皆子山



- GPS
- 04:24
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 608m
- 下り
- 613m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にありません |
写真
感想
2,3日前に湖西に雪が降ったらしいので、皆子山に行こうか?ということで急に決めて行ってきた。初めはスノーシューやワカンを持参してと連絡をしたが、R367の平集落付近駐車場での雪の状況から、車に置いていくことにした。空は雲が多いが青空も少し見える。風もないし、暖かい感じがする。
平集落の正教院裏の地蔵さんは綺麗な着物を着せられている。その脇から登りが始まるが、雪はほんの少しで落ち葉が沢山でズルズルと滑りそうで嫌な感じだ。そのうちに斜面が急になってきて足元が悪いので、ヨタヨタとした歩きで誠に心もとない歩みなのは、歳のせいかもしれない。急斜面はしばらく続き急に開けた尾根に出たので、一服だ。南方向の光景が広がっていて、琵琶湖迄よく見えし、西折立山(府県境ピーク)が目の前である。そのピークを東に辿ると折立山と権現山が見える。昨年末に花折峠からナッチョまでの縦走では年末の雪でかなりのつぼ足ラッセルを強いられたのが思い出される。
積雪量が徐々に増えて足元は固まりだして歩き易くなった感がする。しかし941mピークまでの登りはやはりシンドイものがある。そのシンドサを補う以上に周辺の景色が冬の蒼空の中に屹立している様はここに来た者しか味わえない光景である。いつの間にか寺谷からの道と皆子谷からの道を合わせると、すぐ先が皆子山山頂だ。
数日前の皆子山頂の写真は雪がほんの少しであったが、今日は何時もの雪があって冬の皆子に来たとの感慨に浸るにふさわしい感じであった。
山頂から西尾根を少し辿ると、皆子谷上部の広いゆったりとした斜面があるので、そこでランチにしようと更に雪道を進むと大きな斜面は真っ新な無垢な雪で覆われていた。今年の春に南尾根からここを通過して、皆子山の今まで知らなかった斜面に感激をしたのであった。誰もいない広い斜面で我々だけのランチ場だ。
空は益々蒼が鋭く木々と雪との組合せに下手な写真も写った景色がごまかしてくれることだろう。
皆子山頂からは比良山域は全てが見渡せるほどで、武奈ケ岳西南稜の白い斜面迄見える。蓬莱は山頂のリフト設備がズームでバッチリだ。真北にある峰床山も、大きなアンテナも鮮明だ。
京都府最高標高点の皆子山は360°の景観が見える位置づけなれど、山頂の少ない木々が少々邪魔をして連続的なパノラマが見えないのが残念極まりない。
下山は登った東尾根を帰るピストン山行だ。安心はできるが、登りと下りで同じコースを歩いても、必ずしも覚えていないことが意外と多いのである。先ほどここを通過したのか?と不安になることもままあって、記憶の曖昧さを年のせいばかりではないような気がするのだ。見る位置によって、ものの見え方が大いに異なることもその原因のような気がするが、やはり年のせいかも知れないと弱気になる自分もいる。
そんなこんなの内に登山口の地蔵さんに到着して、思ったより少ない雪の皆子山であったが、予定時間よりも1時間も早い下山に驚いた。それよりも短時間でありながら、何故か充実した山行きであったと納得して駐車地に戻った。
”八”、”竹” L
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