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Yamareco

記録ID: 2931138
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ハイキング
近畿

朽木の大トチノキ散策と正座峰・叫び越え

2020年04月08日(水) [日帰り]
 - 拍手
エスエス その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:08
距離
6.0km
登り
537m
下り
567m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:59
休憩
1:09
合計
5:08
距離 6.0km 登り 537m 下り 569m
9:23
50
下古屋
10:13
27
10:40
30
谷への下降点
11:10
11:25
15
トチノキ散策
11:40
12:25
62
稜線・昼食
13:27
13:35
20
13:55
13:56
35
14:31
南桑原
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
2020年04月08日 11:14撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
4/8 11:14

感想

朽木の大トチの木は何度か耳にしていたが、見に行ったことはなかった。WEBで大トチ探索のGPS軌跡を入手したので今回計画をした。コースは古屋→早谷越え→638mピーク→コル→能家側の谷に下降(大トチ散策)→稜線→707mピーク→正座ケ峰→叫び峠→南桑原であるが、早谷越えの道が難渋していそうであったので、下古屋から登り窯施設のある裏山から尾根を登って早谷越えのすぐ西のピークへ出てから当初のコースを行くことにした。
南桑原バス停脇に駐車して、朽木バスを待った。小型のバスには乗客は誰もなく、我々3名だけだ。下古屋バス停で降車して、建物の裏手へのコンクリート道を進むと倉庫があり右手山側には登り窯のような施設があった。ここの前を通過してすぐ奥の尾根の登り口から雑木林風の尾根を登ると踏み跡は微かにあったので安心してここを登路として山頂まで一気に登った。山頂は北側にも続き最北端に行くと北に水無山が尾根伝いである。
このピークから南に下ると、すぐに早谷越えであって、古屋と能家の行きかう道のようで、更に近年『SHIGA1』と称されるトレイルランのコースの通過点でもあるようだ。テープが汚らしく靡いていた。
早谷越え周辺はやせ尾根であるが、すぐに登りやすい尾根となり三国岳と経ヶ岳を見ながら稜線歩きで638mピークに達した。ここから東に向きを変えて少し下降すると、大トチの木への下降点のようだ。すぐ下は急斜面で、少し西(左)に小尾根が降りているようなので、そこを下降するも踏み跡はないのでGPSの軌跡を頼りに忠実に降りるが急斜面には変わりはない。かなりの斜面ではあるが、小さな灌木を頼りにズルズルと不安定な斜面を恐る恐る下降する。すると下に大きな木が見えてきた。その幹に何か看板状のものが見える。『あれだ、きっと』と下降の怖さも薄れる感じである。やはり、一度業者に買われた大トチの木を買い戻したもののようで契約解除などの説明がされていた。何本かこの斜面にあるが、簡単には移動できないので時間をかけて3、4本の大トチを見物したが、その大きさには驚く以外なにもない。見物は終わったので稜線まで登り返さなねばならないが、降りた斜面ではなく、上から見ていてこれは急斜面だと言っていたところを喘ぎながら、足を滑らせて這い登った。稜線にたどり着いて、これで一安心だと昼食とした。
昼食しながら、下の今いた斜面のズーっと下にはコブシかタムシバの白いものが無数に見えるではないか!何と沢山あることかと感心したが、この後も右に左にこぶしでなく、タムシバが嫌というくらいに今が盛りと咲き誇っていた。
707mピークを過ぎて、正座ケ峰手前の700mピークの手前に山の中にも関わらず、コンクリート製電柱があってピークに向かっている。そこには大型のTVのアンテナのようなものが設置されていて小さな小屋がフェンスに囲まれていた。周りは背の高い針葉樹に覆われ電波が届きにくそうで、何の目的のアンテナだろうかと訝しく感じた。
すぐそばには林道があって正座ケ峰近くまで続いているようだ。この頃スマホの電池が切れてGPSは機能しなくなってしまった。予備バッテリーは必須だなと再度認識させられたので、今度購入しようと思う。出てくるときに88%の電池であったのに早くもなくなるとはおかしいなと思ったが、思いついた。GPSを今回試しもあって、3アプリ同時起動していたのだ。それで早く電池切れが生じたのだからやむをえないことであった。
正座ケ峰にあっという間に到着したが、三角点はあるものの標識は何もなく地図で確認するだけだ。他のメンバーのGPSで本当にこれだなと確認した。あとは下りのみで快適だと安心しきっていたが、後でとんでもなくシンドイ羽目に陥って難渋することは予想だにしなかった。緩やかな稜線を下っていくと、叫び峠(越え)の標識があって、桑原、平良、雲洞谷と示されていた。桑原に下る道は林道風で快適そうな雰囲気が漂い、ルンルンの散歩だと思っていた。
しばらく良い道であったが、右の斜面からの土砂で道は覆われ傾斜の道になっていて、足場の確認などしながら谷側を注意して進む有様である。そうこうする内に前方に倒木群が現れてきて、跨いだり潜ったりと何とか進めていたものの、倒木の大きな根が目の前に立ちはだかっている場所に来て、何処をどう進むべきか?考えても判らない。行くしかないので、急斜面の倒木群の下と上を越える以外にないのである。途方に暮れながらも、一つ一つ越えるしかないのだ。一つ終わった倒木群は結局は4個所もあって、泥だらけになって這い出してやっと元の林道状の道に出て樹林内に入ったのでこれで安心だと安堵した。これまでずーと右へのトラバ−スの連続であったが、ここからつづら折れのジグザグ道になった、下の方に道路や家並みが見えだしたころ、右に細い林道が分岐していたが、メインの林道をしばらく進むと南桑原バス停への沢でなく1本南に下る林道であった。県道に出て南桑原バス停まですぐではあったが、林道の分岐で地図を確認すべきであったと反省である。これが山里近くだから問題ないが、山奥であればとんでもなくシンドイ思いを再度要求されるかも知れなかったかと思うと、知らない土地での行き先確認はきめ細かくしないといけないと思い知らされた。
大トチとタムシバに楽しませてもらうとともにコース確認の重要さ、更にはスマホの電池対策にも心せねばと教えてもらう山行であった。
"八"、"竹" L

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