもちろんショートカット。いきなり急登に入る。しっかしここは鹿の糞だらけ。どこを歩いても踏んでしまう😢。
ショートカットを登り切り、再び観光道路に合流。緩い傾斜の車道を登り切ると外輪に到着。さぁ本番開始。意気揚々と斜面にとりつく。
微妙なアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げる。クラストした斜面もあり歩きやすい。木々の隙間からちらほら倶多楽湖が見えますね。
偽ピークがいくつも現れ、地形図、高度計とにらめっこしながら進み、祝、窟太郎山登頂〜!山頂景色はイマイチですが(苫小牧方面は見えた)、少し先では木々が開け、太平洋から樽前山、風不死岳、恵庭岳、漁岳山塊をキレイに見渡せました。遠巻きショット、いただきました。
C395に下りる斜面から先はしばらく笹薮地獄。雪も少なく踏み抜き多発です。位置もはっきりせず、地形図、コンパス、高度計は必須ですね。
P468 から鞍部へ降り切ったあたりで笹トラップで転倒した際、また足首をやっちゃいました。下山まで違和感バリバリ。
C407への急登は標高差30mほど。笹に捕まって体を持ち上げました。登り切ると観光道路までは風倒木被害跡や造林地なので歩きやすいです。
観光道路を過ぎると四方嶺の稜線へのチャレンジです。急登でどんどん傾斜がきつくなりますが、北斜面で雪が固くて登りやすかったのが幸いでした。登りきるとすこし木々が邪魔ですが、本日一番の俱多楽湖がどーん。ここが一番キレイに撮れた気がします。
四方嶺への稜線は微妙なアップダウンの連続。しかも腐れ雪でシューが重たい!で、なんとか四方嶺への尾根に到着し、気合で四方嶺を目指す。いやぁ、大した登りでないのに、足が出てこない。若い体力が欲しい!
何度も止まりながら偽ピークを通過し、すぐに祝、四方嶺登頂〜!。登別の街並みや遠くには渡島半島の山々が見える。恵山、久しぶりに行きたいな。暴風なので、写真を撮ってすぐ撤収。さようなら四方嶺。
完璧な周回跡を残すため、残りの稜線も歩くも、最後のP402にヘロヘロに。なんとか観光道路にたどり着き、「ふい〜、でもコンプリート!やりました〜👍」。
あとは来た道のり淡々と戻って無事?の下山となりました。お疲れさまでした〜。
いやぁ行けたよ〜、クッタラカルデラ周回。雪の量、気温、天候、全てが揃わないとやる気になれなかった。毎年タイミングが悪くてお流れだったんだよね。とっても嬉しいな。さてと次はどこ行こうかな。その前に足首治さんと。実は案外重症です💦。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ササの深い湖の外周を、ぐるっと周回できるのは
積雪期限定なのでしょうか。
冬しか歩けないところを進むのは
楽しいですね。いい条件だったご様子
何よりです。
北海道の山は、火山地形を残してる山が多く
魅力を感じます。
komakiさん、こんばんは〜。コメントありがとうございます!
クッタラ周辺は元々積雪が少なく、厳冬期は積雪があっても緩いため歩くのに苦労します。そのため積雪量が多く、かつ春山への入りかけの若干雪が締まった時期でないと、あの笹山を登るのが難しいと思い、ずっと今時期を狙っておりました。正直この2〜3週間が入山条件として的確な時期と判断しています。
北海道では植生限界が低いこと、火山活動が活発なこともあり、火山地形が良く残っています。道南(渡島駒、恵山)、道央(ニセコ、支笏洞爺、大雪)、道北(利尻)、道東(阿寒・知床)、迫力のある荒々しい火山地形が残ってます。自分が火山好きなのもありますが、そんな地形を撮影するのが好きで登っています。来られる際は、是非火山を狙ってみてください。マイナーな山でも満足間違いなしです
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する